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Googleの画像検索から自社サイトに何人のユーザーが来ているかを知る方法

2024年09月11日

Google検索は、テキストだけでなく画像検索からも多くのユーザーがウェブサイトに訪れるチャンスを提供してくれます。しかし、画像検索からどれくらいの人が自社のサイトに訪問しているのかを正確に把握するのは、ウェブ初心者にとっては少し難しいかもしれません。この記事では、Googleの画像検索から自社サイトに訪れたユーザー数を確認する方法を詳しく説明します。


Googleの画像検索とは?


まず、Googleの画像検索について理解しておきましょう。Googleの画像検索とは、ユーザーがテキストベースの検索結果だけでなく、画像をもとに情報を探すための機能です。たとえば、ユーザーが「おしゃれなデザインののぼり」と検索した場合、検索結果にはテキストリンクだけでなく、関連する画像も表示されます。その画像をクリックすることで、サイトにアクセスすることができるため、自社サイトに訪れる可能性が高まります。



ウェブサイトに掲載されている画像は、適切な対策を行うことでGoogleの画像検索に表示されるようになり、多くのユーザーに閲覧される可能性があります。画像検索は、特にビジュアル重視の業界(例えばファッションやインテリアデザイン)において強力なツールです。ですから、画像検索を通じてどれだけのトラフィックを獲得しているのかを知ることは、サイトの最適化に役立ちます。


画像検索からの訪問者数を確認する方法


Googleの画像検索から自社サイトに訪れたユーザー数を確認するには、「Googleサーチコンソール」というGoogleが提供する無料ツールを使います。このツールは、サイトのパフォーマンスを詳細に分析するのに役立ち、特に初心者の方でも簡単に操作できるため、非常に便利です。

1. Googleサーチコンソールにアクセスする


まず、Googleサーチコンソールにアクセスし、自社のウェブサイトを登録または選択します。まだ登録していない場合は、Googleアカウントを使って簡単に登録できます。サーチコンソールに登録することで、サイトがどのように検索結果に表示されているかや、訪問者がどのようにしてサイトにたどり着いたのかを知ることができます。


《参考情報》 Search Console

2. 「検索パフォーマンス」を選択する


次に、左側のメニューから「検索パフォーマンス」を選択します。このセクションでは、自社サイトのトラフィックデータやユーザーの検索行動を確認することができます。デフォルトではテキスト検索のデータが表示されますが、画像検索のデータに切り替えることができます。



3. 検索タイプを「Web」から「画像」に変更する


検索パフォーマンスのデータを「画像検索」に絞り込むためには、検索タイプを「Web」から「画像」に変更します。これにより、Google画像検索からサイトにアクセスしたユーザーの情報が表示されます。このデータを使って、どの画像がクリックされているのか、どのキーワードで検索されたのかを確認することができます。



4. 訪問者数を確認する


最後に、画像検索からの訪問者数を確認します。Googleサーチコンソールの画面には、日ごとに訪問者数が表示され、クリックされた画像や検索されたキーワードも確認できます。このデータを分析することで、どの画像が多くのトラフィックを集めているのか、どのキーワードが効果的なのかを把握することができ、今後のサイト最適化に役立てることができます。




画像検索からの訪問者数を増やすためのポイント


画像検索からの訪問者数を増やすには、単にサイトに画像を掲載するだけでは不十分です。いくつかの重要なポイントを押さえて、より多くのユーザーが画像を通じてサイトを訪れるように工夫する必要があります。

1. 高品質な画像を使用する


まず、画像の質にこだわりましょう。画像検索で目を引くためには、鮮明で高解像度な画像を使用することが重要です。特に、自社の製品やサービスを紹介する場合は、商品の魅力を最大限に引き出す画像を使用することで、クリック率が向上します。ユーザーは質の高い画像を信頼し、そのサイトに興味を持つ可能性が高まるのです。

2. 画像のALTタグを最適化する


画像の「ALTタグ」とは、画像が表示されない場合に代替テキストとして表示されるもので、検索エンジンにとっても重要な情報です。ALTタグには、画像の内容を的確に説明するテキストを入力する必要があります。これにより、検索エンジンが画像の内容を正確に理解し、関連するキーワードで表示される可能性が高くなります。

