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アフィリエイト広告を利用すると検索順位が上がる!?
2015年06月23日
前回に引き続き「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」という質問に対する5つ目の回答は・・・A5:アフィリエイトを使っているからです。
というものです。
アフィリエイトをしているサイトが広告主のサイトにリンクを張ることによって広告主のサイトのトラフィック(アクセス)が増えることによりトラフィック効果が発生してリンク先の広告主のサイトの評価がGoogleによって上げられ、Googleの検索順位のアップに貢献するというものです。
アフィリエイトとうのは1996年に米国で始まった広告形態で、固定の広告料金を広告主が払うのではなく、紹介により実際に売上が発生したらその一部を支払うという成果報酬型の広告です。
実際に売上が発生した時に1件の紹介につきいくらというような成果に基づいて紹介料という形の広告料金を支払うので広告主にとっては非常に合理的なシステムに見えます。
しかし、アフィリエイターを探して1件1件契約するのは非常に手間がかかるためアフィリエイターたちと広告主の間に立つASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と契約することが良くあります。ただし、ASPと契約すると彼らへの支払いも発生します。売上の数パーセントとさらに固定で月額数万円の管理費を払わなくてはならなくなります。
そうなってくると成果報酬だったはずが月額固定料金も発生するため当初の思惑とは異なり、出費が増えてゆきます。
さらには優秀なアフィリエイターと契約するには競合他社よりも多くの紹介手数料が必要になることが多く出費はさらに増えます。
こうした問題を解決するには2つの方法があります。
(1)ASPを使わずに自社サイト上で独自にアフィリエイターを募集する
(2)ASPを使い、2度目からの取引で儲けを出す
(1)ASPを使わずに自社サイト上で独自にアフィリエイターを募集する
楽天やアマゾンなどの大手企業は信用力とリクルート力、システム力という3つの力があるため自社でアフィリエイターを募集しています。
こうした3つの力がすべて完全に揃っていない企業は、ネット上で優れているアフィリエイターを自分で探してスカウトすることがあります。また実際に取引がリンクを辿って発生した時にそれを確実に記録してアフィリエイターに報告するアフィリエイト運営システムを自前で開発出来なくても独自アフィリエイトシステムを10万円くらいの料金で販売しているシステム会社があるのでそうしたところから比較的安価でシステムを調達することも出来ます。
(2)ASPを使い、2度目からの取引で儲けを出す
ASPを使えば月額の固定料金がかかりますし、競合他社との競争もあるので成果報酬の紹介料金は高くなります。
しかし、アフィリエイターに御社の商品やサービスを紹介してもらう時に売価の9割くらいまでの高額の紹介料金を払っても長期的に利益を出すことが出来ます。
それはアフィリエイターに売価の9割を払い最も有利な形で紹介してもらい、先ずは新規客を紹介してもらうのです。
その時は9割もの紹介料金を払うので利益は出ません。しかし、新規客の連絡先が入手できるので2度目以降の購入を促す販売促進をメールで行えば2度目以降はアフィリエイターに紹介料金を払う必要がないので儲かる確率が増します。
このやり方はリピート性が高い商材または、関連商品を販売しやすい商材に適した方法です。
以上ですが、アフィリエイトという一見SEO対策には何も影響の無さそうなものが、現代のSEO対策においてはトラフィックをもたらすという点で効果を出すことが可能になってきています。
(1)ASPを使わずに自社サイト上で独自にアフィリエイターを募集する
(2)ASPを使い、2度目からの取引で儲けを出す
のいずれかが可能な場合は、検討に値するオプションです。
次回は6つ目の回答「A6」について解説させて頂きます。

Googleやヤフーの広告を買うと検索順位が上がる?!
