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モバイルファーストのコンテンツ造りが本格化する

2016年10月20日
前回のブログ記事ではGoogleが数ヶ月以内にモバイル版Googleをスタートさせるというニュースを報告させていただきました。

今回の記事では、モバイル版Googleがリリースされた後にサイトのコンテンツ面ではどのような対応をしなくてはならないかということを考えてみたいと思います。

ほとんどのWebサイト運営者が「サイトにコンテンツを追加しよう」とする時にPC版Webサイトへのコンテンツ追加のことを真っ先に思うはずです。

この態度はこれまでのPC版サイト時代では許されてきましたが、現在進行しているモバイルシフトの時代においてはそうした考えでは時代に取り残される可能性があります。

つまり、スマホユーザーを想定したコンテンツ造りが必要になるのです。

Googleもこうしたモバイルシフトの時代を意識したからこそモバイル版Googleをスタートさせるという発表を行ったはずです。

では具体的にモバイル時代のコンテンツ造りには何が有効になるのでしょうか?

現在考えられるものとしては:

(1)ニュース性のあるコンテンツ造り

(2)ソーシャルメディアと親和性のあるコンテンツ造り

(3)無料情報中心のコンテンツ造り

があります。

(1)ニュース性のあるコンテンツ造り
モバイル時代においては情報収集をするためのメインツールはPCではなく、スマホです。
ここで考えなくてはならないのは私達自身がスマホで情報収集をする時にどこを見ているかです。

ほとんどの場合:

A) ニュースサイト
B)ブログ
C)ポータルサイト
D)アプリ
E)ソーシャルメディア


を見ているはずです。

ニュースサイトは自分が興味がある情報が配信されているところや、自分が仕事をしている業界のニュースが配信されているところを頻繁に見ることがあります。

ニュースサイトの活用方法としてはすでに存在しているところに自社のニュースを載せてもらうためにプレスリリース代行会社に料金を払って各種メディアにニュースを配信してもらうことが有効な手段です。これにかかるコストは1回につき3万円程度ですが、これは毎年1回というレベルではなく、毎月1回かそれ以上を目指すべきです。

何故ならほとんどのニュースは単なる企業の商品発表でしかなく、特に新規性のある話題を提供するようなものではないからです。そのため1回程度の配信では掲載してくれるメディアの数が限られてしまい大きな集客効果は発揮出来ません。もう一つの理由はそうした独りよがりのニュースでも時にはたまたまその時期の大きな出来事に絡んだものであり少しでも話題性のあるプレスリリースを出す確率が高まるからです。

いずれにせよ、この段階でふるいにかけられるのはニュースを発信出来ない企業です。ニュースは生まれるものではなく、自らが作るものです。新しい商材、新しい事業を仕掛ける努力をする必要があります。

有利な形で取り上げられるには・・・

・社会問題 (相続税の改正など)
・法律改正にからめたもの (薬事法など)
・経済的な変動 (為替、税金)
・輸入元の国のこと
・季節性、祭日にちなんだもの (夏休み、バレンタイン、クリスマス等)
・会社としての社会貢献活動
・セミナー等のイベント
・商品お試し会
・新商品の発売
・商品、サービスのリニューアル
・自社の独自調査の調査結果の発表
・海外レポート


などに絡めたプレスリリースを出すことが有効です。

この中でも特に有効なのは:

・自社の独自調査の調査結果の発表
・海外レポート

です。

自社の既存客や無料サービスを運営している場合はそのユーザーの人達にアンケートへの協力を依頼してそれをグラフや表に取りまとめて自社サイト上で発表するのです。そうすることによりそのページにリンクを張る第三者が増えることがありますし、ニュースメディアが取り上げて情報参照元としてリンクを張ってくれることがあります。

海外レポートというのは自社の誰かが海外に行った時に自社の商材に関する現地の様子を写真にとったり、展示会、カンファレンスに参加してその感想を自社サイト上に載せるのです。

