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デジタルマーケティングは正直面倒ですが・・・

2015年03月06日
今日は、大阪でSEOカンファレンスが開かれました。

https://www.zennihon-seo.org/conference.html

いつものようにカンファレンスが始まる前と後では自分の知識がバージョンアップしたことを感じました。
カンファレンスが始まる前の自分が幼かったとすら感じます。

それは会員の参加者様、認定コンサルタントの参加者様がともに他の会員の方のために非常に細かい事例を発表して、どのようなSEO対策を実施して、その後どのような結果が出たか、その経過を詳しく教えてくれるので参加者の誰もに対して説得力のある情報を提供してくれるところが理由です。

皆さんの情報を総合すると結局・・・

下手なリンク対策をするよりは、その時ネットユーザーが知りたがっているテーマを予測して黙ってコンテンツを作り、作りっぱなしではなくソーシャルメディアなど適切な告知手段を使って告知するというデジタルマーケティングのプロセスを実施することです。

例えばYoutube動画を作った時はそのままにするのではなく・・・

1、その動画を見てもらえるように自社サイトの目立つ部分に動画を貼り付ける

2、そのことをブログで紹介して自社サイトにあるYoutube動画を貼り付けたページにリンクを張る

3、Facebook、ツイッター、Google+、LINE@などで紹介文章を書いて再度自社サイトにあるYoutube動画を貼り付けたページにリンクを張る

4、既存客様へメールを出せる場合はメールを出してそのYoutube動画を見るメリットを書いてURLを載せ送信する

などのサイクルを黙って実施することです。

かつてのようにウェブサイトをいじるだけでウェブサイトの順位が上がる時代は終わりました。
そしてリンク対策をするだけで順位が上がる時代も終わりました。

今は、デジタルメディアで使えるところを使い多面的にPRすることが昔のリンク対策に匹敵するほど効果が出ます。

正直、スマホサイトを作るだとか、LINEはどうだとか面倒ではありませんが、逆に言えばそれらを黙ってやりさえすれば目に見える結果がそのうち出てくるという不確実性の時代から確実性のある時代になったのだと思います。

面倒なことではありますが、同士達がそうしたことを黙々と実践しているところを見るとこちらもやる気が出てきます。

本日大阪のSEOカンファレンスにお集まりいただいた皆様本当にありがとうございました。

リンク獲得競争の反省と2002年に目にした「SEO業界の予言」

2015年02月18日

先ほど夜のセミナーから帰ってきました。そのお客様は社内研修として呼んで頂いているところで毎回非常に熱心な社員さんたちが非常に熱心に夜遅くまでSEO対策のお話を聞いて頂いているところです。毎回お会いするのがとても楽しみな所です。

今回は私が今から13年前の2002年に目にした「SEO業界の予言」についてお話したいと思います。

その前にSEO対策の世界の変化について簡単に説明させて下さい。

2012年ころからSEO対策の世界で非常に大きな変化が起きました。

それまではとにかく他のドメインのサイトやブログからリンクを張ってもらえばもらうほど検索順位が高くなるという状況でした。そのため相互リンクを手当たり次第に依頼したり、お金にものを言わせてリンクを安く売ってくれそうなところを検索エンジンを使って探し出して「金を払うからリンクを売ってくれ」と突然メールを出すといういわゆるリンクバブルの時代でした。

そうしたバブルを終わらせたのはGoogleが2012年から実施したペンギンアップデートと、手動によるリンクに対するペナルティーの実施でした。

このアップデートが導入されて以来、別ドメインのサイトやブログからリンクを増やせば検索順位が上がるというリンクの数の論理の時代が終わりました。

質が悪いリンクを集めれば集めるほど検索順位が上がるのではなく、下がるようになったのです。

反対に質が悪いリンクを外すと検索順位が上がるという昔では考えられない現象が起きるようになりました。

そうしたプロセスはGoogleのアルゴリズムによってソフト的に自動的に実行されることもありますし、Googleが採用している2万人以上のクオリティーサーチチームという生身の人間が肉眼で悪質なサイトからのリンクかどうかをチェックして手動でペナルティーを与えるという謂わば「人海戦術」により現実のものとなりました。

