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上位表示のヒント
カテゴリの数が多すぎるサイトは上位表示出来ない。カテゴリの作り過ぎに注意を!
2019年03月23日
SEOコンサルティングをする中で度々目にするのが、カテゴリの造り過ぎのせいで上位表示出来なくなっているサイトが多いというものがあります。
一番よくあるのが、地域毎にお店や企業を紹介するポータルサイトがこの理由のせいで上位表示できなくなっているというのがあります。
カテゴリというのは地域ポータルサイトの場合は:
東京都
神奈川県
埼玉県
千葉県
などという都道府県別のページのことです。
東京都というカテゴリをクリックすると東京都内にあるお店や企業の一覧が出てくるものです。
そして1つ目のお店の詳細リンクをクリックするとそのお店の詳細ページが見れます。
HOT PEPPERや、ぐるなび、Suumoなどほとんどのポータルサイトがこうした地域カテゴリのページがあります。
こうしたメジャーなポータルサイトなら持ち前の営業力を駆使して各地域カテゴリにたくさんの店舗情報が載っているので問題はありません。
しかし、出来たばかりのポータルサイトや、情報収集がうまく行っていないポータルサイトでは各カテゴリページへのリンクをクリックしてもメジャーなポータルサイトと比べると圧倒的に情報量が不足しています。
東京都のような大きなエリアならたくさんの掲載数はあるようですが、青森県だとか、山口県など人口の少ない県名をクリックすると1、2件しか店舗情報が掲載されていないことはよくありますし、ひどい場合は0件と表示されてがっかりすることがあります。
こうしたページにはコンテンツが不足しているため低品質ページだとGoogleが判断し、サイト全体の評価が下がってしまい上位表示しにくくなることがわかっています。
ポータルサイト以外にも、ブログやWordPressで作ったサイトにも情報量が不足しているカテゴリがよく見受けられます。
ブログやWordPressのサイトを作った時はやる気が最もピークに達しているため、たくさんのカテゴリを設定することがあります。
例えば、料理のブログならカテゴリは和食、洋食、中華くらいなら良いのですが、お寿司、天ぷら、煮物などと細かいカテゴリを設定すると将来的によっぽど各カテゴリに登録する情報をバランスよく充実させようと意識しないと情報量が少ないカテゴリが生まれるものです。
何度も言いますが、情報量が少ないカテゴリページは情報がスカスカなため低品質ページとGoogleが判断し、トップページやその他主要なページが上位表示出来ない原因になることがあります。
ぜひご自分のサイトのカテゴリ分けが細か過ぎはしないか、各カテゴリに登録されているページは何ページあるのか、十分あるのかを点検してみてください。
そして少しでも登録がゼロや、1、2件程度しかないようなユーザーががっかりしてGoogleの検索結果ページに直帰してしまうようなカテゴリを見つけたらそれらを削除して他のカテゴリと統合してみてください。
例えば東北地方の青森県、秋田県などの県のカテゴリに1,2件しか登録がないのなら思い切って東北地方という大きなカテゴリを作り、そこに東北地方にある店舗は全て集約するのです。
もちろん県毎にカテゴリがあったほうが見栄えも良いですし、ユーザーにとっても良いはずですが、肝心の登録店舗数がほとんど無い場合はユーザーはがっかりしてしまいます。中身の無いお茶の缶を開けた時のようながっかりな気分、残念な気分にさせるのは避けなくてはなりません。
ユーザーをがっかりさせればサイトの信用を失うことになりますし、直帰率が高まり検索順位ダウンを引き起こすことになります。
このようにユーザー視点に立って内容が薄いページを減らせば、低品質ページが減り、Googleによるサイトの評価が高まり上位表示に貢献するはずです。
地域名の数を減らしたら圏外から検索1ページ目に上位表示した!
