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YouTubeは重要なソーシャルメディアツール
2015年08月01日
前回に引き続き今回もシミラーウェブ無料版の活用方法について解説させていただきます。今回は「Social Sources」から読み取れる3つ目の情報である
3、動画マーケティングの進み具合が分かる
についてです。
シミラーウェブもそうですし、海外のツールや情報を見るとYouTubeもソーシャルメディアとして取り扱われています。
本来YouTube動画は動画をYouTubeという動画共有サイトにアップするのがその主な機能ですが、YouTubeをソーシャルメディアとして捉える理由がいくつかあります。その理由とは:
(1)共有機能がついている
(2)コメントを書くことが出来る
(3)チャンネル登録者を募集して、チャンネル登録者にプッシュ配信が出来る
の3つです。
(1)共有機能がついている
下の図のようにYouTube動画のページにある「共有」というリンクをクリックするとGoogle+やFacebookなどのソーシャルメディアで共有するためのボタンがついています。
そしてその下にはその動画を人に伝えるためのURLが表示されているので自分がアップした動画や、他人が作った動画で気に入ったものがあったらそのことを簡単に知り合いや友達に知らせて情報共有がしやすくなっています。
それだけではなく、人に見せたい動画を自分のブログやサイト、ソーシャルメディアのページに貼り付けられるように貼付け用のソースコードも表示されるようになっていますので、YouTubeに動画をアップすればその動画が自分が知らない人達がどんどん広めてくれる可能性を生み出しています。
(2)コメントを書くことが出来る
ソーシャルメディアになるための条件の一つがユーザーが自分が思ったこと、感想などを書き込むことが出来るかどうかです。
新聞、雑誌、テレビなどのマスメディアではユーザーはただ一方的に情報を受信することしか出来ませんでしたがソーシャルメディアでは自分が情報を発信することが出来ます。
下の図のようにYouTube動画のページには投稿を許可する設定をすればユーザーがコメントを書き込めるようになっています。
YouTubeのコメントはFacebookとは違い匿名性が高いのでFacebookユーザーのようにマナーを守る人ばかりではありません。
下の図のようにマナーの悪いコメントを書く人達もいます。
こうしたことを防止するためには投稿を一切受け付けないという態度ではなく、管理画面でコメントの投稿を「承認制」にすると良いです。
(3)チャンネル登録者を募集して、チャンネル登録者にプッシュ配信が出来る
ソーシャルメディアのもう一つの特徴は情報の受信を希望する複数のユーザーに即時に情報配信をすることが出来ることです。
YouTubeでは、チャンネル登録というシステムがあるので、自分が気に入った動画を配信しているチャンネルを見つけたらいつでもチャンネル登録をすることが出来るようになっています。チャンネル登録をするとそのチャンネルが新しい動画をアップする度にYouTube側からメールがチャンネル登録者に届くようになっています。
このようにYouTube動画は単なる動画共有サイトではなく、ソーシャルメディアとしての機能をフル装備している強力なメディアなのでネットでの集客を目指す企業や個人にとって活用したほうが良いものであることは明らかです。
下の図は、ホンダ自動車の公式サイトをシミラーウェブ無料版の「Social Sources」をクリックして表示されるソーシャルメディア活用状況のデータです。
自動車という動くものを売るためにYouTube動画をある程度活用していることがわかります。
しかし、トヨタ自動車とフォード自動車(英語サイト)のデータを見てみると
というようにホンダ自動車の何倍もYouTubeを活用していることがわかります。
以上が、ウェブページの人気度を推し量る3つの手段のうち2つ目のシミラーウェブ無料版の使い方、活用方法についてです。
次回はウェブページの人気度を推し量る3つの手段のうち3つ目の・・・
(3)Googleの関連ページ検索
の使い方を説明させていただきます。
確実にアクセスを増やすキーワードを確実に見つける方法がある!