2015年06月22日
前回に引き続き「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」という質問に対する4つ目の回答は・・・A4:広告を買っているからです。
というものです。
私が自分が講師をしているセミナーで「何かご質問は無いでしょうか?」と受講者の皆さんにお聞きした時にこれまで何度もいただいたご質問があります。
それは「Googleやヤフーの広告を買うと検索順位は上がるのでしょうか?」
というご質問です。
初めてこうした質問をいただくようになったのは今から5,6年くらい前からですが、その後もたくさん同じご質問をいただくようになりました。
自社クライアントの動向を分析した結果、確かにGoogleやヤフーの広告を買うと検索順位が上がり、広告を買うのをやめると順位が下るという因果関係があることがはっきりしてしてきました。
特に、SEO対策をほとんどしていないサイトが広告を買っていて、広告を完全にやめたり、出稿する予算を大幅に削減するうと順位が下るのです。
こうしたことがわかってから私は自分のセミナーでは次のように述べるようになりました。
『確かにそうした広告を買うと自社サイトのトラフィック(アクセス)が増えるので検索順位が上がります。そして完全にやめると徐々に検索順位が落ちていきます。
しかし、だからといって検索順位を上がるため、あるいは順位を維持するためだけにそのような広告を買う事には反対です。
本来は、自社サイトのSEO対策をたくさんのお金をかけずに行い、検索順位が上がり、かつ売上も上がって利益が出たら広告を買うのを考えるべきです。
では、どういう場合に広告を買えば良いのかというとその商材に勢いがあり、もっと多くの人達に知ってもらえれば必ず売上が上がり、十分な利益を上がることが出来ると確信出来た時です。
反対に、自社の売上が落ちていき、その原因がその商材に勢いがなくなってきた時にはGoogleやヤフーの広告を買うのは避けた方が良いです。
何故なら、その商材に勢いが無いくなってきているのにより多くの人たちに見せても以前のように消費者は買ってくれないからです。
その商材の勢いが無いのに無理やり元気をつけようとするのは薬により商材を無理やり売れるようにするという自然に逆らうことだからです。
商材に勢いがなくなってきているのはその商材が提供するメリットと消費者が求めるメリットに不一致が生じ始めているのが原因です。
その原因を突き止めて商材そのものを改善するか、別の商材を生み出しそこにSEO対策をして検索順位を上げるほうにお金、エネルギー、時間を使ったほうが得策です。
薬で直すのではなく、体質を改善するのが理想です。』
このことは口で言うのは簡単で実行するのは大変なことです。
自分の体一つコントロールするのが大変なのに多くの人達の生活が関わる商材の体質改善をすることは非常に難しいことです。
しかし、だからといって薬だけを投与して無理やり元気にさせても儲かるのは製薬会社です。
Webマーケティングにおける製薬会社はどこかというとそれはGoogleやヤフーのような効果のある広告を開発、製造している企業です。
薬は非常にありがたく、必要なものだと思います。しかし、薬だけいくらとっても健康、幸せにはなれません。
自社サイトに栄養を与える必要があります。その栄養こそがコンテンツです。
コンテンツは文章だけではありません。
文章だけなら体が偏ります。画像が、動画などのコンテンツも必要です。
結論としてはそうした自社サイトに栄養を与えている場合にのみ広告という薬はとてもポジティブな働きをします。
コンテンツマーケティングによってSEO対策が成功して売上が増えてきたら、その時初めて広告という薬を買うかどうか、そしてどのように使うのかを考えて下さい。
順番を間違えてはいけません。順番が重要なのです。
Webマーケティングの逸話の一つにミクシィの話があります。
ミクシイは有名になる前にファインドジョブという求人サイトを運営するイーマキュリーという小さな会社でした。
しかし、創業当初は自社サイトのトラフィックを増やすためにヤフージャパンなどのバナー広告を大量に購入していましたがあるとき創業者がそうした企業から派手に広告を買ってトラフィックを増やすことがいかに不経済かに気がついたそうです。
そして自社のコンテンツマーケティングを実践するために色々と海外の情報を集めたところ、米国ではソーシャルネットワークシステム(SNS)というのが流行していることを聞きつけたそうです。そして日本独自のSNSであるミクシイというソーシャルメディアを立ち上げました。その後は皆さんご存知のとおりミクシイは成功しました。そして本来の目的であるファインドジョブにリンクを張りファインドジョブをウェブ系人材の求人ではトップレベルのサービスに押し上げることに成功しました。
薬に頼ることを自ら止めて、体を強化するためにコンテンツマーケティングを実践して大成功した例です。
今後、リスティング広告とは何か、疑問が生じた時にはこの事を思い出して下さい。
そして次の言葉も忘れないようにして下さい。
