SEO用語解説 - I
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ISP(Internet Service Provider)とは何か?
執筆:一般社団法人全日本SEO協会代表理事 鈴木将司
作成:2022年3月25日
ISP(Internet Service Provider)とは一般的にはプロバイダー、またはISPと呼ばれています。名称そのものを聞くことがあっても、意味を的確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。
ISPの役割(意味)はネットワークの技術的な知識が無くても、低コストでネット接続が出来るサービスを提供することです。
更にかんたんに意味を説明すると、IPSという名の通り、インターネットに接続するサービスを提供することです。回線事業者と混同されがちなのですが、役割が異なります。回線事業者はインターネット接続に必要な回線を提供する会社で、ISP(プロバイダー)は回線を利用してユーザーがインターネットに接続するサービスを提供する会社です。
過去、インターネットを利用するためには?
今では当たり前のようにいつでもどこでもつながるインターネットですが、実は多くの企業が多額の投資と多大な努力のうえで実現しています。
かつてインターネットを利用するためには、学校、会社、どこでも自分自身で設備を構築する必要がありました。サーバーやルーターやケーブルなど多くの機材を用いて、自ら接続作業をすることなしではインターネットは利用できなかったのです。その結果、ほとんどが自分自身でインターネット接続までの作業を完了できなかったために、インターネット開通までの作業代行をする会社が誕生しました。
スマートフォンでのインターネット接続が普及する前は、NTTなどの電話局とインターネット接続のための契約をして、更にソネット、OCNというようなISPとも契約しなくてはいけなかったのです。
このようにインターネットを利用するためには二つの企業との契約が必要でした。
今では皆さんが利用されているように、スマートフォンを買ってドコモやauやソフトバンクと契約するだけです。電源を入れて、設定をすればすぐにインターネットを利用できる便利な時代になりました。
ダイアルアップ接続とは?
当時、インターネットはダイアルアップ接続しかできませんでした。インターネットへ接続するために電話回線を用いる形態をダイアルアップ接続と呼びます。さらに詳しく説明していきます。
ダイアルアップ接続をするためには、上記の図(国内のISP)にあるように、ビッグローブ、ソネットなどのISPと契約します。加えて、ネット接続するための回線が別途必要だったのです。
なぜなら、ADSLとかISDNというインターネット接続専用の回線が当時はなかったからです。そこで登場するのが「モデム」や「電話線」を用いてインターネット接続をするダイアル接続ということです。下のイメージ図を参照してください。
今では信じられないですが、当時は自宅や職場の電話線を分岐させ、モデムを通じてパソコンに線をつなげなければ、インターネットを利用することができませんでした。
しかもインターネット接続時は電話回線を使うため、電話がかかってきても電話を受けることができませんでした。また費用面でも、ネット接続の料金と別に電話代が必要になるため、思う存分インターネットを利用すると、1ヶ月に10~20万円もお金がかかりました。
今はインターネットの*常時接続が安価にできることが当たり前にはなっていますが、昔は技術面でも費用面でも高いハードルがありました。そのため、企業も個人も発信したい情報があっても、なかなか発信ができなかったのです。
*常時接続とは馴染みがない言葉ですが、文字通り常にインターネットに接続されていることを指します。インターネット初期の標準であるダイアルアップ接続との対比で生まれた用語です。
現在のインターネットの標準である常時接続
今では毎月5~6千円くらいの費用で、利用時間に制限なくインターネットを利用できます。加えて、過去よりも圧倒的に早いスピードでダウンロードやアップロードができます。
今日の企業活動においてはインターネット・ウェブサイトの効果的な活用は必要不可欠です。見込み客に役立つ情報を発信し、届けることができれば、認知度の向上、売上や利益の最大化を狙えるでしょう。
まとめ
今回はISPの役割(意味)を過去の変遷からさかのぼって解説しました。
今では大衆化し、小学生でも利用することが当たり前になるほどのインターネットですが、ひと昔まではインターネット利用にいくつものハードルがあったことが理解いただけたと思います。
更にISPに加えて、常時接続やダイアルアップ接続について知りたい方は、更に細かく解説しているサイトがありますので参考としてリンクをご確認下さい。
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