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コーナーや企画を設けて、複数の記事で攻めていく方法

コーナーや企画を設けて、複数の記事で攻めていく方法

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コンテンツSEOを実践していくうえで大事なことは、目標キーワードを含み、ユーザーに役立つコンテンツを継続的にサイトに掲載していくことです。


スモールキーワードや、複数キーワードであれば、記事をひとつ書いただけでもある程度の順位を獲得できるケースもありますが、通常は記事ひとつ書いただけでは上位表示は困難です。コーナーや企画を設けて、複数の記事(複数ページ)で攻めていく必要があります。では、どんなコーナー、どんな企画を設ければいいのでしょうか?


1)用語集コンテンツ

「上位対策したいキーワードを盛り込んで、どんなコンテンツを作っていけばいいだろう」と考えたとき、ひとつは「用語集」というアイデアがあります。

介護のサイトであれば「介護に関する用語集」、建築関係のサイトであれば「建築用語集」、証券会社のサイトには「証券用語集」など、インターネット上にはさまざまな用語集があります。インターネットは、調べるためのツールなので、用語集はユーザーにとって役に立つコンテンツということにもなります。

用語集のメリットは、大量のキーワードをサイトに掲載することができるという点です。用語の数だけ、ページ数を増やすことができますし、ユーザーとの「出会いの場」が増えていくことになります。

事例集やインタビューページのような複雑なページを作るよりも、手軽に取り組めるというメリットもあります。ただし、コンテンツSEOの観点から、二つの注意点があります。

1)文字数

用語数は、用語解説だけ書くと、短い説明で済んでしまうことがあります。短い文で用語の意味が伝われば、用語集としての目的は果たしていますが、コンテンツSEOの観点では、不合格です。テキストの量を、500文字くらいは書いてください。テキストの量は、キーワードを適切な割合で含んでいれば、多ければ多いほど効果的です。

2)重複コンテンツに注意

用語集はインターネット上にたくさん掲載されていますので、一般的な用語説明だけを書くと、重複コンテンツになってしまうことがあります。パンダアップデートにより、重複コンテンツはグーグルからペナルティを受けますので注意が必要です。対策としては、まず、似たような用語集がないか事前にチェックすることが大事です。また「●●とは」で検索して、他のサイトでどのように説明されているかも目を通しておくとよいでしょう。用語集を作るときは、各用語に自分なりの解釈を加え、例を入れ、オリジナリティーの高い用語集を作りましょう。

2)お客様の声コンテンツ

「お客様の声」は、いまやサイトになくてはならいコンテンツです。購入を決断するための判断材料として、お客様の声やレビューを参考にする人が増えているからです。お客様の声を「購入を迷っている人に安心感を与える役割」、または「購入を躊躇している人の背中を押す役割」と考えている人は、多いと思います。ただ、それだけではもったいないです。

用語集の説明でも触れましたが、「重複コンテンツに注意すること」は、サイト制作を進めるうえでとても重要なポイントです。そう考えると、「お客様の声」は極めてオリジナリティーの高いコンテンツだと思いませんか?

「すでにお客様の声や、ユーザーレビューのコーナーは作っている」という方は、SEO的な視点も加えてみてください。ポイントは2つ。

1)タイトルと小見出しの工夫

お客様の声をそのまま掲載するのではなく、ちょっとしたタイトル、または小見出しを付けてみましょう。その際、タイトルや小見出しの部分に、目標キーワードを盛り込むのです。

たとえば、こんなお客様の声をいただいたとします。



母の日に、メガネケースを買ってほしいと頼まれたので、こちらの商品を購入しました。
母の好きな色がオレンジ色なので、ちょっと派手かなと思ったのですが、迷わず購入。
もうすぐ65歳になる母は、大喜びでした。



お客様の声を勝手に修正するわけにはいきませんので、小見出しを入れてみます。



【かわいいメガネケースに65歳の母が大喜び】

母の日に、メガネケースを買ってほしいと頼まれたので、こちらの商品を購入しました。
母の好きな色がオレンジ色なので、ちょっと派手かなと思ったのですが、迷わず購入。
もうすぐ65歳になる母は、大喜びでした。かわいい!を連発してくれました。



「かわいい メガネケース」「メガネケース 母」などでヒットしやすくなります。

もうひとつ、例をご覧ください。



春から、ダイエットのためにヨガを始めようと思ってヨガマットを探しました。
春らしいピンクを購入させていただきました。
思ったよりも厚みがあり、クッション性があって寝ころんだ感覚も最高でした。
初心者ですが、やる気が出ました。




こちらも、小見出しを入れてみます。



【初心者用ヨガマット、クッション性に満足】

春から、ダイエットのためにヨガを始めようと思ってヨガマットを探しました。
春らしいピンクを購入させていただきました。
思ったよりも厚みがあり、クッション性があって寝ころんだ感覚も最高でした。
初心者ですが、やる気が出ました。



「初心者 ヨガマット」「ヨガマット クッション性」などでヒットしやすくなります。


2)テキスト化する

手紙、はがき、ファクス等でいただいた「お客様の声」を「スキャナーで取り込んで、サイトに掲載している」という方も多いと思います。手書きの手紙や写真などは、サイトに賑わいを出し、真実味があり、説得力満点のコンテンツです。ただし、スキャナーで取り込んでしまうと、せっかくの「お客様の声」が画像になってしまいます。コンテンツSEOの観点で、ひと工夫してください。

あるECサイトでは、お客様の声(お手紙、はがき、ファクス等)を画像化した後で、すべてもう一度、テキスト入力も行っているそうです。つまり、スキャンした画像とテキストの両方をサイトに掲載してということです。グーグルのロボットは、テキストだけを読み込んでいきますので、画像だけの「お客様の声」よりも、SEO的に有利となります。


いかがでしたか? コンテンツSEOに取り組むために、用語数や「お客様の声」を活用してみてください。私の本の中では、16社の企業様が、いろんな形でコンテンツSEOに取り組んでいる事例を紹介しています。よろしければ、お読みください。ご参考になれば幸いです。


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