「ネットで人を集めるには札束か、コンテンツか?」
です。
この事に成功すれば広告を買う側ではなく、ヤフー、Google、ミクシイ、リクルート、アマゾンたちのように売る立場にすらなれます。
広告を売っている製薬会社である彼らは、実はコンテンツマーケティングという錬金術よってその薬を作り他人に売っているのです。
次回は5つ目の回答「A5」について解説させて頂きます。

目に見えない要因で検索順位が上がることがある
2015年06月20日
前回に引き続き「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」という質問に対する3つ目の回答は・・・A3:ポータルサイトからリンクを張られているからです。
というものがあります。
昔は小さな検索エンジンに登録をすると順位が上がっていますが、現在ではポータルサイトに登録すると順位が上がることが増えてきています。
ポータルサイトというのは元々の意味は「玄関サイト」という意味で、インターネットの玄関サイトであるヤフージャパンや昔人気のあったエキサイトやgooなどがそのように呼ばれていました。
SEO対策の世界でいうポータルサイトというのは「何か特定のジャンルの情報を探している時に出発点になるサイト」という意味あいがあります。
グルメ情報を探すときの出発点になるサイトはぐるなびや食べログなどの業種別ポータルサイトですし、求人情報を探すときの玄関となるのはリクナビやマイナビなどがあります。
また、最近SEO効果が高くなってきているのがエキテンのような地域ポータルサイトです。
通販の世界では楽天やアマゾンなどは通常ショッピングサイトだとか、ショッピングモールと呼ばれていますが、最近ではショッピングのポータルサイトのように絶大な人気を誇るようになってきています。
そうしてその分野の情報を探す時にたくさんのネットユーザーがGoogleやヤフーの検索サイトでポータルサイトの名前を直接入れて検索をしてそれらポータルサイト内でさらに条件指定をして検索をして自分が探している情報を見つけ出すようになっています。
このように特定のジャンルのデータから検索する検索のことを「垂直検索」と呼び、様々なジャンルのサイトを検索するGoogleやヤフーの検索サイトは「水平検索」と呼ばれています。
私達サイト運営者は「水平検索」のSEO対策をするだけでは駄目です。そのような事をしていたらいつまでたってもGoogleからの支配から逃れることは出来ません。Googleがアルゴリズムを更新するために翻弄されないための唯一の方法が脱Googleのユーザー行動です。
話を元に戻しますが、ポータルサイトに掲載することによって垂直検索のSEO対策をする必要があります。
そうすれば垂直検索を提供しているポータルサイトからトラフィック(アクセス)を増やすことが出来て直接的に集客をすることが可能になります。
同時にポータルサイトからトラフィック(アクセス)が増えたことをGoogleはクッキー技術、検索結果上のクリック数、クロームユーザーの履歴、Googleアナリティクスのデータ等総合的なトラフィック情報を分析して認識するようになります。
その結果、Googleとその検索エンジンを使っているヤフーでの検索順位アップに貢献することが出来るという結果になります。
自社サイトのほうがいくらタイトルタグ、メタディスクリプション、H1、本文などに有利なキーワードの書き方をしていたとしても、Googleはトラフィックという外的な要因を評価基準にして検索順位を算定しています。
では私達はどうすれば良いのでしょうか?もちろんポータルサイトを見つけて可能な限り登録をするということです。
確かにたくさんのポータルサイトに登録をすれば掲載料金がその分増えてしまいます。
経費を節約するためには御社の業界でトップのポータルサイトにだけ掲載料金を払い、なるべく良い場所に掲載してもらい自社サイトにリンクを張ってもらい送客してもらうことです。
ポータルサイトからのリンクにはもうひとつ意味合いがあります。
それは先程のような有名なポータルサイトでなくても、Googleである程度上位表示しているポータルサイトからリンクをはってもらうだけで検索順位が上がるケースがあります。
このケースが最近良く見当たるのが交通事故をテーマにした弁護士事務所や、整骨院などを紹介する知名度が低いポータルサイトからリンクをされているだけで順位が上がるというケースです。
特に、東京や大阪などの大都市ではない人口が少ない地域では、すこしでもそうした無名のポータルサイト複数からリンクをされたくらいで検索順位が上がることがあります。
こうした状況がいつまで続くかは定かではありませんが、一つの手法として知名度が低くても怪しくなく、多額の料金がかからないポータルサイトには登録ができる時はしたほうが検索順位アップにはプラスになりますので1つの選択肢として検討してみてください。
次回は4つ目の回答「A4」について解説させて頂きます。

Q:何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?