2015年07月23日
前回に引き続き今回もシミラーウェブ無料版の活用方法について解説させていただきます。今回は「Search」についてです。
Searchの項目で表示されるのは、そのサイトにどのような検索キーワードでユーザーがGoogleやヤフーなどの検索エンジンで検索して訪問したかという決定的に重要な情報です。
何故決定に重要なのかというと、例えば御社の競合他社のサイトにたくさんの人達が「インプラント 費用」というキーワードで検索して訪問しているとしたら、御社もそのキーワードで上位表示すればその会社のサイトのようにたくさんのユーザーが訪問してくれる可能性があるからです。
これはつまり御社のサイトにアクセスをもたらしてくれるいわゆるお宝キーワードの可能性が高いのです。
このデータをシミラーウェブ無料版で見ることにより御社が今後目標にすべきキーワードがかなりわかるのです。
下の図はアスクルのサイトにどのようなキーワードでユーザーが検索して訪問しているのかのデータです。
Top 10 Organic Keywords
アスクル
Askul
Asukuru
あすくる
ホワイトボード
というのは
Googleやヤフー等の検索エンジンの広告欄ではない自然検索結果部分からこのサイトにユーザーが辿り着く時に検索したキーワードです。
Top 10とは書いていますが、最近この無料版では上位5個までしか表示しなくなってしまいましたので実際にはTop 5の流入キーワードです。
ここでいくつか重要なポイントがあります。
(1)人気サイトは知名度が高いのでユーザーが名前を覚えているので会社名、サイト名、サービス名、商品名で検索してサイトを訪問する。ネット集客に成功してるサイトほどこの傾向が高い。
→ これは意外に思われるかも知れませんが、これまで私がシミラーウェブ無料版、有料版の両方で多くの業種の様々なサイトを調査した結果、検索で上位表示されているサイトや、ビジネス的に成功しているサイトほど普通名詞の「文房具」だとか、「ホワイトボード」などの検索キーワードではなく、上の例のサイトのように会社名、サイト名などで検索する訪問者が圧倒的に多いということです。
御社のサイトがそうなっているか、シミラーウェブでデータが出てきたら見てみて下さい。もしも普通名詞が上位を占めていたら未だまだ知名度が低いということです。
(ただし、これには例外があり、サイトをオープンしたばかりで会社も新しい場合は普通名詞で上位表示してユーザーが来るほどGoogleからの評価が高くないのでGoogleでほとんどのキーワードで上位表示することが出来ないので、その会社の社員や身内の関係者が会社名で検索するため会社名で検索した人ばかりが来るので上位の流入キーワードは会社名ばかりというケースです)
(2)コンテンツマーケティングが上手な企業のサイトは、上位こそ企業名で検索するユーザーが多いもののその下のキーワードはほとんどが「〜の方法」というようなノウハウを知りたいユーザーが検索するキーワードばかりという傾向がある(※コンテンツマーケティング = コンテンツをネット上で公開することにより見込み客を集める手法)
→ 企業の秘密に関わることなのでここでは学校名は伏せますが、シミラーウェブ有料版で私が複数の有名な英会話学校の流入キーワードを調べたらコンテンツマーケティングが上手いB社は英語学習者が検索しそうな「XXXXX 発音」だとか、「YYYYY 英語対応方法」などのノウハウ系キーワードでの流入が多いことがわかりました。
実際にそうしたノウハウ系キーワードでGoogleで検索したら上位表示しており実際に上位表示しているのでそれらのリンクを辿ってユーザーがGoogleからその学校のサイトに来ていることがわかりました。
(3)売上が多い企業ほど商品のカテゴリ名(ホワイトボード)などでGoogleで上位表示しており、それらのキーワードでの流入が多い
→ 上の例でも流入キーワード5位にホワイトボードという商品カテゴリ名がランクインしており、このサイトでの売れ筋商品がホワイトボードだということがわかります。
以上が自然検索の流入キーワードについてでしたが、次は
Top 10 Paid Keywords
あすくる
明日来る
Asukul
Asukuru
プロジェクター
が画面の右側に表示されています。
これは検索エンジンの検索結果ページの目立つ部分に表示されるリスティング広告を購入している場合だけ表示されるもので、このサイトでは
あすくる
明日来る
Asukul
Asukuru
プロジェクター
などのキーワードでも入札していることがわかります。
プロジェクター が5位になっていますが、これは安い入札価格では表示出来ない単価の高いキーワードですが、それでもこの会社が購入しているということはかなり儲かるキーワードである可能性が高いということがわかります。
競合他社や業界トップクラスの企業がどのようなキーワードでリスティング広告を入札しておりかつそれが実際のアクセス増の効果になっているかがわかります。