さらに信じられない事が起きるようになりました。

それは検索順位を落としたいサイトがあったらそのサイトに不自然なリンクをたくさんするという逆SEOという戦術が見られるようになりました。

私はSEOコンサルタントという仕事を通じていくつものそうしたケースを見てきて我が目を疑いました。

さらには、質の悪いリンクを外す事を商売にするSEO会社も生まれるようになりました。

2012年になる前のリンクバブルの時は絶対にありえないというような状況が現実のものになりました。

私はリンクバブルが始まる前は自分のセミナーでは「リンクよりもコンテンツが重要だ」と言っていましたが、それだけでは当たり前の事を当たり前に言うだけでありセミナー受講者の方々に大きな効果を出してもらうことは非常に困難でした。

たくさんのお金を払って忙しい中お越し頂いている方には絶対に効果を出してもらわねばならないという気持ちがありました。

そのため受講者の皆さんにいかにたくさんのリンクを他のドメインから集めるかを研究してその成果を発表してきました。

その通りにリンクを集めた人たちのサイトは見る見る検索順位が上がってゆきとても喜んでもらいました。

しかし、このようなリンク対策により検索順位が落ちるという状況になり過去のそうしたリンク獲得こそがSEO対策だと言わんばかりの態度を深く反省しています。

私のこのような態度のためにたくさんの皆様に多大なご迷惑をおかけしたと申し訳なく思っています。

今後は二度とそのような安易なSEO対策を追求したり、人に対して奨めることはしません。

私がSEO対策とは何か、SEO対策という概念を教えてくれた方のセミナーテキストを先日見返しました。

そこにはコンテンツクリエイティブとリンク収集という2つの概念が解説されていました。

その方は非常に誠実な方で2002年という今から13年近く前からその後のSEO対策の未来を予測されていました。とても偉大な方だと心服します。

その方は本来SEO対策というのはコンテンツクリエイティブ、つまりコンテンツを作ることだとその資料でおっしゃっていましたが、もう一方でリンク獲得の競争が起きるだろうと予言なさっていました。

私はリンク獲得競争ばかりに目がいってしまい、その後ずっとそれに没頭していました。

初心に帰らなくてはならないと強く思います。そしてそれが実現できたらその方にお会いしてお礼を言いたいと思います。

コンテンツクリエイティブの成功の道のりは長いと思いますがあきらめないで取り組んで行きたいと思います。幸いにして私のまわりにはコンテンツマーケティングを実践している方が多く、その方たちの姿から学べるのでとても恵まれています。

リンク獲得競争に誘ったことにより多大なご迷惑をおかけした皆さんに少しでも役に立つためにコンテンツマーケティングを駆使して資本の多少にかかわらず誰でも実践すればWebの世界で成功できるのだという事を実証したいと思います。

ログ解析活用と、検索結果上のクリック率を高めるためのセミナー

2015年02月16日
今日は大阪本部で1ヶ月ぶりに2つのセミナーを開催しました。


1つは「ログ解析を活用して新規客を増やすテクニックセミナー」
https://www.web-planners.net/webplanners_semi_logkaiseki.html
でGoogleアナリティクス、Googleウェブマスターツール、ページアナリティクス、シミラーウェブ無料版、有料版などをどのように活用して自社サイトの集客アップを実現するかについてのものです。


セミナー中は大手の英会話スクールのサイトのログ解析をシミラーウェブを使って見ましたが、そこはありきたりの「英会話スクール 東京」のような営業目的だけのキーワードではなく、「電話 英会話」や「英語での挨拶の仕方」などノウハウ系キーワードで検索したユーザーがたくさん来ている今必要とされているコンテンツ・マーケティングをしているところだということがわかりました。


