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2024年06月12日

ブログ初心者のための記事作成ガイド:文字数、目次、見出しの使い方

2024年06月12日

ブログ記事を書くときに、文字数はとても重要な要素の一つです。適切な文字数を意識することで、読者に伝えたい内容を効果的に伝えることができるでしょう。この記事では、ブログの文字数について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

ブログ記事の文字数には2つのパターンがある


まず、ブログ記事の文字数には大きく分けて2つのパターンがあります。1つは1,500文字程度の比較的短めの記事、もう1つは4,000文字以上の長めの記事です。

1,500文字程度の記事は、単純な概念や用語の説明に適しています。例えば、「分母とは何か」「分子とは何か」といった数学の基本的な概念や、「IoT」「DX」「AI」などの新しい技術用語の説明などが該当します。これらのトピックについては、1,500文字程度で十分に説明できるでしょう。これ以上長く書いてしまうと、かえって読者が興味を失ってしまう可能性があります。



一方、ほとんどの他の内容については、4,000文字以上の長めの記事が推奨されています。「SEO」で上位表示しているページの多くが、5,000文字から30,000文字も書かれており、その多くが20,000文字であるというように非常に文字数が多い傾向にあります。これは、ユーザーが1つのページで全ての情報を得たいと考えているためです。読者が長時間ページに滞在することで、Googleからの評価が高まるのです。

《文字数測定ツールの調査結果》


《「SEO」で上位表示しているページ上位10ページの文字数のデータ》

1位:20,762文字
【最新版】正しいSEOとは?5つのSEO対策とチェックリスト、最新SEO事例も紹介 - ミエルカマーケティングジャーナル

2位:16,166文字
【2024年最新】SEOとは?SEO対策の基本から施策方法までを解説! ウィルゲート

3位:9,696文字
【2024年版】SEOとは?基本と初めにやるべき具体策5つをわかりやすく解説 - マーケティングオートメーションツール SATORI

4位:11,574文字
GOOGLE 公式 SEO スターター ガイド | GOOGLE 検索セントラル | ドキュメント | GOOGLE FOR DEVELOPERS

5位:30,796文字
SEOとは?正しいSEO対策と上位表示の方法、事例を紹介 #SEO #SEO対策 | 株式会社PLAN-B

6位:5,114文字
SEO とは 意味/解説/説明 (エスイーオー) 【SEARCH ENGINE OPTIMIZATION, 検索エンジン最適化】 | WEB担当者FORUM

7位:20,124文字
【2024年最新】SEOとは?SEO対策の基本、8つの施策、必須ツール、成功事例などを分かりやすく解説

8位:20,942文字
【2024年最新】SEOとは?SEO対策の基本や具体的施策8つなど初心者にわかりやすく紹介!|SEOラボ

9位:19,759文字
【2024年最新】SEOとは?SEOの基礎や対策方法や事例についてプロが徹底解説 | ナイルのマーケティング相談室

10位:5,561文字
SEOとは何か?仕組みや対策をわかりやすく解説|アクセス解析ツール「AIアナリスト」ブログ

したがって、同じトピックについて2,000文字の記事を2つ作るのではなく、4,000文字の記事を1つ作ることが効果的です。ただし、単純な概念や新しい用語の説明については、1,500文字程度で十分であることを覚えておきましょう。

記事冒頭に設置する目次


ページ内の目次の必要性は、記事の文字数によって異なります。1,500文字程度の短い記事では、目次は不要でしょう。しかし、4,000文字以上の長い記事では、目次があることで読者の利便性が高まります。WordPressを使用している場合は、プラグインを活用することで目次を自動的に生成できます。




記事冒頭に目次を設置することのメリットとデメリットには次のようなものがあります。

《目次を設置する利点》
1. 読者は記事の構成を一目で把握できる
・目次があることで、読者は記事がどのようなトピックをカバーしているのかを素早く理解できます。
・記事の全体像を掴むことで、読者は自分の関心のある部分を見つけやすくなります。

2. 読者は必要な情報に素早くアクセスできる
・目次の各項目にはページ内リンクが設定されているため、読者は目次から直接目的のセクションにジャンプできます。
・これにより、読者は記事全体を読まなくても、必要な情報だけを効率的に取得できます。

3. 記事の SEO 効果が向上する
・目次は HTML の見出しタグ(h2、h3 など)を使用して作成されることが多いです。
・見出しタグを適切に使用することは、検索エンジンが記事の構造を理解しやすくなるため、SEO 効果の向上につながります。

4. 読者のエンゲージメントが向上する
・目次により記事の構成が明確になることで、読者は記事の内容を理解しやすくなります。
・内容が理解しやすい記事は、読者が最後まで読み進める可能性が高くなり、エンゲージメントの向上につながります。

《目次がない場合の影響》
1. 読者が記事の内容を把握しづらくなる
・目次がない長い記事では、読者は記事の構成を理解するのに時間がかかります。
・記事の全体像が掴みづらいため、読者は自分の関心のある情報を見つけるのが難しくなります。

2. 読者が必要な情報を見つけるのに時間がかかる
・目次がない場合、読者は記事全体をスクロールしながら必要な情報を探さなければなりません。
・これは読者にとって時間のかかる作業であり、ユーザーエクスペリエンスを低下させる可能性があります。