こうした一次情報は希少性が高いためニュースメディアが比較的大きく取り上げてくれることがあります。

また、ニュースサイトは既存のものに投稿する以外には自社がニュースサイトか、それに近いものを立ち上げてそこで配信するという方法もあります。

これはいわゆるオウンドメディアと言われているもので、企業が自社サイトに見込み客を集客するために自社サイトは違ったドメインで自社の商材と関連性のあるテーマのサイトを作るという手法です。

ただ、そうしたニュースサイトを作りたくても今どきのニュースサイト的なかっこ良いデザインが出来ないという場合は、Googleで「news website templates」で検索してみて下さい。数千円くらいでかなり今風のデザインのニュースサイト用デザインテンプレートを購入することが出来ます。その中にはWordPress用のデザインテンプレートもたくさんありますし、もちろんほとんどのテンプレートがスマートフォン対応をしています。

それと、オウンドメディアを作ったら必ず全ページから目立つ画像で自社サイトにリンクを張るようにして下さい。

よく見かけるのが自社サイトにリンクを全く張っていないケースや、張ってあってもテキストリンクで目立たない形でリンクをしているというケースがあります。これでは何のためにオウンドメディアを運営しているのかその本来の目的を失ってしまいます。必ず目立つ形で堂々と自社の営業目的のサイトにリンクを張って下さい。

次回は:

B)ブログ

を使ったモバイルファーストのコンテンツ造りについて考えてみたいと思います。

【重要発表】Googleがモバイル版とPC版を分離する事を発表!数ヶ月以内に実施の予定

2016年10月14日


米国のSEOニュースサイト「Search Engine Land」によると、これまでGoogleのモバイル版の検索結果はPC版の順位に対してスマートフォン最適化をしているかどうかでプラスマイナスを加味するという順位決定方式だったのを数ヶ月以内に分離して、モバイル版Googleは独自の検索結果を表示することになりました。

Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content
Currently, Google has a single index of documents for search. Google's Gary Illyes announced they plan on releasing a separate mobile search index, which will become the primary one.

『数ヶ月以内にGoogleはインデックスを分離することを発表。これによりモバイルユーザーにより良く、新鮮なコンテンツを提供することを目指す。Googleは現在1つのインデックスしかないが、Googleのゲイリー・イリーズ氏によると同社は分離されたモバイル専用のインデックスを公開予定。そしてこのモバイル専用のインデックスが今後Googleの主要なインデックスにすることを決定』(2016年10月13日 Search Engine Land by Barry Schwartz)

これはGoogle社のウェブマスタートレンドアナリストのゲイリー・イリーズ氏がPubconというSEOのカンファレンスの基調講演で正式に発表したことを伝えるものです。

スマートフォンが登場する前のガラケーの時代にはガラケー版Googleが存在していました。

しかしその後、スマートフォンの時代に移行してからは、それまでのPC版Googleの検索順位があくまで基本であり、そこにスマホ対応しているかどうか、つまりスマホ対応している場合はプラス点を与えて順位を上げ、していない場合はマイナス評価を下して順位を下げるという方式のままでした。

この方法は2つの検索エンジンを持たなくて良いのでGoogleにとってはコストがかからない楽な方法でしたし、私達サイト運営にとってはスマホ版Googleで上位表示するためにはPC版Googleで上位表示するためのSEO対策をすることと、サイト内の全ページをスマートフォンで見ても見やすいようにするという、いわゆるスマートフォン最適化さえやっておけば良かったのです。これはGoogleとサイト管理者双方にとっての楽な道でした。

しかし、スマートフォンがPCに代わりネットユーザーの主要デバイスになったことを強く認識するようになったGoogleは敢えて楽な道を捨てて、スマートフォンユーザーにとっての利便性を追求するためにスマートフォンユーザーにとってゼロベースから検索順位を算定するというコストも時間もかかる道を歩むことにしたのです。