2018年04月23日
先日クライアントさんからとても嬉しい連絡をもらいました。
それはサイト内にある全てのページの:
(1)タイトルタグ
(2)メタディスクリプション
(3)H1タグ
に書かれていた地域名の数を減らしたら圏外から検索1ページ目に上位表示したというお知らせです。
これら3つの箇所はGoogle等の検索エンジンで上位表示を目指す上で重要なエリアです。
《タイトルタグ・メタディスクリプション・H1タグ》
そのサイトの全てのページにあるタイトルタグ、メタディスクリプション、H1タグに改善前には7つの地域名が書かれていました。
《改善前のイメージ図》
《改善後のイメージ図》
このサイトでは:
(地域名)+ 治療院
で上位表示を目指していたのですが、
A市 治療院
B市 治療院
C市 治療院
D市 治療院
E市 治療院
F市 治療院
G市 治療院
というようにたくさんの地域名で上位表示したかったので、A市からG市まで7つの地域名をタイトルタグ、メタディスクリプション、H1タグに詰め込んでいたのです。
こんなに地域名をこれらのタグに含めてしまうとGoogle等の検索エンジンは通常どの地域キーワードの組み合わせでも上位表示してくれなくなります。
何故ならこんなにも地域名を書くと各地域名の重みが軽くなってしまうからです。
通常、タイトルタグ、メタディスクリプション、H1タグに含めても良い地域名はその事業所が存在している場所の名前です。例えばその治療院がA市に存在していたらA市という地名だけを含めるのが理想です。
しかし、他の地域名でも上位表示したい場合がほとんどのため、私はセミナーやコンサルティングでは「地域名は3つまでに絞り込んで下さい」と言うようにしています。
今回は、事業所が存在しているA市という地名とどうしてもB市とC市在住の患者さんには来て欲しいとおっしゃっていたのでA市、B市、C市だけに絞り込んでその他は削除してもらいました。
そして改善後、1週間から2週間で圏外から検索1ページ目に上位表示したというお知らせが来たのです。
D市、E市、F市、G市など削除した地名でも上位表示したければD市在住の患者さんからいただいた相談事例ページを作り、E市在住の患者さんからいただいた相談事例ページも作るなどしてそれらのページのタイトルタグ、メタディスクリプション、H1タグ、そして本文にしつこくない程度に各地域のキーワードを書くようにすれば大都会の大きな市でも無い限り検索1ページの後半から検索2ページ目の前半くらいでの表示は狙うことが可能です。
このことは地域名だけに言えることではなく、もしもA商品、B商品、C商品、D商品、E商品、F商品、G商品という7つの商品名での上位表示を目指している場合にも言えることです。
結局は、1つのページでたくさんのキーワードでの上位表示を目指せば目指すほど上位表示は出来なくなるのです。
以上ですが、こうしたポイントを確認して、少しでもそうしたところがあったら改善してみて下さい。
Googleマイビジネスに登録することが希望地域名での上位表示への近道
2017年12月02日
これまで2回にわたって「たくさんの地域名で上位表示するにはどうすれば良いのか?」、その対策いついて解説してきました。
今回は最後の2つの対策について提案します。
1つ目の対策は、「その地域に拠点を築く」という方法です。
これは究極の対策であり、本来Googleが最も求めている条件です。
Googleは近年「Googleマイビジネス」というサービスに力を入れています。
ここに自社事業所の所在地情報、事業内容、自社サイトの情報を入力して正式登録することによりGoogleははっきりとその事業がその地域に存在することを認識します。
Googleは最近Googleマイビジネスに非常に力を入れています。考えられる理由はいくつかあります:
(1)Google検索に表示される企業サイトの所在地情報を認識して正確な検索結果、つまり特定の地域で検索された時に「だけ」その地域に実際に存在する事業者のWebサイトを表示するため
→ Googleは実際に各事業者がGoogleマイビジネスの登録画面に申告した住所に存在するのかを確認するためにパスコード付きのハガキを郵送します(他の本人確認の手段としては電話番号に自動電話をかけてパスコードを知らせるという手段もあります。その場合恐らく電話番号の名義を誰が持っていてその名義の事業所の住所を確認していると思われます)