2015年06月19日
この質問は私が最も頻繁にクライアントさん達から聞かれる質問の一つです。だいたい平均2週間に1回は誰かから聞かれることがあるくらいよく頂くご質問です。
皆さんもそうした疑問を抱くことがあるとおもいますので参考になればと思い、私がどのように回答してるかをお伝えしたいとおもいます。
A1:御社のサイトよりもテーマが絞りこまれている専門サイトだからです。
Google上位表示の法則の第一法則がこのテーマの絞り込みです。
例えば目標キーワードが「交通事故 弁護士」だとしたら、交通事故相談だけではなく、債務整理、企業法務、離婚相談、相続相談など総合的な情報を掲載している総合的な情報を掲載している公式サイトよりも上位表示される場合が非常に多いものです。
A2:公式サイトだからです。
企業のサイトには公式サイト、つまり最も古くからあるメインサイトと、その後別のキーワードで上位表示をするためにテーマを絞り込んだ専門サイトがあります。
例えば、佐藤法律事務所という弁護士事務所があり、そこが最初に作ったサイトが www.sato-houritujimusho.com で、その後交通事故の相談を増やすために「交通事故 弁護士」で上位表示を目指すために www.kotujikobengoshi-tokyo.jpというドメインで専門サイトを作ったとします。
ほんの数年前のGoogleのアルゴリズムならほとんどの場合、交通事故専門サイトのwww.kotujikobengoshi-tokyo.jpは専門サイトだという理由により、他社サイトよりも上位表示しやすい状況が続きました。特にそうした専門サイトの順位を上げるためにSEOリンクサービスを利用したり、相互リンクをたくさんすれば多くの場合専門サイトは上位表示をする傾向にありましした。
しかし、Googleが過剰なSEO対策に対するペナルティーであるペンギンアップデートを2012年後半から実施して以来、そうしたリンクの数を増やすだけでは検索順位が上がらないようになってきました。
すでにお気づきの方が多いと思いますが、
A1:御社のサイトよりもテーマが絞りこまれている専門サイトだからです。
A2:公式サイトだからです。
という回答はそれぞれが完全に矛盾する答えです。
公式サイトというのは通常、最初に作ったメインのサイトであるため様々なテーマの情報を掲載しています。
弁護士事務所の場合なら、交通事故相談だけではなく、債務整理、企業法務、離婚相談、相続相談など総合的な情報を掲載しています。
A1:御社のサイトよりもテーマが絞りこまれている専門サイトだからです。
というのが真実ならば、公式サイトは「交通事故 弁護士」というキーワードでは中々上位表示されないはずです。
何故なら先ほど私は、交通事故相談だけではなく、債務整理、企業法務、離婚相談、相続相談など総合的な情報を掲載しているのが公式サイトだと言ったからです。
では、どちらが正しいのでしょうか?
