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アルゴリズムアップデート
【速報】Googleが小規模なアルゴリズムアップデートを9月28日に実施!!
2018年10月02日

2018年8月1日のコアアルゴリズムアップデートに続いて日本時間9月28日にGoogleがより小規模なアップデートを実施したことがわかりました。
Google検索の広報担当のダニー・サリバン氏は自身のTwitterで:
Our core algorithm is updated all the time. For major updates, we'll continue to share about those on @searchliaison, as we have been. We haven't had a major update of that nature, but we did have a smaller one this week.
『当社のコアアルゴリズムはいつも更新されています。大きなアップデートについては引き続き @searchliaisonでこれまでどおり発表します。今回はメジャーなアップデートはされていませんが、小さなアップデートを今週実施しました』
と発表しました。

【引用元】
ダニー・サリバンTwitter
ダニー・サリバンTwitter
実際に9月28日以降、私のところにも複数のクライアント企業からGoogleの検索順位が変動してGoogleからの流入に大きな影響が及ぼされていることがわかりました。
今回の変動の特徴はトラフィックが多いサイトの検索順位が上がったことです。
一例を上げると、「ダイエット」で検索するとそれまで検索1ページに表示されていなかった・・・
NAVER まとめ
アメブロ
Amazon
などの膨大なページ数があり、Google検索にかかっているページが多数あるためGoogleからの流入が多いサイトの順位が上昇してきました。

これによりしばらく上位表示出来ていなかったポータルサイトやショッピングモール等の順位が上がっており、独自ドメインのサイトを運営している企業のサイトの順位が下がっているケースが多数あります。
何故Googleからのトラフィックの多いサイトの順位が上がったのでしょうか?
考えられる理由は、2018年8月1日のコアアルゴリズムアップデートは検索キーワード(クエリ)とコンテンツの関連性が高いページの順位が上がるというものでしたが、その基準だけだと人気が無いサイトでも上位表示してしまい、人気のあるサイトを見たいユーザーにとって不便な検索結果ページになるからだと思われます。
まだまだ検索順位が不安定な状態にあるためトラフィックの多いサイトの評価が高くなったからという単一の理由とは断言できません。
しかし、今すべきことはトップページや主要ページの検索順位だけにこだわるのではなく、Googleからの流入を増やすための新規の目標キーワードをたくさん考え出して1つ1つを上位表示させることが出来るだけのコンテンツを作成してサイトにアップすることです。

そしてもう一つ出来ることはすでに作ったページの品質を高めて上位表示させていくことです。
品質を高めるためには・・・
・重複コンテンツを減らす
・独自コンテンツを増やす
・関連する画像を増やす
・関連する動画を貼り付ける
・関連ページを作成して、それらに文中などからリンクを張る
などの方法があります。
これらを実施して、Googleからの流入を増やし、競合よりもトラフィックの多いサイトづくりを目指して下さい。
【関連情報】
8月1日にGoogleで大きな順位変動!広範囲なコアアルゴリズムアップデートの実施を発表。順位回復の対策は?(2018年8月3日)
8月1日にGoogleで大きな順位変動!広範囲なコアアルゴリズムアップデートの実施を発表。順位回復の対策は?(2018年8月3日)
Googleの検索アルゴリズムを知る方法
2018年09月26日

これまで2018年8月1日のGoogleのコアアルゴリズムのアップデート実施により・・・
・何が起きたのか?
・対策は?
そして・・
・Googleの検索アルゴリズムとは何か?
・Googleはアルゴリズムを公開しているのか?
について解説してきましたが、今回は・・・
・どうすればGoogleのアルゴリズムを知ることが出来るのか?
という根本的疑問について解説したいと思います。
前回の記事で述べたように、Googleはその検索アルゴリズムを公開していません。
そのようなことをしたら、そのアルゴリズムで高く評価されるサイト作りに多くのサイト運営者が専念するようになり、Googleが真に望んでいる高品質なサイトをその検索結果上位に表示させることが困難になるからです。
検索アルゴリズムは推測するしか無い
Googleの検索アルゴリズムを知るには、様々な情報源を知り、各情報源から入ってくる情報を元に推測するが必要です。
それらの情報源とは主に、Googleが公開してる情報、SEO業界が発信する情報があります。
検索アルゴリズムを推測する方法1:Googleが公開している情報を見る
Googleは公式、非公式に検索アルゴリズムが推測可能な情報を発表しています。
Googleの公式発表
Googleが検索順位を大きく変えるアルゴリズム更新をする際にはその直前、または直後に公式サイトや公式Twitterでどのようなことを実現するためにアルゴリズムの更新をするのか概略を次のメディアで発表します:
・Googleウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/
比較的長文でアルゴリズム更新の理由と、簡単な対応の方向性を日本語で発表します。英語版のGoogleウェブマスター向け公式ブログの翻訳がほとんどですが、英語版よりも数日の時差があることがあります。

