SEO用語解説 - と
トップページの意味と役割
トップページとは?
トップページとはWebサイトを雑誌や本にたとえた場合、表紙にあたる最上層のページのことです。
トップページは正式にはインデックスページと呼ばれます。インデックス(index)とは英語で索引という意味です。そのため、Webサイトのトップページのファイル名は「index.html」、または「index.htm」という名前を付けます。
WWWが始まったばかりの初期のWebサイトのトップページはまさにインデックス(索引)のようにWebサイトの中にどのようなWebページがあるかが 一目でわかる目次のような作りでした。
《1998年当時の人気ポータルサイト「Netscape Netcenter」のトップページ》
トップページのデザイン
文字が少ないトップページや、画像ばかりのトップページというのは、Googleが理解しにくいタイプのトップページです。
しかし、Googleが理解しやすいようにと文字を増やしても、Googleはあなたのサイトを全て理解してくれない場合があります。
インデックスクローラーは、文字がトップページにたくさんあっても、トップページからあなたのサイトの他のページへのリンクが少ない場合には、あなたのサイト全体を見てくれない可能性があるのです。
あなたのサイトの全てのページをインデックスクローラーにしっかりと見てもらうために有効な方法というのが、トップページのデザインをインデックスクローラー向けにするというものです。
トップページのデザインを、インデックスクローラーがサイト全体を隈無く見てくれるようなものにすることが大切なのです。
トップページのデザインとしてお勧めしたいものは、リンク先をメニュー形式にして、サイトの主要なコーナーへリンクを張る形です。
たとえば、商品をカテゴリ分けするなどして、メニュー化してリンクを張るといった方法です。
このように、リンク先をメニュー形式にすることで、インデックスクローラーがリンク先のページの情報を収集してくれる確立が高くなります。
トップページは「サイトマップ」のようなものだと考えよう
勝負ページ(このページだけは絶対に売上を上げると定めたランディングページ)をサイトのどのページにするかは重要な問題です。
トップページを勝負ページにしたいと考える方が多いのですが、勝負ページをトップページにするかどうかはあなたのネットショップの形態によります。
もし、あなたのネットショップが専門店の場合は、トップページを勝負ページにする意味があります。
SEOの観点から見れば上位表示されやすいというメリットがありますし、成約率が高くなるという効果もあります。
しかし、様々な商材を販売しているネットショップの場合には、トップページは勝負ページにするよりも、スーパーのちらしのように様々な商品を少しずつ紹介するタイプのトップページデザインがお勧めです。
トップページは単なるメニュー、サイトマップと割り切った方が良いでしょう。
トップページをサイト内にある勝負ページのリンク集という考え方をして、個別の勝負ページに力を向けるべきです。
サイトのトップページを企業の顔と考えて、膨大な時間やコストを費やすケースが多いようですが、様々な商材を販売しているネットショップの場合は、トップページにそこまで時間やコストをかける意味がありません。
トップページを何度修正しても効果が出ないということもあるくらいですから、勝負ページに力を入れてください。
トップページ発リンクの問題
トップページから他のドメインのサイトへ多くのリンクを張っているページは、その使い勝手の悪さからユーザーを不快にさせてしまいます。
Googleは、ユーザーにとって不利益なページを嫌いますから、そのようなページは上位表示されないようにペナルティを与えられることになります。
トップページから他のドメインのサイトへ多くのリンクを張っているページをGoogleが嫌うのには、他の理由もあります。
トップページから外部のドメインのサイトへリンクが張られると、張られたサイトの検索順位が上がってしまいます。
Googleは、このような安易なSEO対策を嫌います。
このようなSEO対策を行うサイト同士がリンクを張りあい、お互いのサイトの順位を上げあうことで、検索結果がユーザーにとって使いにくいものになってしまいますから、Googleはそのようなサイトにペナルティを与えることにしたのです。。
このペナルティによって、トップページから他のドメインのサイトへ多くのリンクを張ることで、検索の順位が下がっていくことになります。
このようなトップページを作っているときは、すぐにトップページからのリンクを減らすことが必要でしょう。
トップページ発リンクへのペナルティ
こうした理由で「トップページから他のドメインのサイトへリンクを一定数以上増やすと、検索順位が徐々にさがる」「さらに極端に他のドメインのサイトへのリンクを増やすと、何十位も検索順位が下がる」ということが起きます。
これは、そのようなトップページを構築するサイトへのGoogleからのペナルティです。
トップページはそのサイトの入り口です。
サイトを訪れたユーザーは、トップページというサイトの入り口から、このサイトにはどのようなページがあるのかと期待して、興味のあるページへのリンクをクリックしてその先へ進んで行こうとします。
このときに、トップページに外部サイトへのリンクがべたべたと張ってあったらどうでしょうか?
ユーザーは、不便だと感じてしまわないでしょうか?
Googleは、ユーザーが不快に思うサイトを嫌い、そのようなサイトが上位表示されないようにペナルティを課すのです。
ただし、関連性の高いサイトへのリンクであるならば3つから最大でも5つくらいまではリンクを張っても構いません。
ただその場合は、ページ内の文字数を増やすようにして下さい。
ページ内の文字数が数百文字くらいしか無いのに外部サイトへのリンクばかりなのは不自然だからです。それではまるで単なるリンク集のようにみえてしまいます。
また、Googleから見ると他のドメインのサイトにリンクをしてユーザーを誘導するだけの「誘導ページ」のようにすら見えてしまうでしょう。
Googleは誘導ページのことをドアウェイページと呼び、ドアウェイページはGoogleのガイドライン違反だということを様々なところで言って警告を発しています。
トップページからのリンクの張りすぎは気をつけるようにして下さい。
《GoogleのSearch Console ヘルプにある誘導ページへの警告》
※出典:https://support.google.com/webmasters/answer/2721311?hl=ja
《Googleウェブマスター向け公式ブログにあるドアウェイページへの警告》
※出典:https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/01/doorway-page.html
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