(12)アフィリエイトサイトへのGoogleからの警告
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今回のテーマは「アフィリエイト プログラム」です。
アフィリエイト プログラムに関してGoogleはウェブマスター向けガイドラインで次のように警告をしています。

この警告はアフィリエイトをしている方だけではなく、ネット上でビジネスを行っている企業全てに対しての非常に重要な警告です。
何故ならここで警告されていることは現在ネット集客をする上でとても重要なコンテンツの取り扱いに関する具体的な注意事項だからです。
この注意事項を守ってサイトのコンテンツを作らないとアフィリエイトだけではなく、企業のサイトもペナルティーを受けることになります。
Googleがここで警告してることは:
・ユーザーに付加価値を提供するサイト作りをしないとならない
・他のアフィリエイトサイトや、ウェブサイトにも掲載されいる情報をそのまま掲載してはならない
・Googleの検索結果に同じようなコンテンツが書かれているサイトを表示すると、ユーザーの利便性を妨げることになる
という点です。
意味合いとしては、他のサイトにも載っているようなコンテンツを載せているサイトは付加価値が無いので上位表示は出来ないという事です。
さらにGoogleは次のようにとても具体的に注意事項を解説しています。1つ1つ見て行きましょう。

これは書いている通りですが、重要な点は商品を販売している企業のサイトに書かれている紹介文、仕様、その他データをただそのまま自社サイトにコピーしているだけではスパムとして見做し上位表示はさせないという点です。
しかし、独自の商品に対する感想、客観的な評価、類似製品との比較などを文章を書くことにより掲載すれば、多少他のサイトに書かれていることが混ざっていても検索順位は下がることはありません。
具体的にどの程度まで他のサイトの類似が許されるかというと私が見ている限り20%程度までです。
残り80%以上は独自コンテンツという付加価値をつける必要があります。
独自の付加価値というのは自分自身の経験を書いたり、あるいは独自のリサーチをして自分の意見を書くことです。
もう一つの付加価値をつける方法はネットユーザーや既存客に文章を書いてもらいそれをサイトに載せることです。
このやり方をWeb業界では「UGC」(User Generated Content)つまりユーザーが生成したコンテンツと呼んでいます。
UGCを集めるのがうまい企業は、食べログ、アマゾン、アットコスメ、トリップアドバイザー等の成功企業です。
インターネットは本来企業そのものが主役なのではなく、個人が主役のものです。個人のサイトなら個人の意見や体験を書くことが求められますし、企業のサイトにおいてもそこで働く人がどういう経験をシェアしようとするのか、どいういう意見を発表したいのか、そこが読者に求められるポイントです。
そこを避けていては、個人のアリフィエイトサイトも企業サイトも結局は他のサイトを見れば載っているような一般論のコピーや焼き直しになり何の付加価値も付けられないコンテンツになってしまいます。
そのようなコンテンツはGoogleからスパム扱いされるかどうか以前の問題としてネットユーザーが長時間読んだり、そのサイトに長く滞在しようという気持ちすら分かっていないのでトラフィック(アクセス)は稼げません。トラフィックの稼げないサイトはもはやGoogleでは上位表示は出来ない時代に入っているのです。
類似サイトに対するペナルティーであるパンダアップデートが導入された後は日に日にこうしたコンテンツの独自性を持たないサイトの検索順位は落ちるようになりました。
パンダアップデート導入前に付加価値のある独自性の高いコンテンツが無くても上位表示していた経験がある人ほど完全に意識を変える必要があります。
ただし、以前も別の記事でご報告しましたが、NAVERまとめサイトや、一部の動画まとめサイトなどの人気まとめサイトで人気があるものは例外となります。
何故ならそれらはいち早くユーザーのために最新情報を頻繁にアップしているのでユーザーも頻繁に見に来て、それがトラフィックを増やし、トラフィックが増えているサイトは独自性が薄くても上位表示するからです。
これを私はセミナーでは「トラフィックは全てを許す」と呼んでいます。
どんなに内容が薄くても、どんなに独自性が低くてもユーザーがそのサイトを支持するならそのサイトの検索順位をGoogleは落とすことは出来ません。そのようなことをしたらGoogle自らが自分の人気を落とすことになるからです。