・Google SearchLiaison
https://twitter.com/searchliaison
Google検索の広報担当者が短文でアルゴリズム更新を実施したことを解決に英語で発表します。

Googleスタッフの発言
Googleの技術系の社員や広報担当社員が自身のTwitterで公式、非公式にアルゴリズム更新をしたことと対応の方向性を発表することがあります。
・ジョン・ミュラー氏のTwitter

https://twitter.com/JohnMu
・ゲイリー・イリーズ(イリェーシュ)氏のTwitter

https://twitter.com/methode
Google特許技術の研究
Googleは検索エンジンを構成する技術を保護して他社への流出を防ぐために米国特許庁に膨大な数の検索技術特許を提出しています。
特許技術はアルゴリズムの詳細をプログラムのソースコードという形ではありませんが、フローチャート、図、技術的解説文などによりかなり詳しく公表しています。Googleの特許は
https://www.google.co.jp/?tbm=pts
で調べることが出来ます。

また、定期的に国内で開催されているGoogle特許研究カンファレンスなどでも情報を取得することが出来ます。

検索アルゴリズムを推測する方法2:SEOコミュニティーから情報収集する
海外、国内のSEO会社、SEOコンサルタントが発表する情報からも検索アルゴリズムの動向やその詳細を知り、そこからGoogleの検索アルゴリズムを推測することが可能です。
海外SEOカンファレンス
シリコンバレーやニューヨーク、シアトル、ロンドンなどで開催されるSMX等のSEOプロフェッショナル向けのSEOカンファレンスではGoogleのゲイリー・イリーズ氏やジョン・ミュラー氏をゲストに迎えた基調講演、研修、そしてSEOで有名な企業が作成した検索順位決定要因などの貴重なデータが発表されます。そうした情報からたくさんの検索アルゴリズムを推測することが出来ます。

海外SEOニュースサイト
海外SEOカンファレンス主催企業が運営するSearch Engine Land、Search Engine Journal等のSEOニュースサイトではGoogleの公式発表に対するコメント、解説があるだけでなく、海外SEOカンファレンスで発表された発見などのサマリーなどが閲覧出来ます。
SEOセミナー
国内で開催されるSEOセミナーでもその時々に重要なトレンド、対応策などが提案されるものがあり、そこから重要なGoogleの検索アルゴリズムを推測する手がかりを見つけることも可能です。
国内外のSEO会社や個人のブログ
海外SEOカンファレンスや海外SEOニュースサイトが情報ソースのことがほとんどですが、比較的わかりやすく最近のアルゴリズムを解説しています。
以上が、Googleの検索アルゴリズムを推測するための主な情報源です。
この他にも、Googleの検索結果ページの観察、SEOツールの活用、そして他者との情報交換なども貴重な情報源になることがあります。
このようにGoogleの検索アルゴリズムを知るには与えられた情報をただ鵜呑みにするという態度ではなく、自分で一定のエネルギーを注いで自力で情報を収集し、仮設、実行、検証を根気よく繰り返す研究者的な態度が求められます。
Googleの検索アルゴリズムとは何か?
2018年09月17日

