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上位表示のヒント

GoogleはWebサイトの品質をどのような基準で評価しているのか?

2016年01月21日
Googleが海外で発表しているWebサイト品質評価基準「Google General Guidelines」を読めば上位表示のコツがつかめるはずです。何故ならこの品質評価基準をGoogleのサーチクオリティーチームが用いて、Googleのアルゴリズムでは未だ評価不可能なコンテンツの品質を肉眼で見て品質の判定をしているからです。

Googleのアルゴリズムが見過ごしたせいで検索順位が上がったページでも、その後サーチクオリティーチームのスタッフがこの「Google General Guidelines」に基づいて肉眼でページを見て判断した時、品質が低いと判断すればそのページの検索順位は最終的に下ることになります。

今回から複数回にわたってGoogleが昨年2015年11月19日に一般公開した英文のGoogle General Guidelines最新版を読み解いてGoogleが私達のWebサイト作りに何を要求しているのかを調べてみたいと思います。

今回は「Low Quality Pages」p.33『低品質なWebページとは何か?』についての記述についてです。
その項目には次のようなことが書かれています。

「もしも次のような特徴が対象のWebページに見られた場合、低評価として評価をすべきです:

• メインコンテンツの品質が低い

• そのページの目的を考慮した場合、不十分な量のメインコンテンツしか見られない

• そのページの情報を書いた著者はそのテーマについて書くだけの十分な専門知識を持っていない、またはサイト全体として見た場合そのテーマについて書くだけの信用と権威を持っていない。すなわちそのページ、またはサイト全体のコンテンツがE-A-Tに欠けている(※ E-A-TとはExpertise/Authoritativeness/Trustworthiness の略で専門的知識、権威性、信頼性の3つの要素のことを言う)

•そのサイトはネガティブな評判がある

• 補足的なコンテンツがそのページの目的を考慮した場合、ユーザーの混乱を引き起こし、ユーザに不親切である

加えて次の特徴のいずれかに該当した場合も低評価の原因になります:

•Webサイトそのものについての情報が不足している

•Webページ内に役に立つサブコンテンツが不足している

•デザイン性が不足してる。例えば、ページのレイアウトや空白の使用がメインコンテンツを邪魔しておりメインコンテンツをユーザーが利用することを阻害している

•Webサイトがメンテナンスと更新を怠っている」

以上が「Low Quality Pages」p.33『低品質なWebページとは何か?』の概要、全体像です。

全体的に言えることは・・・

・ページを評価するときそのページだけではなく、そのページが属するサイト全体も評価基準に含めている
→ いくらページそのものに書かれている情報が高品質のように見えてもサイト自体の信頼性が低ければそのページの評価は低くなる

・ページ内の情報だけではなく、その情報を生み出した著者に経歴や資格、または権威があるかどうか?
→ 特に専門知識が必要な医学、美容、健康、法律、技術の世界の情報はその信憑性が厳しく要求される

・メインコンテンツだけではなく、その周囲にあるサブコンテンツまでをも評価対象にしている
→ メインコンテンツ周辺のヘッダー部分、サイドメニュー部分、フッター部分などに関連性の低い情報、バナー画像等を載せるのは良くない

・メインコンテンツの内容だけではなく、そのプレゼンテーション形態も評価対象にしている
→ 文章の体裁、つまり改行や、スペースを入れるかどうかなど国語的な文章作成常識が必要とされる

などの点です。

IT技術の1つとしてスタートしたSEOですが、最近のGoogleの品質評価体制の進歩とともに、より文系的なスキルを磨くことも必要になってきています。

これまで理系ではないのでSEOは無理だとか、技術のことがわからないのでSEOは苦手と思ってきた方は何も気後れすることはありません。

様々な社内の才能や経験を結集してこそよりGoogleに評価され検索順位が上がる世界がすでに到来しているのです。

次回はさらにGeneral Guidelinesについて考えていきたいと思います。

広報とSEOの関係:主要メディアのほんとんどに取り上げられた弁護士さんのサイト

2015年12月11日
先日とても嬉しいことがありました。会員の吉田泰郎さんがワールドビジネスサテライトに取り上げられたのです。
その他にもNHKを始め主要なメディアに取り上げられたということも知り、感動しました。

ワールドビジネスサテライト
https://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-81999.html

TBSニュース
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2652946.html

テレ朝ニュース
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000063896.html

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20151207/k10010332291000.html

フジテレビ
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00310497.html

これは偶然ではなく、きちんとプレスリリース等PRとSEOの基本である広報をきっちりと実行した成果です。

サイトの方も
https://xn--7rvn38bmne13z.com/
「東芝 粉飾」など複数のキーワードで上位表示するためにSEO対策の1つ1つを実行しました。

SEO対策とは何か疑問に思った時は思い出して下さい。
SEO対策とはGoogle等の検索エンジンを活用した広報活動だということを。

SEO対策の目的は2つあります。

1つは企業の新規客の獲得する

2つ目は、企業の広報活動を成功させる

というものです。

今回の例は:

企業の広報活動を成功させる

を最初に目指したことにより結果的に

企業の新規客の獲得する

につながるという流れを生み出しました。

SEO対策成功にはそもそも3つの要素があります。

1、企画・人気要素

2、内部要素

3、外部要素

の3つです。

1、企画・人気要素

が上手くいくと自動的に

3、外部要素

が上手くいくことがあります。

つまり、企画が斬新で社会性が高いとプレスリリースを出せば影響力のあるメディアが取り上げてくれて外部サイトからのリンクが増えます。

また、それを見た人達がソーシャルメディアで口コミをしてくれるという好循環が起きることも期待できます。
そして外部サイトからのリンクも自然発生的に増えていきます。

もしもSEO対策成功に近道があるとすれば、それは世の中に何かの問題で困っている人達を見つけ、その人達の問題を解決するためのサービス、商品を考案してそれを堂々と発表する事です。