昔良く見かけたのがアフィリエイトサイトのほどんど全てのページに単に商品販売会社が自社サイトに書いている商品説明文、仕様、価格情報、会社住所、お客様の声などをそのまま転載しているだけのものが検索結果の上位に出てきたことがありましたが今そのほとんどが上位表示出来ません。
そしてそのことを知っているアフィリエイターはもはやそうした単純な転載サイトは作らなくなりました。
稼いでいるアフィリエイターはコンテンツ造りのプロです。
ある意味、企業ですら知らないコンテンツ造りのノウハウを独自に集積して業績を伸ばしています。
以前私のクライアントでアフィリエイトサイトで並みの企業以上に稼いでいた方がいてその方の事務所を見ると10人くらいの人たちがコンテンツを書いて、サイト更新をしている風景を見たことがあります。
その時の私の感想は「コンテンツ工場」です。
彼らが作っているいるのは自分の感想や意見を自分の経験に基づいて書いたり、たくさんのリサーチをしてユーザーのためにわかりやすくまとめたアフィリエイトサイトです。
こうした付加価値を高めようという姿勢は企業サイトを運営している方は良い見本として参考とするべきです。
どの企業も自然検索で上位表示をしたいなら今後は「コンテンツ工場」、「コンテンツ工房」、「コンテンツメーカー」を目指さなくてはならなくなってきました。
この道を避けるためのオプションは2つあります。
1つは前述のUGCと手法を利用して、ネットユーザーがコンテンツを書き込む理由と、それをとてもやりやすくするための投稿の仕組みを作り磨きをかけることです。
2つ目はあまりおすすめできませんが、お金の力で広告を書いて集客することです。この場合は収益管理を株式投資のようにきっちりとするスキルが求められます。

ここは非常に重要な部分です。
なぜネットユーザーが直接販売者のサイトにアクセスせずにアフィリエイターのサイトを見るのかという根本的な理由を考えなくてはなりません。
その根本的な理由というのは販売者は結局、自社商品可愛さに主観的に自社商品を売り込もうとする傾向があります。
自画自賛の態度です。そしてそれでは不安なので弱さを補強するために、最近ではとても残念なことにお客様の声の捏造だとか、ステマのようなヤラセが増えていると見聞きすることがあります。
そうした売り込み臭漂うサイトでなく、ユーザーは同じユーザー目線に立って消費者としての視点の感想や独自の分析結果を見たいのです。
インターネットが普及する前は雑誌がその役目をおっていましたが、結局商業雑誌というのは多くのパソコン関連雑誌やファッション雑誌がそうであるように企業によってスポンサーになるための広告費や何らかの料金を払っているところばかりが特集されたり、賞賛されているという商業主義に侵されていることに気がついてきました。
新聞やテレビですら大手スポンサーを批判することは出来なくなってきています。
そうした中で未だ希望を持てるのがインターネット上の口コミです。
まさにその口コミとして期待されるのがアフィリエイターや今流行のFacebookやTwitter、Youtubeなどのソーシャルメディアです。しかし、だからとってお金をたくさんもらえる企業の情報だけを掲載するとステルスマーケティングというレッテルを張られて炎上したり、信頼を失うこともありますので気をつけなくてはなりません。

これもやはりスポンサー先にありき、売り込みたい商品が先にありきだと商業雑誌のようになってしまうので、商品のことから書き始めるのではなく、そもそもネットユーザーがどのような問題を抱えていて、その問題を解決するのにはどのような事が必要なのかを客観的に説明し、それを解決するためにこそ自社商品・サービスがソリューションなのだと伝えたほうが良いです。
そして出来れば自分が実際に試したあるいは、念入りにリサーチしたこの商品、このサービスがお勧めであと言えばセット居力が増して成約率アップが可能になります。なるべく客観的な理由はこうだと説得力をもって説明する必要があります。

これは自分が自社サイトの独自コンテンツを増やさなくても読者が感想や意見を投稿できるインフラを作れば自然と独自コンテンツが集まるのでGoogleはこうしたコミュニティー作り、運営を評価するという意味です。
さらにもう一つ評価されるのは、そうした投稿をするために新規ユーザーだけではなく、リピーターユーザーが来るのもトラフィックというもう一つのGoogleの評価基準を満たすことになり上位表示に貢献します。


これこそが何故まとめサイト、いわゆるキュレーションサイトが独自コンテンツが少ないのに上位表示をするのかのGoogleからの直接的な説明になります。

そして最後にGoogleがアフィリエイトサイト上位表示の条件として結論をするのは・・・
(1)目標キーワードと関連性を持たせること
(2)独自コンテンツを提供すること
(3)他人のアフィリエイトサイトと内容を差別化すること
の3つです。
独自コンテンツとは結局何なのか?
それはアフィリエイターという個人も企業の担当者という個人も、個人の経験に基づいた感想や意見を積極的に表現したものになります。
これこそがSEO対策の成功を目指す上で必要なコンテンツSEO時代の生き残りの鍵です。
そしてこの個人の表現こそがインターネットという世界の最大の面白さなのではないでしょうか?
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