例えば、「おしゃれなデザインののぼり」というキーワードで商品画像検索で上位表示を目指す場合、ALTタグに「おしゃれなデザインののぼり」と記述することで、より効果的に検索結果に表示されるようになります。



3. ユーザーにとって有益な画像を提供する


美しいだけの画像ではなく、ユーザーにとって役立つ画像を提供することも重要です。たとえば、製品の使用方法や詳細な仕様を説明する図解やインフォグラフィックなど、視覚的にわかりやすく情報を伝える画像を使うことで、ユーザーの理解が深まり、結果として訪問者数が増えることがあります。

4. スクリーンショットの効果的な活用


スクリーンショットも有効な手段です。例えば、ウェブサービスやアプリケーションの使い方を説明するスクリーンショットは、ユーザーにとって非常に役立ちます。これらの画像を使用することで、画像検索結果に表示される可能性が高まり、訪問者数の増加に繋がることがあります。


まとめ


Googleの画像検索は、自社サイトへのトラフィックを増やすための非常に強力なツールです。画像検索からの訪問者数を正確に把握し、どの画像が効果的か、どのキーワードがユーザーに検索されているのかを分析することで、サイトの最適化を進めることができます。

初心者の方でも、Googleサーチコンソールを使って簡単に画像検索からのデータを確認することができるので、まずは基本的な手順を試してみましょう。高品質な画像の使用、ALTタグの最適化、ユーザーにとって有益な画像の提供を心がけることで、Google画像検索からのトラフィックをさらに増やし、ウェブサイトの成功に繋げましょう。

GA4の参照元とは?初心者でもわかる流入経路の基本解説

2024年08月24日

ウェブサイトの運営やマーケティングにおいて、どのようにしてユーザーがあなたのサイトにたどり着いたのかを理解することは非常に重要です。Googleアナリティクス4(GA4)を使用すると、ユーザーがどの経路から訪問しているのかを把握でき、そのデータをもとに効果的なマーケティング戦略を立てることができます。今回は、GA4の「参照元」について解説します。


GA4の参照元とは何か?


GA4の「参照元」は、ユーザーがあなたのウェブサイトにどのような経路でたどり着いたかを示すデータです。これにより、ユーザーが検索エンジン、ソーシャルメディア、直接アクセスなど、どのチャネルを通じてサイトに訪問しているかを把握できます。参照元のデータは、サイト運営者にとって貴重な情報源であり、マーケティング戦略を最適化するための基盤となります。

GA4の参照元データを見るには、GA4の画面にあるサイドメニューの「集客」→「トラフィック獲得」を選択します。



なお、参照元のデータは「トラフィック獲得」だけでなく、「ユーザー獲得」の画面でも見ることができますが、これらには違いがあります。




GA4における「ユーザー獲得」と「トラフィック獲得」の違い


GA4における「ユーザー獲得」と「トラフィック獲得」の違いは次のようになります。

ユーザー獲得




「ユーザー獲得」は、あなたのウェブサイトに初めて訪問したユーザーがどこから来たかを示します。これにより、新規ユーザーをどのチャネル(検索エンジン、ソーシャルメディア、広告など)から獲得しているかを把握できます。新しい訪問者がどの経路でウェブサイトにたどり着いているかに焦点を当てた指標です。

例えば、初めてあなたのサイトを訪れたユーザーがGoogle検索を経由して来た場合、ユーザー獲得チャネルとして「オーガニックサーチ」が記録されます。

トラフィック獲得




「トラフィック獲得」は、全ての訪問(新規およびリピーターを含む)がどのチャネルから発生したかを示します。つまり、ウェブサイトへの全トラフィックの出所を示し、ユーザーが何度訪れているかも含まれます。

例えば、同じユーザーが1日に複数回、Google検索やブックマーク、ソーシャルメディアなどを使って訪問した場合、これらすべての経路がトラフィック獲得に記録されます。

まとめると・・・
・ユーザー獲得は、新規ユーザーがどの経路からウェブサイトに来たかを示します。
・トラフィック獲得は、新規・リピーター問わず、すべての訪問がどの経路から来たかを示します。
となります。