以上がシミラーウェブで分かる決定的に重要なデータである「Search」についての解説です。
次回もシミラーウェブで見れる他の重要データについて解説させて頂きます。
競合他社のサイトにどこからユーザーが来ているのかが分かる無料ソフト
2015年07月22日
前回に引き続き今回もシミラーウェブ無料版の活用方法について解説させていただきます。今回は「Referrals」についてです。
Referralsとは参照元という意味で御社のサイトへリンクを張っているサイトの事を言います。
しかし、単にリンクを張っているだけではリンク元ですが、参照元というのはリンクを張っていてかつそのリンクをクリックしてユーザーが訪問しているリンク元のことで現在のSEO対策の効果のあるものです。
これからのSEO対策ではこうしたユーザーがクリックするリンクを集める、つまり参照元を集めることが急務です。
そうしたこともあり、シミラーウェブ無料版は私達が調べるサイトの参照元の上位5位までを教えてくれます。(それ以下の参照元を知るためには年間数十万円からの有料版を使わなくてなりません)
参照元のページは以下のような形で表示されます。
このページには2つのデータあります。
(1)Top Referring Sites(上位参照元=上位流入元)
(2)Top Destination Sites(上位流出先)
の2つです。
(1)Top Referring Sites(上位参照元=上位流入元)
このサイトのデータを見るとこのサイトに最も訪問者をもたらしているサイトの上位5つは
Kakaku.com
Solution.soloel.com
Jp.hao123.com
Coneco.net
Search.fenrir-inc.com
です。
Kakaku.com
Coneco.net
は2つともそれなりに有名な価格比較サイトです。これらには広告欄がたくさんあるのでそれらを購入しているためにこのサイトの大きな参照元になっていると思われます。
(2)Top Destination Sites(上位流出先)
このサイトから訪問者が流出先、つまりリンク先サイトの上位5つは
Lohaco.jp
Service.shoppingate.info
Facebook.com
Solution.soloel.com
Bizex.co.jp
です。
Lohaco.jp
はこの会社の系列サイトなのでサイト内の目立つところからリンクを張っているのが原因です。
また、Facebookを活用しているためにFacebookへのリンクを辿ってユーザーが離脱していることがわかります。
(1)Top Referring Sites(上位参照元=上位流入元)
と
(2)Top Destination Sites(上位流出先)
がそれぞれたったの5サイトしかわからないのは確かに不十分ですが、それでも今回の調査結果により重要なアクセスの法則がわかりました。
それは・・・
法則1:有名な価格比較サイトの広告を購入すれば自社サイトにたくさんのアクセスをもたらす
→ もちろんこれは価格比較サイトだけではなく、有名な口コミサイト、ポータルサイト、ランキングサイト等の広告も含まれる可能性があります。シミラーウェブ無料版で競合他社のサイトの流入元を調べてそうしたところが見つかったら広告の購入を検討するのも良いはずです。目立つ部分の広告は確かに高額でしょうからリターゲティング広告やテキスト広告などなら通常のディスプレイ広告よりも安く購入できる可能性があります。
法則2:自社サイトから関連性のある系列サイトにリンクを張ることにより送客して売上を増やす事が出来る
→ ということはB2BショッピングサイトのアスクルがB2CショッピングサイトのLohacoを作ったように御社も新商材の別サイトを作り、関連性がある程度あれば積極的にリンクを新サイトに張ることによりネットでの売上を拡大することが可能になるということです。Lohacoは最近のニュースの報道によればヤフージャパンとの共同事業ということもあり業績は良いと伝えられています。Lohacoの戦略はヤフージャパンとアスクルという人気サイトからのリンクによりアクセスが稼ぎ、売上を増やしていることが分かります。そしてオペレーション的にはヤフージャパンには無いリアルな物流力をもつアスクルの力が生かされています。
法則3:Facebookページヘのリンクは良いことだが、それをすることによりFacebookにユーザーが行ってしまうことがある
→ これは現代のWeb集客ではソーシャルメディア活用は必須なので仕方の無いことですが、離脱を最小限に留めるためにはソーシャルメディアへのリンクはページの一番下のほうからだけにして決してページの目立つ一等地からはしないようにこころがけるべきです。
以上がシミラーウェブ無料版が教えてくれる「Referrals」(参照元)についてですが、次回はさらに重要なデータについて解説させていただきます。
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