しかも、今回の発表にはもう一つ重要なポイントがあります。

それは『モバイル専用のインデックスが今後Googleの主要なインデックスにすることを決定』という部分です。

伝統的にはPC版Googleがメインの検索エンジンだというのがこれまでの常識でしたが、ここでもGoogleはその常識を壊して、モバイル版GoogleのほうをメインのGoogle検索にするという発想の逆転をするということです。

少なくてもこの点が意味するのは過去に私達が積み上げてきたSEOのノウハウの多くが無効化して、また研究をしなおさなくてはならないということさえ考えられるということです。

現在のところどのようにこのスマホ版Googleの検索順位が算定されるのか全く情報は公開されていません。

しかしこれまでの経緯から判断すると次のようなことが予想されます:

1、従来どおりサイト内の全ページをスマートフォンで見ても見やすいようにスマートフォン最適化をしなくてはならない

2、自社が運営している全てのサイト、全てのブログの全てのページをスマートフォン最適化しなくてはならない

3、そのため、これまでPC版サイトの一部だけをスマホ対応するという「小型サイト」を運営してきた企業は今後メインの検索エンジンになるスマホ版Googleには限られたページしかない「小型サイト」が表示されることになり多くの本来得られるべきアクセスを失う

→ 小型サイトは捨てて、全てのPCサイトの全てのページを丁寧にスマートフォン最適化する必要が生じるようになった!

4、スマホ版Googleで上位表示するためのリンク対策はこれまで特になかった。
PC版Googleで上位表示するためにPC版サイトからリンクを張ってもらうことだけをやっていれば何とかなった。


→ しかし、今後はスマホ版Googleが評価するサイトからのリンクを独自に集める必要が生じる。これはつまり他のスマホ版サイトからのリンクを集めないとスマホ版Googleでは上位表示出来ないことになる可能性が生じるということです。

ということは私達サイト運営者は二種類のリンク対策をしなくてはならないということになります。つまり、PC版Googleで上位表示するためにはPC版サイトからリンクを張ってもら、スマホ版Googleで上位表示するためにはスマホ版サイトからリンクを張ってもらうという二度手間が生じるということです。

以上、今後の予測ですが、正直想定外のことになりました。

これまで想定していたのはGoogleはPC版をメインの検索エンジンととらえて、それに対してじゃっかんのスマートフォン最適化の要因を加味してプラスマイナスをするという楽な方法です。

しかし、これからはGoogleにとってもサイト管理者にとっても楽ではない道を歩まねばなりません。

そしてその理由はたった1つです。

それはユーザビリティーの追求をして、ユーザーへのメリットを最大化した企業と個人だけが生き残れる

という厳しい論理です。

早急に行動を起こして下さい。

【続報】

【吉報!】Googleがモバイルファーストインデックス導入時期の延期を発表!(2017年04月01日)

【重要】Googleが再度モバイルファーストインデックス導入の延期を発表!年末か来年初頭まで延期(2017年04月07日)

結局Googleは全てのWebサイトをレスポンシブWebデザインに移行して欲しいのか?(2017年09月23日)

レスポンシブWebデザインにすると売上が下がることがあるのは何故か?(2017年10月06日)

【重要】Google がモバイルファーストインデックスの進捗を報告(2017年12月24日)

Googleがモバイルサイトの読み込み速度をモバイル版Googleの順位決定要因に採用(2018年01月27日)


化粧品サイトのアクセスのほとんどはXXXXから来ている?!