この違いを理解することで、どのチャネルが新規ユーザーの獲得に強いのか、またどのチャネルが全体のトラフィックを牽引しているのかを分析できます。


主な流入経路の種類


GA4では、ユーザーの訪問経路をいくつかのカテゴリーに分けて表示します。それぞれのカテゴリーについて詳しく見ていきましょう。

1. オーガニックサーチ(自然検索)



オーガニックサーチとは、ユーザーがGoogleやMicrosoft Bingなどの検索エンジンでキーワードを入力し、検索結果からあなたのサイトにたどり着く経路です。オーガニックサーチは、SEO(検索エンジン最適化)によって強化され、長期的に安定したトラフィックをもたらす重要なチャネルです。たとえば、あなたのサイトが「ダイエットレシピ」というキーワードで検索上位に表示されると、多くのユーザーが自然検索を通じて訪問します。

2. ダイレクト(直接アクセス)



ダイレクトアクセスとは、ユーザーがブラウザのアドレスバーに直接URLを入力して訪問する経路です。また、ブックマークやお気に入りに登録されたリンクからの訪問も含まれます。ダイレクトアクセスは、既存の顧客やリピーターが多いサイトに多く見られる傾向があります。また、メールマガジンのリンクをクリックした際も、特別な設定をしない限り、ダイレクトアクセスとしてカウントされます。

3. リファーラル(参照元)



リファーラルとは、他のウェブサイトやブログからのリンクを通じて訪問する経路です。たとえば、他のサイトがあなたのウェブサイトを紹介し、そのリンクをクリックして訪問した場合、これがリファーラルになります。リファーラルは、信頼性の高いサイトからのリンクであるほど、SEOにもプラスの影響を与えます。ブログや業界サイトに取り上げられることで、自然とトラフィックが増えるのが特徴です。

4. オーガニックソーシャル(自然なソーシャルメディアからの訪問)



オーガニックソーシャルとは、FacebookやX(旧 Twitter)、Instagramなどのソーシャルメディアでのリンクを通じて訪問する経路です。これには、広告を使わずに、ユーザーが自発的に共有したコンテンツからの訪問が含まれます。ソーシャルメディア上でのシェアやコメントが多いと、この経路からのトラフィックが増加します。たとえば、あなたが投稿した記事がXで多くのリツイートを得た場合、そのリンクからの訪問が増えるでしょう。

5. オーガニックビデオ(自然な動画プラットフォームからの訪問)



オーガニックビデオは、YouTubeや他の動画プラットフォームからの訪問を示します。YouTubeでの動画が視聴され、その動画の説明欄やコメント欄のリンクを通じてサイトに訪問する経路です。GA4では、これらの訪問を別のカテゴリーとして集計します。ビデオマーケティングを活用している場合、ここからのトラフィックが重要な役割を果たすでしょう。


流入経路を最大限に活用する方法


流入経路を理解することで、どのチャネルが最も効果的かを分析し、最適化することが可能です。たとえば、オーガニックサーチからの流入が多い場合は、SEOをさらに強化してトラフィックを増やす戦略を取ると良いでしょう。一方、リファーラルが少ない場合は、他のサイトやブログとの連携を強化することで、より多くの訪問者を獲得できる可能性があります。


まとめ


GA4の参照元データは、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させるための重要なツールです。オーガニックサーチ、ダイレクト、リファーラル、オーガニックソーシャル、オーガニックビデオといった流入経路を理解し、それぞれに適した施策を講じることで、トラフィックの増加とコンバージョンの向上を目指せます。初心者の方でも、これらの基本を押さえることで、ウェブサイト運営に役立つデータを有効活用できるようになります。

トラストフローが分かれば安全確実なリンク対策をして上位表示が目指せる!