自社サイトには営業目的の、「今すぐ客」向けのコンテンツだけではなく、将来申し込みをしてくれるかもしれない「そのうち客」や「もうすぐ客」向けのコンテンツを増やして彼らが検索するキーワードで上位表示を目指し集客力をアップするべきだという事を受講者の皆さんと一緒に知ることが出来ました。


2つめのセミナーは「クリック数を上げて検索順位とアクセスアップ同時達成セミナー」
https://www.web-planners.net/webplanners_semi_click.html


というセミナーで、自社ウェブページのタイトルタグやメタディスクリプションに書いたことがGoogleやヤフーの検索結果に表示されるので、そこに魅力的な言葉を書いてクリック率をアップしようという目的のセミナーです。


セミナー中、GoogleのPC版とスマホ版の検索結果上にタイトルタグに書いた言葉が何文字表示されるかを測定しましたが、PC版は29文字、スマホ版は1文字少なくて28文字だということがわかりました。


3年くらい前はGoogleのPC版には37文字も出ていましたが、かなり文字数を減らしていることがわかりました。


また、スマホ版とPC版はほとんど表示される文字数は変わりません。


いずれにせよそれらの部分にユーザーの気持ちを想像してクリックしたくなるようなキーワードやキャッチフレーズを載せてクリック率アップを目指す必要がありますし、改善も続けていく必要があることは確かです。



ペンギンアップデート対策2: 衛星サイト作りの注意点

2015年01月29日
今回はペンギンアップデート対策の1つとして、不自然な被リンク元について解説します。

ペンギンアップデートでホームページの内部的な要素についてのお話をこれまで当ブログでさせて頂きましたが、今回からはホームページ内部以外で何かの問題が起きるのではないか、あるいはすでに起きているのではないか、そしてそれをどのようにして解決するか、ということのお話にいきたいと思います。

その一つ目が、衛星サイトの限界と注意点というお話になります。

上位表示を目指すサイトにリンクを張るためのサイトの事を衛星サイトと呼びます。

一昔前のSEO対策では衛星サイトをたくさん作りそれらから上位表示を目指すサイトにリンクを張れば検索順位が上がることが多々ありました。

特に衛星サイトのドメインネームが古いドメインで、IPアドレスが分散されたレンタルサーバで衛星サイトを開いていればその効果は抜群でした。

2015年の今日ではこの2つを押さえて衛星サイトを作り、目標サイトにリンクを張れば上位表示が成功するかというと、そんなに甘くはありません。

理由は、今のGoogleは非常に賢くなってきており、衛星サイトにある程度のアクセスが発生しており、かつそれらにアクセスしたユーザーが目標サイトへのリンクをクリックして実際にリンク先のサイトを訪問しているかまで見ているからです。

これを可能にするためにはユーザーに読んでもらえるようなしっかりとしたコンテンツを書かなければならない、ということが今日では常識化してきています。

未だに「テーマに合った文章を自動的に作るソフト」が販売されているようですが、それらは絶対に使わないようにして下さい。

これも一昔前のことですが外部企業に安物の記事を発注するということが流行しましたが、今ではそのような手法はほとんど通用しません。

理由は、そのテーマについてほとんど何も経験の無い人間が賃金のためだけにビジネスとして文章を書いても読む人の事を感動させたり、購買という行動を引き起こすことはまず無理な話だからです。

ではどうすればよいかというとその文章を書いてくれる人の個人的な体験談や、実際に商品やサービスを使った時の感想だとか、素直に疑問に思う質問文を書いてもらうのなら良いです。何故ならそれは真実の情報であり、同じ消費者視点のコンテンツなので読む人の共感を少しでも呼ぶ可能性があるからです。

それでは記事の外注は一切駄目なのでしょうか?