2016年10月07日
現在のSEOでは昔のようないい加減なサイトや自動リンク集からのリンクは効果があるどころか、順位が下がるというのが常識になってきています。また、関連性の無いサイトとの相互リンクも効果は無く、逆効果になります。

しかし、そうなると一体何をすれば被リンクを集めることが出来るのでしょうか?しかもGoogleが要求するのは単にリンクを張ってもらうことではなく、クリックされるリンク、つまりアクセスが発生するリンクです。

まともに考えても安全で効果的な被リンク獲得のアイデアはなかなか出てきません。

今回は、コンサルティングの最中に競合チェックソフトを使ってわかったことをご報告します。

それは化粧品関連のサイトで難関のビッグキーワードで上位表示しているサイトをいくつも調査してそれらの流入元を調べてわかったことです。

化粧品関連のキーワードは昔から非常に上位表示が難しく、上位表示サイトたちはしのぎを削ってSEO対策を競っています。

それらのサイトを調査してわかったアクセスが発生しているリンク元、つまり流入元サイトには次の8種類の共通点がありました:

1、ニュースサイトを装った衛星サイトからのリンク
→ 運営者情報が無いので検索順位を上げるために作った被リンクサイトだということが分かる

2、A8などアフィリエイトサービスプロバイダーからのリンク
→ adv.a8.net というドメインのサイトからのリンクだということはアフィリエイターが張った広告リンクであることが分かる

3、ポイントサイトからのリンク
→ サイトを見に行ってアンケートに答えたり、ゲームをするだけでポイントがもらえるサイト。

4、自社運営のオウンドメディアからのリンク
→ オウンドメディアを構築、運営代行する企業の作品からのリンク

5、お仕事依頼サイトからのリンク
→ クラウドワークスやランサーズ等にデザインやライティングの仕事を出して自社サイトにリンクを張っている

6、デザイン見本サイト
→ 大手企業ほど奇抜なデザインのウェブサイトを持っているので有力なデザイン見本サイトにも登録されたくさんのアクセスを得ている。代表的なものとして「MUUUUU.ORG」、「WEBデザインの見本帳」等がある。

7、ポータルサイト
→ アットコスメが最有力。月額数万円からの費用で自社商品を宣伝する専用ページを作ってくれてリンクも張ってくれる

8、業界特化型ニュースサイトからのリンク
→ 女性向けニュースを提供しているものがいくつかあり、代表的なものとしてMERYというサイトがある

これらの中でも特に驚いたのは「3、ポイントサイトからのリンク」です。

これらのサイトを企業が利用すれば不特定多数のネットユーザーに自社サイトを訪問してもらうためにリンクを張ってくれます。
そしてそのリンクを辿ってユーザーがスポンサーサイトを訪問するとそこでアクセスが発生してトラフィック効果が生じ上位表示にプラスに働きます。この段階でスポンサーサイトは良質な被リンクとトラフィックという上位表示にプラスに働く要因を獲得出来ます。獲得出来るのはそれだけではありません。ポイントサイトのユーザーはアンケートに記入するだとか、ゲームをする、資料請求をするなどしてサイトの長時間滞在し複数のページを閲覧します。それによりGoogleが評価するもう一つの要因であるエンゲージメント要因を満たすことが出来ます。エンゲージメントというのはユーザーがそのサイトで様々な行動を起こせば起こすほと高まります。逆にそのページがつまらないと分かり参照元に戻ってしまうと直帰率が高まり上位表示にマイナスに働きます。

ポイントサイトはGoogleの規約に違反しないサービスです。広告のリンクでもないのでrel=nofollowというタグをアンカータグに貼る必要も無いのでリンクとしての効果が生じます。トラフィックとエンゲージメントも高まります。たった一つのサービスを使うだけで一石三鳥のSEO効果を得ることが出来ます。

化粧品業界の方で自社サイトの順位が中々上がらない方は、こうしたサービスが世の中にあり、多くの上位表示サイトが利用しているという事実を認識すべきです。
恐らくこうしたサービスを使うだけで相当検索順位が上がっているはずです。ということは = 新しい形のSEOサービス ということすら言えるかもしれません。

私は個人的にこうしたサービスの利用を推奨したくはありません。しかし、別の形で良質な被リンク数、トラフィック、エンゲージメントを増やす対策をしないと彼らとの差は開くだけになるはずです。

どうすればこれら3つのスコアを高めることが出来るかを考えて下さい。

そして化粧品業界以外の業界にも徐々にこうしたサービスは影響力を増すはずです。

どの業種の人達も、その時がくるまでに良質な被リンク数、トラフィック、エンゲージメントを増やす対策を始めて下さい。

Googleが最後のペンギンアップデートを実施!その特徴と対策は?

