SEO用語解説 - す
スプラッシュページとは?
スプラッシュページの意味
トップページの直前に設置する、1つの大きな画像や映像を表示するだけのページのことをスプラッシュページと呼びます。
主にスプラッシュページでは、大きな画像やFlash動画などが中央に配置され、「Enter」や「入口」といった名称でのリンクが1つだけ存在します。
このスプラッシュページは、SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)面ではデメリットでしかありません。
イメージが重要なプロモーションサイトなどで、デザインの一部として活用したいなどの理由がある場合はともかく、そうでないならほとんど意味がありません。
よほど芸術的なデサインやイメージが重要なのでない限り、スプラッシュページの使用は避けましょう。
スプラッシュページを設けたい場合
極力スプラッシュページは使用しないほうがいいのですが、どうしてもスプラッシュページを設置したい場合、最適化に必要な要素をスプラッシュページにも含めるようにしましょう。
ある程度の分量の文章をHTMLの各要素を活用して記述すれば、スプラッシュページでも特定のキーワードに最適化することは可能です。
そのことで、スプラッシュページが検索結果にヒットできる可能性が高められます。ただし、その労力を使うならスプラッシュページをなくす方が容易にトップページを最適化できるでしょう。
もしご自身がスプラッシュページを用意する必要がない場合、スプラッシュページは廃止しましょう。トップページの見た目を重視したくてスプラッシュページを用意したい場合、トップページの上部や右上端などにビジュアル的要素を配置する領域を用意することで代替できないか考慮して下さい。
スプラッシュページは使えるのか...
必ずしもトップページからユーザー、見込み客は閲覧するとは限りません。つまり、スプラッシュページが必ず閲覧されるとは限らないのです。
Googleはトップページだけをインデックスして検索結果に表示するのではなく、サイト内の全てのページをインデックスしてその検索対象にしています。その結果、Googleを使うユーザーはどのページに突然やってくるのか誰も予想ができません。
大きな画像や映像を1つだけ配置している場合、そのページにはテキストで記述された文章量が少ないため、検索エンジンが拾う情報はほとんどないことになります。
その結果、スプラッシュページが検索にヒットすることが無くなってしまいます。検索エンジンにヒットしなければ、スプラッシュページの意味が無くなってしまいます。
又、ユーザー、見込み客がスプラッシュページから閲覧を始めた場合、情報を得るためにクリックが1回必要になってしまいます。結果、スプラッシュページの読み込み完了を待つ時間が無駄に感じられてしまう可能性もあります。ユーザー、見込み客にとって必要ではないものは存在していても意味はありません。
Googleが高く評価するのはテキスト(文字)部分です。Googleで上位表示にするには画像だけではなく、テキストを増やす必要があります。スプラッシュページを作ることに時間をとられてしまい、Googleが評価するテキストを増やす時間を失ってはなりません。
スプラッシュページを使用した際のデメリット
スプラッシュページ(フル画面表示されたFlashや動画などをトップページに表示したページ)を使用することで発生するデメリットは、サイト内の各ページヘのリンクなどを配置したトップページと、その直前のスフラッシュページの2つが存在するので、トップページが2階層になってしまい、獲得リンク数が分散してしまうことが考えられます。
・スプラッシュページ=外部リンクは集まるが、内部で最適化しにくい
スプラッシュページを用意している場合、リンクしてくれる人々はおそらくトップページではなくスプラッシュページにリンクしてくれるでしょう。
すると、スプラッシュページは外部リンクを多く獲得できることになります。しかし、自身のサイト内のほかのページから「トップに戻るリンク」を作る際は、スプラッシュページではなくトップページにリンクするでしょう。すると、得られる「被リンク数」がスプラッシュページとトップページに分散されてしまいます。
また、スプラッシュページには文章量が少ない(もしくはまったくない)ために、キーワードを用いた最適化ができません。これらのように内的要因での最適化ができないため、検索結果の上位に入ることは期待しにくくなります。
・トップページ=内部で最適化はできるが、外部リンクが集まりにくい
トップページが内的要因から最適化できていれば、このトップページに外部リンクを多く集めることで、大きなSEO(検索エンジン最適化)効果が期待できます。
しかしスプラッシュページがある場合は、外部リンクがスプラッシュページに集まってしまうため、トップページには集まりにくくなってしまいます。
このように、Webサイトの最初が、スプラッシュページと、トップページの2段階構成になっている場合は、「外部リンクを獲得できているページ」と、「内的要因からの最適化ができているページ」が異なります。その結果、検索エンジンからの評価が分散してしまい、どちらのページにもあまり大きなSEO効果が期待できません。
【スプラッシュページについて解説しているサイト】