答えを言いますと両方とも正しいのです。
何故なら専門サイトは何度も申し上げているように専門性が高いのでその情報を探している検索ユーザーにとってはわかりやすく利便性が高いためGoogleは高く評価します。
しかし、今日ではただ単に専門サイトであるというだけでは上位表示がされなくなりました。
上位表示には最低限2つの要因があります。
1つはそのサイトが継続的に更新されているかということです。
いつら、専門性が高い専門サイトを作っても作りっぱなしでその後新しいページを継続的に追加しなければある一定の時点で、サイトに活力が無いということと、それによりアクセスが減少しているということをGoogleは察知します。そしてそうしたサイトは上位表示して検索ユーザーに推奨しにくくなってきます。その結果検索順位が落ちるようになります。
2つ目の要因は、その業界におけるオーソリティー(権威)のあるサイトからリンクを張ってもらっているかというリンクの要因です。弁護士業界の場合はどのようなサイトがオーソリティーサイトかというと地方の弁護士会、公的な法律相談情報サイト、そして弁護士ドットコムに代表される法律ポータルサイトです。
これらのオーソリティーサイトは通常、専門サイトではなく、法律事務所の様々なサービスを紹介している最初に作った公式サイトにリンクを張ります。その結果、公式サイトは専門サイトよりも圧倒的に強い推薦をオーソリティーサイトからしてもらうことになり、Googleからの評価が高まるのです。
こうした理由から、以前はとても上位表示効果が高かった専門サイトが、現在ではオーソリティーサイトからリンクを張られている公式サイトに負けるという現象が増えているのです。
公式サイトの検索順位が上がりやすい理由は実はもう一つあります。
それは公式サイトには様々な情報があり、比較的に更新頻度も専門サイトよりも高くなり、しかも様々なテーマのページが追加されるので様々なキーワードで検索されるためアクセスを増やしやすくなるからです。
一方専門サイトが公式サイトに比べて不利な点は、専門性が高いので最初の頃は新規ページを追加して更新をすることが出来てもだんだんと書くことがなくなってきて新規ページを追加するのが難しくなることがあります。その結果、公式サイトに比べて更新が疎かになり、新しいキーワードが含まれたページが追加されなくなっていきアスセスの伸びが鈍化するようになります。
専門サイトが最近以前に比べるとあまり有利で無くなっている理由には心理的なものもあります。
それは、専門サイトは上位表示するとサイト運営者が安心してしまい、更新をしなくなることがあるのです。
日々の業務が忙しいとどうしても、検索順位が比較的良好な時は更新をしなくなるものです。
人間は苦しい状況になるとたくさんの努力をするようになりますが、現在の状況がとても良いと努力をしなくなることがあるからです。
私がセミナーなどで良く言うことの一つは「勝った時が負けの始まり」という言葉です。
ということで、
A1:御社のサイトよりもテーマが絞りこまれている専門サイトだからです。
A2:公式サイトだからです。
という回答は両方とも正しい答えなのですが、状況に依るのです。
両方とも正しい答えなのですが、絶対的に正しい答えなのではなく、運営者の状況や心理状態によって相対的に正しい答えなのです。
では私達はどうすれば良いのでしょうか?
それは・・・
1、公式サイトを造り、そこには様々なテーマのコンテンツ、様々な商材の紹介ページを継続的に作り、オーソリティーサイトからリンクを張ってもらうこと
2、専門サイトを作りそこにはそのテーマのコンテンツを継続的に増やしてサイトを更新していくこと
そして
3、オーソリティーサイトからリンクを張ってもらって強くなったサイトから専門サイトにリンクを張ること
この3つを行うことにより初めて
A1:御社のサイトよりもテーマが絞りこまれている専門サイトだからです。
A2:公式サイトだからです。
という回答は両方とも正しい答えになるのです。
結論は、上位表示の法則が成立するには必要な条件を満たさなくてはならないということです。
そうした条件を無視して、絶対に正しい法則やテクニックは無いのです。
「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」
この質問を数分で完全に回答することは不可能です。
何故なら順位アップにはあまりにもたくさんの法則と、それが成立するための条件が絡み合っているからです。
答えは足し算ではなく、掛け算とわり算により多様化されていきます。
しかし、それでもこの・・・
「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」
という質問は、私達SEO対策を学ぶ者達にとって『最高の質問』です。
何故なら、それに答えることこそがSEO対策技術を学び切るということだからです。
これからも本ブログではこの『最高の質問』に対しての回答を出して行きたいと思います。
次回は3つ目の回答「A3」について解説させて頂きます。

Googleのカスタム検索を設置するメリットとデメリットは?