2016年09月29日
Googleが最後のペンギンアップデート「Penguin 4.0」を9月23日に実施しました。

この事はGoogleの公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/09/penguin-is-now-part-of-our-core.html
でも詳しく発表されています。



公式発表によると今回のペンギンアップデートは:

(1)Penguin のアップデートがリアルタイムになった
(2)サイト全体へのペナルティーだけではなく、個別ページへのペナルティーも与えるようになった


これにより今後は手動によるアップデートではなくなるためペンギンアップデートの更新をGoogleは発表しなくなるということです。

実際に今回の変動はどのくらいのものかというと私のクライアントや私が管理するサイトの範囲でいうと2年ぶりくらいの大きな大変動です。

これらの情報を知るだけは何のメリットもありません。何故なら今回のアップデートによってどのようなサイトの順位が下がり、上がったのかその差を知り、その差を埋めていくことが順位復旧に繋がる唯一の行動だからです。

幸いなことに今回の変動の原因は比較的短時間にはっきりと把握して、対処策も考案することが出来ました。

全日本SEO協会が来月、正式にリリースする外部要素調査・比較の最新ソフトを駆使して調査対象のサイトを調べた結果、ペンギンアップデート激変で下落したサイト、上昇したサイトの違いがわかりましたのでご報告します。このソフトを使うと非常に短時間にどのような変動が起きても特徴と対策が分かるようになるからです。

今回の変動により順位が下がるか、上がるかは「関連性のあるサイトからリンクされているか、そしてリンクを張っているか」です。非常にシンプルです。

順位が下がった企業から相談を受けてそれらのサイトの様々な外部要素を調査したところ、明らかに関連性の高いサイトからリンクを張ってもらっていないサイトの順位が下がり、張ってもらっているサイトの順位が相対的に有利になり順位が上がりました。

本来ペンギンアップデートというのは過剰最適化に対するペナルティーであり、それは:

(1)キーワードの詰め込み過ぎ

(2)不正リンクの集め過ぎ

の2つ、あるいはどちらかが該当したサイトに適用されるペナルティーです。

不正リンクの集め過ぎとはどういう意味かというとそれはGoogleからの評価が高いと思われるだけのサイトから業種や関連性を無視してとにかく自社サイトのユーザーにとって無関係だと思われるサイトからでもリンクを張ってもらおうとする事です。つまり節操の無い被リンク獲得活動のことです。

皆さんの中で、順位が9月23日以降落ちてしまい原因がわからなった方は、関連性の低いサイトへのリンクをサイトから削除することから始めて下さい。

正直、これまでたくさんの関連性の低いサイトからの被リンクを増やし、かつ発リンクを増やしたのにそれらをゼロにするのは辛いです。しかし、それをし続ける限りGoogleは許しません。

Googleは被リンクだけではなく、発リンクに対しても厳しく監視しており関連性の低いサイトと関わり合う事自体を無くそうとしています。その理由は、関連性の高いサイト同士の相互リンクが過去にものすごい効果があり、そうした状態を放置しておくと今でも被リンクというデータに依存した順位計算体系が崩壊するからです。

つまり簡単に集めやすい被リンクを一掃するのに一番効果的なのは関連性の低いサイトに気軽にリンクを張ったり、張られたりすぐ関係を壊すことだからです。

ただ、Googleはそんなに簡単に関連性が高いリンクかどうかを見破ることは出来るのでしょうか?