2016年07月06日
前回のブログ記事では世界のSEOプロフェッショナルが使っているマジェスティックSEOという被リンク元を解析するソフトについてご紹介しました。

マジェスティックSEOが他の被リンク元解析ソフトと比べると決定的に優れいている点は被リンク元を独自の評価基準で数値化しているところです。

Googleが今年の初頭まで公開していたページランクの公開を中止して以来、被リンク元の評価をするのが非常に困難になりました。

しかし、マジェスティックSEOが公開している「トラストフロー」という評価基準を知ることによりページランク無しでも被リンク元の評価ができるようになります。

トラストフローというのは、質が高い被リンク元からリンクを張ってもらうと高まる数値です。また、質が高いサイトに自分のサイトからリンクを張ることもトラストフローを高めることになります。

被リンク(Inbound links)だけではなく、発リンク(Outbound links)もトラストフローには影響を及ぼします。

私はGoogleのページランクが公表されている時に何度もマジェスティックSEOのトラストフローの数値と比較をしていましたが、ページランクが5のページのトラストフローはだいたい40〜50の間で、ページランクが1の場合のトラストフローもだいたい10から20というようにほぼ正比例しているということを発見しました。

※ 参考情報「ページランクの表示が停止されることになった!」
https://www.web-planners.net/blog/archives/000180.html

マジェスティックSEOは無料プランでも一日数回までなら気になるサイトのトラストフローを見ることが出来ます。
https://ja.majestic.com

試しに「買取」という言葉でGoogleで1位表示されているソフマップのサイトのドメインを入れて調べてみました。

トラストフローは65もあります。



このトラストフローのすごいところは、適当な自動計算ではなく、マジェスティックSEOの熟練のスタッフが手作業で信頼出来るサイトを指定してそのサイトからリンクされているサイトのトラストフローを高くして、さらにそこからリンクされているサイトのトラストフローも高くするというところです。

そして反対に、質が悪いサイトもスタッフが指定して、そのサイトのトラストフローを低く設定して、そこからリンクされているサイトのトラストフローも低くするという非常に手間がかかり経験が要求される作業を丁寧にしているところです。

この仕組は人間社会に例えると、良い仲間と付き合っている人間は良い人間で、その人と付き合っている人も良い人間の可能性が高く、逆に悪い人間と付き合っている人は悪い人間の可能性が高いという社会の集団心理、人間心理をプログラミングによってアルゴリズム化しているところです。

こうした理由によりトラストフローをごまかしたり、不正に吊り上げることは非常に困難になっているのでトラストフローの数値はとても信頼が出来るのです。

下図はソフマップの被リンク元をマジェスティックSEO調べた結果の一部です。
赤枠の部分がソフマップをリンクしているサイトのトラストフローの数値です。100点満点中、77、51、52、45、45というようにかなり高い数値です。

いいかげんなサイトばかりにリンクを張っていたり、いいかげんなサイトばかりからリンクを張られているとトラストフローは10から20くらいまでしかとれないので40から70というのはかなりトラストフローが高い方です。



念のため「買取」というキーワードで検索順位が40位前後のサイトのトラストフローを調べると:



というようにわずか9しかありません。

そしてこのサイトの被リンク元をマジェスティックSEOで調べると下図のようにトラストフローの数値が、24、22、15、9、12というように一桁しか無いものから多くても20程度のものばかりです。



実際にそれらトラストフローの低い被リンク元のサイトを見てみましたが、どう見てもサイト運営者がリンクを張るためだけにつくったブログがいくつもあったり、昔良く見かけた無意味な日記記事が書かれていてフッターからテキストリンクで「XXXの買取」というSEO目的のリンクがごちゃごちゃ張っているサイトなどが多数見つかりました。

これこそがSEOに効果の無いサイト、あるいは順位を下げることになる逆効果のサイトの典型例です。

それでは、自社サイトのトラストフローを上げるためにはどうしたら良いかですが:

1、トラストフローの低いサイトからはリンクを張らない
2、トラストフローの低いサイトへもリンクを張らない
3、トラストフローの低いサイトからリンクを張ってもらっている場合は削除してもらう
4、トラストフローの低いサイトへのリンクを自社サイトから張っているかを確認して張っていたらそれらを削除する


ということです。

これこそが今日のGoogleが私たちに期待してることでもあります。

このように質が高いサイト、質が低いサイトの定義が曖昧だったものが、トラストフローという数値を見ることによってかなり明確になってきます。

今後はぜひ自社サイトのトラストフローを上げるためにトラストフローの低いサイトとのかかわり合いを減らす一方で高いサイトとのかかわり合いを増やすようにして下さい。

そうすることが安全で確実なリンク対策になり、今日のGoogleでの上位表示をより確かなものにします。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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