3. 記事の SEO 効果が限定的になる可能性がある
・目次を作成する過程で見出しタグを適切に使用することは、SEO 効果を高めるのに役立ちます。
・目次がない場合、見出しタグの使用が適切でない可能性があり、SEO 効果が限定的になるかもしれません。

WordPress を使用している場合は、Table of Contents Plus や Easy Table of Contents などのプラグインを活用することで、目次を自動的に生成できます。これらのプラグインは、記事内の見出しタグを検出し、それらを基に目次を作成してくれます。プラグインを使用することで、手動で目次を作成する手間を省き、効率的に目次を設置できます。

以上のように、記事冒頭に目次を設置することは、読者の利便性を高め、SEO 効果を向上させるために重要です。特に長い記事では、目次の存在が読者のエクスペリエンスを大きく左右するでしょう。適切なプラグインを活用しながら、記事冒頭に目次を設置することをおすすめします。

記事内の見出し


また、記事内の見出しについても重要なポイントです。主要な見出しにはH2タグを、より詳細な見出しにはH3タグを使用しましょう。適切な見出しを設定することで、記事の構造が明確になり、読者がページの内容を素早く把握できるようになります。



記事内に中見出し(H2)や小見出し(H3)などを設置することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。

《メリット》
1. 記事の構造が明確になる
・中見出しや小見出しを適切に使用することで、記事の構造が明確になります。
・読者は記事の全体像を素早く把握できるため、内容を理解しやすくなります。

2. 読者が必要な情報を見つけやすくなる
・見出しを使って記事を論理的に分割することで、読者は自分の関心のある情報を見つけやすくなります。
・読者は見出しをスキャンすることで、必要な情報へ素早くアクセスできます。

3. SEO効果が向上する
・検索エンジンは見出しタグを使用して、記事の構造や内容を理解します。
・適切な見出しタグを使用することで、検索エンジンに記事の内容を正確に伝えることができ、SEO効果が向上します。

4. 記事の読みやすさが向上する
・見出しを使って記事を小さなセクションに分割することで、読者は記事を読みやすく感じます。
・適切な見出しがあることで、読者は記事の流れを追いやすくなり、集中力を維持できます。

5. 記事の執筆が容易になる
・見出しを設定することで、記事の構成を事前に計画できます。
・執筆者は見出しに沿って記事を書き進めることができるため、記事の執筆が容易になります。

《デメリット》
1. 見出しの使用が適切でない場合、記事の流れが断絶する
・見出しの使用が適切でない場合、記事の流れが不自然になることがあります。
・見出しとその内容が適切に対応していないと、読者は記事の構成を理解しづらくなります。

2. 見出しを多用しすぎると、記事が断片的になる
・見出しを必要以上に多用すると、記事が断片的な印象を与えることがあります。
・記事の内容が細かく分割されすぎると、読者は記事全体の文脈を把握しづらくなります。

3. 見出しの設定に時間がかかる
・適切な見出しを設定するには、記事の内容を十分に理解し、構成を吟味する必要があります。
・見出しの設定に時間がかかることで、記事の執筆や編集のプロセスが長引く可能性があります。

4. 見出しだけでは情報が不十分な場合がある
・見出しは記事の内容を要約したものですが、時には見出しだけでは情報が不十分な場合があります。
・読者が見出しだけを読んで記事の内容を十分に理解できない可能性があります。

以上のように、中見出しや小見出しを適切に使用することで、記事の構造を明確にし、読者の利便性を高めることができます。一方で、見出しの使用が適切でない場合や、多用しすぎる場合は、記事の流れが悪くなったり、読者が内容を理解しづらくなったりする可能性があります。見出しは記事の内容に合わせて適切に設定し、バランスを保つことが重要です。

本文中には上位表示を目指すキーワードを自然に含める


記事の本文中には、目標とするキーワードを自然な形で盛り込むようにしましょう。ただし、SEOを意識しすぎてキーワードを詰め込みすぎるのは逆効果です。あくまでも自然な文章の流れの中で、キーワードを適切に配置することが大切です。

記事テーマの決め方


最後に、どのような記事を書くべきかについてですが、キーワードの需要を調査するツールを活用することで、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを知ることができます。代表的なツールとしては、Googleキーワードプランナーやキーワードサジェストツールなどがあります。



例えば、「痛くない歯医者 池袋」というキーワードで上位表示を目指す場合、「痛くない歯医者をお探しの方へ」というタイトルの記事を作成し、そのキーワードに関連する内容を論理的に説明するとよいでしょう。検索数が少ないキーワードであっても、競合が少ない分、上位表示を達成しやすいというメリットがあります。

また、競合サイトの流入キーワードや人気ページを分析できる有料ツールもおすすめです。Ubersuggestというツールは一度購入すれば永続的に使用できるため、長期的なSEO対策に役立ちます。競合サイトの分析結果を参考に、自サイトでも同様のキーワードを取り入れた記事を作成することで、上位表示を目指すことができるでしょう。



以上、ブログの文字数、目次、見出し、記事内容などについての注意点です。これらのポイントを意識してブログ記事を作成することで、SEO効果の向上とサイトの評価アップにつなげることができます。ブログ運営に役立てていただければ幸いです。
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