そしてその受け皿となるサイトのコンテンツを充実させる事です。

多くの場合、良い企画であればあるほど、人気が出るものであればあるほど既得権益への挑戦になるため業界で波風を立てたり、妨害や、誹謗中傷を受けることがあります。

しかし、それを恐れて無難なことばかり毎日繰り返していたら先細りになるだけです。時には勇気持って挑戦する必要があります。

それが実践できた時に想像を遥かに超える報酬が得られるはずですし、外れたとしても次の成功のための学びが得られるはずです。

こうしたことを言葉ではなく、身を持って教えてくれた吉田泰郎さんに心から感謝します。

情報検索キーワードで上位表示すれば見込み客にサイトを見てもらえる!

2015年11月19日
前回に引き続き、検索キーワードの3つの種類

(1)指名検索(Navigational Queries)
(2)購入検索(Transactional Queries) 
(3)情報検索(Informational Queries)


の2つ目の・・・

(2)購入検索(Transactional Queries) 

について今回は解説させていただきます。

購入検索(Transactional Queries) というのはモノやサービスを購入する時に検索するキーワードで例としては「相続 弁護士 大阪」などのキーワードがあり、指名検索(Navigational Queries) についで2番目に成約率が高く経済価値があるキーワードだそうです。
そして全検索ユーザーのうち1割を占める検索キーワードです。

私が知る限り、とても多くの企業がこの購入検索(Transactional Queries) というキーワードでの上位表示を狙っています。

何故なら購入検索(Transactional Queries) こそがいわゆる「儲かるキーワード」だからです。

例えば・・・

印鑑
インプラント 名古屋
賃貸マンション 港区
不用品回収 横浜
相続相談 東京
整体院 大阪


などは検索ユーザーが自分の問題を解決するために検索する購入検索(Transactional Queries) キーワードですのでそれはそのまま「儲かるキーワード」になります。

サイトからの売上を増やすためには当然この儲かるキーワードである購入検索(Transactional Queries) キーワードを狙うのは自然なことです。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

それは儲かるキーワードである購入検索(Transactional Queries) キーワードは誰もが上位表示したいキーワードであるためそのキーワードでSEO対策をする企業がとても多く競争率が高くなることです。

そしてそのため誰もが上位表示出来るキーワードではなく、企業として知名度が高いか、SEO対策を何年も実践して上位表示テクニックを熟知している企業だけが上位表示出来る極めて過酷な競争があるキーワードなのです。

魚に例えればそれは購入検索(Transactional Queries) キーワードは高級マグロのようなものです。誰もが高級マグロを釣りたいのですが誰もが釣れるわけではありません。

ただし、この問題に対してGoogleやヤフーは1つの救済策を提供しています。

それがPPC広告、またはリスティング広告と呼ばれる検索結果連動型広告です。

つまり広告費というお金でこの問題が解決出来るようなりそれがそのまま彼ら検索エンジン会社の事業モデル、収益モデルになっているのです。

それはあたかもお金さえ払えば最高の漁場で最高の設備、装備で高級マグロを釣る高級クルーザーを貸し出しているようなものです。

この救済策により資金のある企業は購入検索(Transactional Queries) キーワードという高級マグロを釣ることが出来ます。

しかし、釣りに夢中になって気がついてみたらマグロを市場で売ることが出来る売却価格よりも、それを釣るために高級クルーザー会社に支払う費用のほうが高くなってしまい結局は赤字になるというリスクがつきまといます。

では一体何をどうすれば低コストで購入検索(Transactional Queries) キーワードという高級マグロを釣ることが出来るのでしょうか?

それは検索キーワードの3つの目の種類である・・・

(3)情報検索(Informational Queries) 

に力を入れて、自社サイトのアクセスを増やす事です。

その理由は、Googleはサイトのアクセスが多いサイトの検索順位を引き上げるからです。

情報検索(Informational Queries) のキーワードは、全検索数の8割もあります。
ユーザーが抱えている疑問を解消するための検索で通常、企業にとってはお金にならない人達が検索するキーワードだということで見過ごされがちなのがこの情報検索(Informational Queries) のキーワードです。

「遺言書の書き方」、「腰痛の原因」のような素朴な疑問を解消するために検索ユーザーが検索するキーワードが情報検索(Informational Queries) のキーワードです。

しかしそうした目先の利益だけを考えるといつまでたってもサイトのアクセスが増えずに結局は

購入検索(Transactional Queries) 

のキーワードでは上位表示が出来なくなってしまいます。

さらには、情報検索(Informational Queries) という全検索数の8割という、ある意味ほとんどを占めるキーワードでの上位表示を目指さなければいつになっても自社サイトの知名度は上がらずに

指名検索(Navigational Queries)

もされなくなります。何故ならユーザーはGoogleやヤフーで特定のテーマについて検索する時に良く表示されているサイトを何度も訪問し、そうしたお役立ち情報を提供している親切なサイトに好感を持ち例えその時、商品やサービスを申し込まなくてもサイト名やそのサイトを運営している企業名を記憶するようになるからです。

このような地道な努力を継続することによりブランド認知度が高まり、検索ユーザーが「そう言えば、あのサイトなら疑問に答えてくれるだろう・・・」と思い御社のサイト名や、サービス名、ブランド名で指名検索をしてくれるようになる道が開けるのです。

ということで、高級なマグロを釣るためには先ず小さな魚を釣るための努力が必要とされます。小さな魚が集まる漁場に高級マグロはやってくるのです。

SEO対策の食物連鎖、その原理を忘れてはなりません。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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