そのようなことはありません。

消費者視点の体験談や疑問文ならむしろ外注をすべきです。提供者である企業はお客様の立場を理解するのは難しいことなのでむしろ消費者である外部の人達に文章を書いてもらったほうが同じ外部の人である見込み客には響くコンテンツが作れます。

反対に、提供者である企業の視点のコンテンツ、例えば専門知識の解説などは外注してはいけません。

記事ライティングをする仕事としてする人たちは御社の分野の専門家ではないのです。

素人が無理をして書いた専門知識が必要なコンテンツの品質にはどうしても限界があります。

稀にそうした優れたライターさんがいらっしゃることがありますが、長期にわたってライティング代行を依頼してもらうことは先方も忙しいので通常難しいのです。

それでは立派なコンテンツを作り、衛星サイトに載せたとします。それで衛星サイトはもう何も問題はないのかというとそのようなことはありません。

何故ならいくらコンテンツが立派でもそのコンテンツを誰が書いたのかがわからないとサイト訪問者からは信用されません。

信用されなければその衛星サイトから外部サイトである御社の目標サイトにリンクを張ったとしてもサイト訪問者はリンクをクリックしません。

理由は、外部サイトにリンクを張るという行為は「推薦」、または「参照」を意味するからです。

名前も書いていない、プロフィールすら書かれていないサイトの運営者を誰が信用するのでしょうか?

よっぽど極端に供給が不足している情報でも無い限り人間というのは通常「何を言っているのか?」だけではなく、それを「誰が言っているのか」そこを気にするものなのです。

結局衛星サイトという言い方自体がもはや古い時代になりました。

衛星サイトというよりはユーザーを目標サイトに誘導するための誘導サイトを作る時代になったのです。

誘導するためには誘導サイトそのものがしっかりとした内容である必要があります。

そうでないといい加減なサイトがリンクを張っているサイトへなど行ってくれないはずだからです。つまり信用できる人がおすすめする人なら会ってみたいというごく常識的な人間社会の法則がSEO対策の世界にも当てはまるのです。

私がこれまでお会いした人たちの中で上位表示に成功し続けている人たちほどこの人間社会の法則を理解して実践しています。

今現在、SEO対策の経験がほとんど無いだとか自信が無いという方でもこうした事を理解していれば成功したも同然です。ネット上にあるサイトの運営者やそれを見るユーザーさん達も動物でも機械でもありません。生身の人間なのです。

このことを理解してればそれだけでSEO対策のセンスがあるのだと私は断言します。

今回ご紹介した注意点を知らなければ、次々にご自分のサイトがペンギンアップデートで処分されることになりかねません。ご自分のサイトが不自然なリンクばかり、ということが検索ロボットにばれないように気をつけてください。

ペンギンアップデート対策1: キーワードの詰め込み過ぎ

2015年01月28日

今回は、ペンギンアップデートについて一つ一つの細かい問題や対策方法を解説したいと思います。

ペンギンアップデート対策の1つとして、キーワードの詰め込み過ぎについてのご説明をしたいと思います。

ペンギンアップデートというのは、過剰最適化に対するペナルティです。

一言でいえば、SEOをし過ぎているページに対してのペナルティです。

SEOをし過ぎた場合、自分の上位表示したいページの中身が乱れてきます。様々なことを書いたり、余分なことを書いたりすれば、見苦しいページになります。その原因の一つは、キーワードの詰め込み過ぎです。

今回は、過剰最適化する人たちが、どのようにキーワードを詰め込み過ぎているか、という具体的な例をご紹介します。

一つ一つ細かい癖を分析してみると、もしかすると皆さんも過剰最適化をおこなっているかもしれませんので、その対策方法を学んでください。

キーワードを詰め込み過ぎれば一つ目に、近接という現象が起きます。

近接というのはどのような現象かをご説明します。現在Googleで「脱毛」という言葉を検索してみました。そうすると「脱毛のXXXXX」というページを偶然にも発見しました。

このサイトが私のページだとした場合、過剰最適化をしているかを、どのようにチェックするか、あるいはページのどこを見ればいいか、ということをご説明します。

まず一つ目にチェックしてほしいことは、近接をしているかです。

近接というのは、同じキーワード同士が近くに接しているという意味です。

目標のキーワードどうしが遠くに離れていれば、まだ自然な文章です。しかし近くに「脱毛 脱毛」というふうに並列して書いてある場合は、小さな面積に複数「脱毛」と書いてあることになります。そのようなことは、ユーザーがページを見たときに、とても見苦しく感じるはずです。