2015年06月18日
今回はサイト滞在時間を伸ばす12個目の工夫である【12】サイト内検索窓を設置する
についてご提案させていただきます。
以前離脱率を下げるための提案のところでも言いましたが、大手企業のサイトや有名なサイトには必ずといって良いほどサイト内検索が出来るようになっています。
米国で有名なサイト設計理論を研究しているShari Thurowさんはサイト内検索窓を設置すると直帰率が下がり、サイト滞在時間が長くなるというを報告しています。
サイト内検索の検索窓があれば、満足のゆく検索結果さえ表示されればそこから次のページに読み進んでくれる確率が高まります。
本来ならユーザーが次に見たいページを予測出来れば良いのですが、どんなに努力をしても多様なニーズを持っているユーザーが次のどのページを見たいか確実に予測する事は不可能です。
ページのどまんなかにあるボディー部分にあるコンテンツのすぐ下に次に見たいかも知れないページヘのリンクは必ず張るべきですが、それでも不十分です。
この限界を補うために役立つのがサイト内検索窓です。
大手企業のサイトだけではなく、人気サイトの多くに必ずと言ってよいほど設置されているのが下の図のようなサイト内検索窓です。

Googleは無料でサイト内検索窓を提供しています。「カスタム検索」と呼ばれるものです。

元々Googleで
(検索キーワード) site:(ドメイン名)
で検索するとサイト内検索結果が表示されます。
試しにGoogleで
フィット site:www.honda.co.jp
と入れて検索してみましたが下の図のようにホンダのサイトの中にフィットというキーワードが含まれたページの一覧が出てきます。

Googleの検索窓を使えばそれと同じことが御社のサイト内ですることが出来るようになります。
とても便利なGoogleのカスタム検索ですが、メリットとデメリットがあります。
メリットはGoogleサーチコンソール(旧Googleウェブマスターツール)と連動することによりどのようなキーワードでユーザーが検索したかのログが取れます。それによりユーザーがサイト内で探している情報が何かを的確に調べる事が出来ます。
そしてそれに基づいて:
(1)すでにサイト内にそのキーワードをテーマにした、あるいは関連性の高いページが存在している時はそれらのページヘのリンクをユーザーの目に入りやすいところから張ってクリックを誘発する。それによりサイト滞在時間を伸ばすことが目指せる
(2)そのキーワードをテーマにした、あるいは関連性の高いページがサイト内に無い場合は新規作成してそれらのページヘのリンクをユーザーの目に入りやすいところから張ってクリックを誘発する。それによりサイト滞在時間を伸ばすことが目指せる
というものです。
このように検索窓を設置する隠れたメリットは自社のサイト内でユーザーが何を求めているかの調査が出来るという点です。
しかしメリットがある場合、大抵その裏にデメリットがあります。
(1)Googleにもそのことが把握されて何らかの形で利用される可能性がある
(2)サイト内検索ページにはGoogleの広告が表示される
Googleが何故こんなに便利なツールを無料で提供しているかというと広告を表示してスポンサーからお金をもらうためです。
ただし、ヤフージャパンの「Yahoo!検索カスタムサーチ」なら広告は表示されませんので広告を気にする方はそちらがおすすめです。

サイト内検索窓はWordPressなどのCMSには大抵ついていますのでそうしたものを使うことも出来ます。
いずれにせよ余裕があるときにはある程度の時間を費やしてサイト内検索窓を設置することを検討してみてください。
それによりサイト滞在時間が長くなることが期待できます。
次回はサイト滞在時間を伸ばす13個目のテクニック
【13】プログラムを設置する
について提案させて頂きます。
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