出来ます。

その証拠としては:

A) アドセンス広告などは何年も前からページのテーマにあった広告を自動表示するようになっておりそうした技術をGoogleは持っている
B) Googleのように被リンク元、発リンク先を分析することに特化した企業のマジェスティックSEOでさえも下図のように業種を色分けして非リンク元に関連性が高いかどうかを見せる機能を持っている


という2つがすぐに思い出されるくらいWeb業界の中では常識になっています。



少しでも早く、関連性の低いサイトへの発リンクを削除して、同時に関連性の高いサイトからのリンクを獲得する活動をスタートして下さい。

ただし、関連性が低いサイトからのリンクでも有名なサイトや権威のあるサイトからの被リンクを減らすことはマイナスになります。

重要なことは関連性の高いサイトからの被リンクが大半であり、関連性の低いが有名なサイトや権威のあるサイトからのリンクが少しあるという比率がカギになります。

何故なら関連性の高いサイトへの発リンクを減らすことはすぐに出来ても、そうしたサイトからの被リンクはそんなに急激に増やすことが出来ないが現実だからです。

今回のアップデートで影響を受けなかったサイトを管理している方でも将来に渡りこうした新しく、厳しいルールをGoogleが適用したことを忘れないで下さい。

キーワードを書く比率を調整しただけで上位表示することがあります

2016年09月23日
前回の記事では「自分が上位表示を目指しているページが上位表示しないで、別のページが上位表示してしまう・・・」という現象の理由には:

1、キーワードがくどく書かれている
2、コンテンツ量が競合ページよりも少ない
3、意味がズレている


という3つがあるということを解説しました。

今回は、4つ目の理由の:

「メインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が間違っている」

について解説させていただきます。

ページ内に書かれるキーワードには:

メインキーワード
ミドルキーワード
サブキーワード


の3種類があります。

メインキーワードは、そのページの中で最も多く書かれるべき言葉で、

ミドルキーワードは、その次に多く書かれるべき言葉で

サブキーワードは最も少なく書かれるべき言葉です。

例えば、3つの言葉から成る複合キーワードの

「相続 弁護士 大阪」

の場合は

メインキーワード → 相続
ミドルキーワード → 弁護士
サブキーワード → 大阪

です。

これは何故わかったのかというと実際に

「相続 弁護士 大阪」

で上位表示をしているWebページを分析して分かったからです。

下の表は、「相続 弁護士 大阪」でGoogleで1位から10まで表示されているWebページの中にどの言葉が何%書かれているかを示すキーワード出現頻度です。





これらを見ると一部の例外を除いて・・・

相続、弁護士、大阪 の出現頻度の順番は

相続

弁護士

大阪

の順になっていることがわかります。

この順番を間違えるとそれだけで上位表示出来ないことがあります。

例えば

弁護士

相続

大阪

と書いてしまったり

大阪

弁護士

相続

という順番です。

そして順番を正しいもの、つまり

相続

弁護士

大阪

に変更するだけで上位表示することがあるのです。

もし自分が「相続 弁護士 大阪」という複合キーワードで上位表示したいならば実際に上位表示しているWebページのキーワード出現頻度を解析してメインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率を把握することです。

そして自分が望むページが上位表示していないのならメインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が上位表示しているページに近いかを見るのです。そして違っていたらそれら成功しているキーワードの比率に自分の目標ページを合わせることが有効な上位表示対策です。

先週お会いしたクライアントさんのページもまさにメインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が間違っており、ミドルキーワードであるべき言葉をメインキーワードよりも多く書いているためにGoogleに嫌われていたことがわかりました。何故わかったのかというとキーワードの比率を上位表示集団の比率と同じにしたらこれまで検索にかかっていなかったページが上位表示するようになったからです。

検索順位アップのすべての鍵は検索結果ページにあります。

問題は、いかに注意深くあらゆるアングルで上位表示集団の特徴と、上位表示できていない集団の特徴を見抜いて上位表示集団の特徴を自分のページに取り込み、上位表示できていない集団の特徴を取り除くことが出来るかです。

ぜひこうした視点でもご自分のページをチェックして成果を上げて下さい。
< 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 >
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