これまで何回かに渡りGoogleのコアアルゴリズムの変動についてレポートしてきました。
今回はそもそもGoogleの検索アルゴリズムとは何かについて解説したいと思います。
Googleは検索キーワード毎に検索順位を決めなくてはなりません。それがGoogleの最も重要な仕事です。
しかも検索順が高いWebページであればあるほどユーザーが見たいと思うWebページにしなくてはなりません。
もしそれが出来ないと「つまらないWebページが上位表示しているのでGoogleは使えない・・・」とユーザーが判断し、そのユーザーはマイクロソフトが提供しているBing等の他の検索エンジンに流れていってしまいます。
そうなるとGoogleはユーザーを失うことになり、検索結果上にお金を払って広告を出そうという企業も減ってしまい経営の屋台骨が崩れることになります。
それを避けるためにもGoogleはどの検索エンジン会社よりも多くの資本と人的パワーを使い、ユーザーが見たいWebページが検索の上位に来るようにランキングシステムを改善しています。
そしてそのランキングシステムの仕組みは「アルゴリズム」という計算式が1つ1つのWebページにスコアを与え、スコアが高い順に検索順位が決まるのです。
下の図は、私が使っているGoogleのアルゴリズムをシュミレートするプログラムの図です。

このプログラムでは調べたいWebページのURLを入れると・・・
・ページのタイトルタグは何文字で、その中に検索キーワードは何回含まれているのか?
・タイトルタグの文字数が21文字以上の場合は長めのタイトルタグとしてそこに検索キーワードが1回含まれていると持ち点に対してXXX点加算する
・1回も含まれていない場合は持ち点からYYY点減らす
というようにAという条件に当てはまると何点プラスで、その条件に当てはまらないと何点マイナスというような多くの条件式を設定しています。
そして各項目のスコアを足して、項目数で割ることにより平均点を算出出来ます。
こうすることにより各Webページに対してスコアを与えて、スコアが高いもの順に並び替えるとランキング、つまり検索順位を決めることが出来ます。
もちろんWebページ内のどこにキーワードが何回書かれているという評価基準だけでは完璧なアルゴリズムとはいえないので、他にも数十種類のランキングアルゴリズムを私がシュミレートするプログラム内に含めています。
下の図はWebページに対しての外部サイトからのリンク数などの外的な要因のスコアです。

一定の数値になるとスコアが与えられ、リンク数が多ければ多いほどスコアが高くなるだけなく、信頼できるサイトからのリンクが多ければ多いほどさらにスコアが高くなるようになっています。
私がこうしたシュミレーションプログラムに含めることが出来たのはわずか数十種類のアルゴリズムですが、Googleは200以上の検索アルゴリズムを持っていると5年以上前に言われていましたので今ではその何倍も持っているのではないでしょうか?
ここで多くの人が疑問に思うのは「Googleは1つ1つのアルゴリズムを公開しているのか?」という点です。
答えは残念ながらNOです。
何故なら検索順位を決める計算式を一般に公開してしまったらその計算式で高いスコアを得られる造りのWebページを作り上位表示させようとする人たちが出てくるからです。
例えていうならパチンコメーカーがパチンコの仕組みや、パチンコでたくさんの景品をもらう方法を教えてくれないのと同じようなものです。そんなことをしたらその店はすぐに潰れてしまうでしょう。
あるいは、任天堂がゲームの攻略法を詳しくプレーヤーに教えてくれないのと一緒です。そのようなことをしたらすぐにゲームに勝ててしまうのでユーザーが飽きてしまいゲームは広く売れなくなってしまうでしょう。
しかし、それでもGoogleがどのようなアルゴリズムを持っているのか、どのようなアルゴリズムを使って今現在検索順位を決めているのかを推測する方法はたくさんあります。
次回は「どうすればGoogleのアルゴリズムを推測することが出来るのか?」について解説したいと思います。
【関連情報】
8月1日にGoogleで大きな順位変動!広範囲なコアアルゴリズムアップデートの実施を発表。順位回復の対策は?(2018年8月3日)
8月1日のGoogleコアアルゴリズムアップデートは医療・健康サイトだけに影響したのか?(2018年8月10日)
8月1日のGoogleコアアルゴリズムアップデートはペンギンアップデート以来の順位変動を引き起こした!(2018年8月26日)
Googleコアアルゴリズムの種類にはどんなものがあるのか?(2018年09月09日)
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