ご自分のページ内で目標キーワード同士が近接しているかどうかは、肉眼でもチェックできますが、さらに簡単な方法があるのでご紹介します。

まずクロームブラウザで調べたいウェブページを表示して、キーボードのCrt+Fを押します。そうすると画面の右上にページ内検索の入力ボックスが出てきます。そこに近接してるかどうか調べたいキーワードを入力してキーボードのエンターキーを押します。例えばそこに「脱毛」という言葉を入れて見ます。エンターボタンを押すと先ほど入力したキーワードだけが、黄色で表示されます。

「脱毛」で調べた結果を見ますと、このページは案の定、近接が起きていることが分かります。例えば1行目を見ると「脱毛」という言葉が計4回も書いてあります。一つの行に4回も書くのは、よくありません。しかし、この一つの行だけでは偶然かもしれませんから、他の行も見てみます。

他のの行でも、「電気脱毛」や「レーザー脱毛」という言葉の近くに「脱毛」という言葉が接しています。これで行の近接は2回目ということになります。

また、下の方のメニューを見ても一つのメニュー項目に2回も「脱毛」と書いてあります。さらにその下の行にも2回書いてあります。

これでもう近接が合計で4回ありました。このような横の近接を、水平近接といいます。

すなわち水平近接が、現在までに4回もあったともいえます。垂直を見れば、これも近接ばかりです。

それから、近接は目に見える部分だけではありません。調べたいウェブページにマウスを合わせて右クリックをして、「ページのソースを表示」を押すと、ソースを見ることができます。ソースを見ますと、タイトルタグというところにも近接をしている人が多いです。少し見てみましょう。

脱毛という言葉が計4回も書いてあります。さらにそれらは、とても近くに書いてあります。これを少しハイライト化してみます。

ハイライト化する方法は、先ほど説明したのと同じやり方です。

そうしますと、選択したところが黄色で塗りつぶされます。この場合は、どれほど努力しても「脱毛」という言葉で上位表示できないばかりか、「脱毛 東京」あるいは「レーザー脱毛」「医療脱毛」など、脱毛がつく言葉のすべてがペナルティを受けます。

もしあなたのウェブページにこのような近接が多数あることがわかったら一刻も早くこのような水平の近接や、垂直の近接を減らしてください。

次に、近接ではない、キーワードの詰め込みをしやすいところでは、「パンクズリンクリスト」が挙げられます。

 AllAbout(オールアバウト)の健康・医療というページを見てみます。このページの中段に、パンクズリストリンクという現在の場所を示すサインがあります。

これは、現在。AllAboutというサイトのなかの健康・医療というカテゴリのなかの病状・病気というページに居る、ということを示すものです。このサインを出すもののことをパンクズリストといいます。

これがあることによって自分が現在、サイトのどこにいるかが分かるため、迷子にならない、という効果があります。また、上の階層のページにいきたいと思えば健康・医療をクリックすると健康・医療のトップページにいきます。これをパンクズリンクといいます。

未だにパンクズリストの設置をしていないという方は、ご自分のサイトにもパンクズリストを設置した方がいいです。理由は、サイト内にリンクの数が増えるとSEOの面からいっても有利になるからです。また、ユーザーが迷子にならない、いろいろなページに直接行きやすくなる、ということは利便性が向上することにもつながるため、SEOの面で有利になるといえます。

しかし、例えばここが脱毛のページであるとすれば、「○○の脱毛」というようなことばかりが書いてあると、パンクズリストも「脱毛」ばかり、ということになります。

 そのようにパンクズリストのなかにキーワードを詰め込む人が多いです。詰め込みすぎは、過剰最適化になるため気を付けてください。

三つ目としまして、キーワード詰め込みの温床となる、よくある例をご紹介します。

例えば、ここに画像があるとします。マウスのポインタを画像に持っていくと、文字が出てくることがよくあります。それをalt属性(オルト属性)といいます。alt属性のなかに、その画像の内容を説明することができます。

