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(5)ソーシャルメディア対策が今後の外部対策だ!

ソーシャルメディア対策が今後の外部対策だ!

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Googleウェブマスター向けガイドラインにあるリンクプログラムについて考えてきましたが、今回もリンクプログラムについて解説させていただきたいと思います。

今回は
・他のサイトに配布される記事やプレスリリース内の最適化されたアンカーテキストリンク
・質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク
の2つについて考えてみましょう。

・他のサイトに配布される記事やプレスリリース内の最適化されたアンカーテキストリンク
これはプレスリリースを出してメディアサイトに掲載されるとき、そのページから御社のサイトにリンクを張るときに上位表示を目指す目標キーワードが含まれたテキストリンクを使ってはいけないという意味です。

代わりに http://www.suzuki.com/shousai.html
というようなURL部分がリンクになっていれば問題がないということです。

何故そうなのかというとGoogleは昔から、リンクテキスト部分に含まれたキーワードは、リンク先のページを意味するものであると見做すからです。

この厳しいルールはプレスリリースだけの問題ではありません。

例えば、私たちが他のドメインのサイトからリンクを張ってもらうときには上位表示したいキーワードを含めたフレーズでリンクを張ってもらう事を心がけてきましたが、今後は
http://www.suzuki.com/shousai.html
のようなURLをクリックするとジャンプするようなリンクにしたほうが安全になりましたのでそうしたリンクテキストで積極的にリンクを張るようにしてください。

URLが無理だとしても、会社名だけでリンクをしてもらうか、店名、またはサイト名だけでリンクを張ってもらうようにしなくてはなりません。

・質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク
次にGoogleがガイドラインで警告しているリンクは質が低いディレクトリ、つまりリンク集やブックマークサイトからリンクをたくさん集めることです。

これは残念ながら全日本SEO協会が2014年末まで提供してきたソフトが該当していました。

そのため2014年12月31日一杯でその提供を全て停止しました。それによりそうしたリンクは全て消滅しました。

ディレクトリで現在(2015年5月現在)効果があり、かつ安全なのはヤフーカテゴリ、クロスレコメンド、クロスメディアディレクトリの3つだけです。

理由は、これらに掲載することにより一定のトラフィックが発生する(ビジターが来る)ことが毎回確認されており、そうしたトラフィックの発生するリンクをGoogleは評価するからです。

これからはトラフィックの発生するリンクをいかに集めることが出来るか、それが新たな競争です。

そうした中で着々と効果が高まってきているトラフィック獲得手法があります。

それはソーシャルメディアの活用です。

自社サイトで何かコンテンツをアップしたら必ずFacebook、Twitter、Google+等のソーシャルメディアでコンテンツアップの紹介をしてリンクを張る事です。

このソーシャルメディアによるトラフィック効果は年々増えてきており、同時にGoogleの検索順位決定要因としても重要度を増してきています。

何故でしょうか?

それはソーシャルメディアにおいてはほとんど自作自演のやらせが出来ないからです。

やらせは少なくとも次の2つのメカニズムにより抑止されるようになっています:

(1)Facebook、Twitter等でやらせの投稿をしてトラフィックを稼ごうとしてもそれが続くと一定のソーシャルメディアユーザーがそのことに気付き、そうしたことを告発する投稿をするという社会的な自浄作用が働くから

これはアマゾンの書評などにおいても言えます。キャンペーンによりやらせの投稿を煽るようなことをすると現在では必ずと言って良いほど告発されます。それまでの著者に有利なヤラセの絶賛のコメントがむしろ倍返しで著者に跳ね返ってキャンペーンが台無しになってしまいます。アマゾン内にもこうした一定の自浄作用がしっかりと働くようになってきています。

(2)ソーシャルメディア運営会社がスパム防止のアルゴリズム改善をしているから

以前海外研修でFacebookの担当者のプレゼンを見た時に見せられたスライドがあり、そこにはやらせをするとコンピューターグラフィックによりヤラセの実態が可視化される様を見せられて驚いたことがあります。

彼ら主催企業は相当洗練されたアルゴリズムを日々改善しています。何故でしょうか?それはそうしたヤラセ、スパムが蔓延ったらかつての検索エンジン会社のように市場から退場するはめになるからでしょう。スパム防御はネット企業にとって生命を守るための正当防衛です。

極論を入れば、かつてのリンク対策は、ソーシャルメディア対策によって置き換わったと言って良いほどになってきているのです。

今の時代、「誹謗中傷されるリスクがあるから・・・」という理由でソーシャルメディアを企業が一切使わないというのは時代錯誤になっています。

何故なら、御社のより実績なく、商品力の無い企業でもソーシャルメディアを活用して集客に成功したり、それにより検索順位が上がるということを指をくわえて座視することはあまりにも悲しいからです。

かつてリンク対策に励んでいた方こそ、その時のテンションでソーシャルメディア対策をして下さい。

継続する限り、3ヶ月で何らかの手応えがアクセス解析ログに見られるようになり、6ヶ月ではっきりと効果を実感できるようになるはずです。

ご成功を祈っています。

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