Googleはこうした確認手段によりかなり正確に事業者が所在する住所を確認します。
(2)Google検索に以前に地図情報を表示させ、地図検索結果ページにリンクを張りユーザーを誘導してそこに表示される地図広告の売上を増やそうとしているから
→ 2017年後期くらいから、これまでGoogle検索で地図が表示されなかった検索キーワードでも地図が表示されるようになってきています。そして同時期にそれまで頻繁に表示されていたYouTube等の動画が表示されにくくなってきています。これはGoogleが広告売上を増やす重点領域をYouTubeからGoogleマップに変更したと推測出来ます。
このようにGoogleは「Googleマイビジネス」というサービスを使い特定の地域で検索された時に「だけ」その地域に実際に存在する事業者のWebサイトを表示することを目指していると思われます。
ということは、特定の地域名を含む検索キーワードで上位表示したければ、その地域に存在しているという証拠をGoogleマイビジネスを使ってGoogleに示す必要があるということです。
千葉県浦安市にある整体院が「整体院 千葉」だけではく、確実に「整体院 東京」でも上位表示したければ江戸川を渡って東京のどこかに支店を開くことが最善の策になります。
このことは同時にチェーン店が何故最近様々なキーワードで以前に比べてGoogleで上位表示するようになっているかの説明にもなります。チェーン店の方は支店毎にGoogleマイビジネスに登録することが確実な地域キーワード対策になります。
そしてチェーン店に負けないために単独店舗を運営している経営者がすべきことは支店を希望の地域で少しでも早く開くことです。
最近、自社サイトの上にたくさんの店舗の情報を掲載しているポータルサイトが表示されて困っている場合も、Googleマイビジネスに登録してその地域に存在していることをはっきりとGoogleに認識てもらうことが効果的な対策になります。
ポータルサイトの弱点の一つは1つ1つのページをGoogleマイビジネスには決して登録出来ないという点です。ポータルサイトに負けて悔しい思いをしている方は、すぐにGoogleマイビジネスに登録して本人認証を済ませて下さい。
資金的にどうしても今は支店を開設することが出来ないという場合、一つ考えられる対策があります。それは「上位表示を目指す地域にビジネスパートナーを募集する」という方法です。例えば自社が京都で庭のお手入れサービスを提供しているとします。そして「庭 手入れ 京都」で上位表示しているとします。
しかし色々とやってみても隣の県の地域名である「庭 手入れ 滋賀県」で上位表示が出来なかったとします。その場合は滋賀県で自社サービスを取り次いでくれるような代理店を募集するのです。そしてその代理店がGoogleマイビジネスに登録する時に庭の手入れサービスも提供していることを追記してもらえば代理店のサイトが上位表示して仕事を外注として依頼してくれる可能性が拓けます。
あるいは、それだけでは不十分な場合は、その代理店に庭の手入れサービスのWebサイトを独自ドメインで開いてもらい、その上でGoogleマイビジネスに登録するのです。そうするとその地域のコンテンツが増えて、リンクを張ってくれる被リンク元も増えてその地域名でのSEOが有利になることが期待出来ます。
全てを自前でする資本力が現在ない場合は、このように代理店のようなビジネスパートナーを募集して適正な紹介料金を払って事業を拡大することが可能なはずです。このやり方が上手く行けば代理店がいある地域は全て上位表示出来るのではないでしょうか?
以上が、「たくさんの地域名で上位表示するにはどうすれば良いのか?」、その対策についてです。
小手先のテクニックはGoogleにはもはや通用しません。知恵を絞って誰がどう見てもその地域の地域名を含むキーワードで上位表示されるべきだと思われる実態を作り上げていく必要があります。
ぜひ可能なところから着手して希望の地域名での上位表示を実現して下さい!
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