 そこに、脱毛の注意点1や、脱毛の注意点2、脱毛の注意点3、脱毛の注意点4など、毎回オルト属性に「脱毛」という言葉を入れていると、知らない間にページが「脱毛」という言葉ばかりになってしまいます。

ですから、この画像のalt属性に同じ言葉ばかり書いていないかを確認して、同じ言葉ばかり書いているようであれば、そこから削減してください。

以上が、ペンギンアップデート対策の一つとして、キーワード詰め込みすぎがご自分のページにないか、をどのように確認するか、また、確認したあとにどのようにして対処したらいいのか、というお話でした。

結局はGoogleが嫌がることをすると、検索順位は落ちます。

それではなぜGoogleが検索順位を落とすかというと、ユーザーが嫌がるページを見せるわけにはいかないからです。ぜひ、キーワードの詰め込み過ぎにはお気をつけください。

もう少し、キーワードの詰め込み過ぎについて説明させて下さい。

どうしても自分のサイトを上位表示しようとすれば、キーワードを詰め込みすぎる傾向になるものです。それはすなわち、同じ言葉をいっぱい書いてしまうということです。また、同じ言葉が少なすぎる場合もあります。

どのようにすればキーワードが多すぎもせず少なすぎもせず、検索エンジンに対して自分のページはこのテーマ、ということをアピールできるか、そのようなお話をしていきたいと思います。

キーワードの出現頻度という考え方があります。上位表示を目指すウェブページの中に狙っているキーワードが全単語の中の何パーセント書かれているという考え方です。

キーワードの出現頻度を調べるソフトがあるのでご紹介します。

http://www.keyword-kaiseki.jp/

このキーワード出現頻度を調べるソフトの使い方のポイントの一つは、まず自分が狙っているキーワードがそのページのなかで1番多く書いてあるか、ということです。

測定するウェブページ全体の中であなたが上位表示を目指す目標キーワードが最も書かれていることはとても重要です。

次は、あなたが上位表示を目指している目標キーワードが結局、何パーセントまで書いて良いかについてご説明します。

 これは私がよくセミナーや本などで繰り返し説明させていただいていることですが、4%以上6%未満です。ただし、4%に以上にすることは簡単なことではありません。

無理やり4%以上にしようとするとユーザーにとって違和感を感じるページになってしまうことがあります。

それを避けるためには4%以上は無理でもせめて3%台になるように目標キーワードをページ内に増やすか、他の邪魔なキーワード、単語を減らすようにして下さい。

以上がキーワード出現頻度のお話です。

最後にお伝えしたいのがキーワードの分散性です。キーワードの出現頻度が1番であれば良いというわけではありません。

ページの上の方に限って、インプラント、インプラント、インプラント、または大阪、大阪、大阪というように繰り返しキーワードが書いてはあるが、下の方にはほとんどキーワードが書いていないようでは効果がありません。

上から下までインプラント、インプラント大阪というようなキーワードをまんべんなく散りばめる必要があります。

それがキーワードの分散性です。キーワードの分散性を調べる方法をご紹介します。

分散性を調べるには近接を調べるのと同じようにクロームブラウザで調べたいウェブページを表示してからキーボードのCrt+Fを押して、画面右上に表示される入力欄に調べたいキーワードを入力してエンターキーを押して下さい。そうすると入力したキーワードが黄色にハイライトされます。

出現頻度の高いキーワードを上から下まで分散して書くことも大事なことです。出現頻度だけではなく、キーワードの分散性にもご注意ください。

以上がペンギンアップデートの対策の1つとして、キーワードの詰め込みすぎの検査方法や、解消法、出現頻度分散性についてでした。

皆様も早速、キーワード解析ソフトを使ってキーワード出現頻度を目視で確認してください。

たくさんの問題点や、改善点が見つかるはずです。


ご成功をお祈りいたします。

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