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2018年10月19日
【続報】Googleの8月1日コアアルゴリズムアップデートで99%近くのアクセス数が消滅したサイトもある!?
2018年10月19日
《最終更新日:2019年4月5日》Googleが8月1日に実施したコアアルゴリズムアップデートにより多くのサイトの検索順位が落ちてしまい、Googleからのアクセス数が減りました。
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それ以降非常に多くの企業から相談を受けてわかったのは、トップページやサービス案内ページ等が「整体 池袋」や、「矯正歯科 横浜」、「坐骨神経痛」等の難易度が高いキーワードで順位が落ちるというようなビッグキーワードでの順位への影響ばかりでした。
それらに対する対策は以前述べたように:
(1)「クエリ(検索キーワード)に対して的確なアンサーを返すページを作る」という、いわゆる「検索キーワードに関連性の高いコンテンツだけがあるページを作る
(2)関連性の高いページへのサイト内リンクを増やしながら、関連性の低いサイト内リンクを減らす
というものでした。
しかし、その後多くの方たちから順位変動の相談が増すにしたがって、もう一つの大きな問題が発生していることがわかりました。
それはロングテールのスモールキーワードでの順位も非常に激しく落ちてしまい、Googleからほとんど人が来なくなってしまったというケースもあるということです。
通常、ビッグキーワードの順位が落ちただけならサイトのアクセス数は何割か減る程度で済むことがほとんどですが、スモールキーワードのほうも順位が落ちてしまうとそのサイトへのGoogleからのアクセス数はほとんど無くなってしまいます。
一例を上げると、下の図は数日前に私のコンサルティングのクライアントさんから見せてもらったGoogleの検索結果ページから自サイトへの流入すを示すサーチコンソール内にある検索パフォーマンスのグラフです。
ご覧のように7月31日までたくさんあったGoogleからのアクセス数が8月1日以降激減してしまい、9割近いアクセスが消滅していることがわかります。よく見ると9割どころか、それまでGoogleから900近くのアクセスがあったのが8月1日から激減してしまい5、6人しか来なくなってしまっています。これではGoogle上でそのサイトは存在しないも同然です。
何故こうしたことが起きているのでしょうか?それは、8月1日以前まではロングテールのスモールキーワード(難易度の低い上位表示が難しくない複合キーワード)で検索したときに上位表示していたページが、Googleによって見直されて検索キーワードと関連性が低いと判断されたからだと思われます。
何故なら、8月1日のコアアルゴリズムアップデートはGoogleも発表しているように「クエリ(検索キーワード)との関連性が高いページの順位が上がり、関連性の低いページの順位が下げられる」からです。
例えば、ニキビの治し方を説明したページがあったとします。そこには様々な種類のニキビについての説明がされていたとします。文章の中にたまたま1回だけ背中のニキビという言葉が1回だけ含まれていたとします。
8月1日の前日までは、そんな薄い情報があるだけでも上位表示していたものが、8月1日になりクエリとの関連性が高いかをGoogleが厳しくチェックするようになりました。
GoogleはWeb上にあるたくさんのWebページの中から何十ページも背中のニキビについてだけ書いているページを見つけた場合、たまたま1回だけ背中のニキビという言葉が書かれているページよりも、背中のニキビについてだけ書いているページのほうがクエリとの関連性が高いと判断してそれらのページを上位表示させます。
そしてたまたま1回だけ背中のニキビという言葉が書かれているページの順位をそれらの下に持っていくことにより相対的に順位が下がります。
皆さんの中でも8月1日からGoogleからのアクセス数が急激に減った方はそうした点を疑って順位が落ちたページを見返してください。
そもそもGoogleから自サイトにどのようなクエリ(検索キーワード)でユーザーが来ているのかを知るにはサーチコンソールに自サイトを登録する必要があります。
【サーチコンソールへの登録方法】
(1)サーチコンソールのページに行ってGoogleのID、パスワードでログインする
(2)「プロパティを追加」をクリックして、登録するサイトのドメイン名を入力する
(3)追加ボタンを押してから、表示されたHTMLをクリックしてダウンロードする。そしてファイルをFTPソフトでサーバーにアップロードしてから確認ボタンを押すと本人確認が終了する。
(4)2日から3日後にデータが見れるようになる
すでにサーチコンソールに登録している場合は、Googleからどのようなクエリ(検索キーワード)でユーザーが来ているのかをすぐに知ることが出来ます。
【Googleからのクエリ(検索キーワード)毎のアクセス数の調べ方】
(1)サーチコンソールにログインをする
(2)検索パフォーマンスという項目をクリックして検索パフォーマンスという項目を見る
(3)そこに表示されている「合計クリック数」という数値がGoogleからの流入数です
(4)画面右上の「平均掲載順位」をクリックするとGoogle上での全国平均掲載順位が紫色で表示されます
このクエリのデータを見て、検索順位が低いページを見つけて下さい。そして、そのページのテーマがクエリとほぼ一致していれば問題ありませんが、一致していなかったら、そのクエリをテーマにしたページを新規作成しましょう。
例えば、上の例で言うと「医療広告ガイドライン」というクエリ(検索キーワード)で当ブログの記事が5.5位で、クリック数が402回だということがわかります。
5.5位ということは5位と6位の間をうろちょろしているということですが、5、6位でも402回もユーザーがクリックしているということは順位が後1位でも2位でも上昇すればもっと目立つようになるのでクリック数が増えて自サイトのアクセス数が上がるようになるはずです。
実際に「医療広告ガイドライン」というクエリでGoogle検索して自分の記事を見てみたときに医療広告ガイドラインの説明だけが書いているかを確認します。そしてその他の法律のことが書いていたり、医療業界の一般論という直接的に医療広告ガイドラインと関連性が低い文章が多数書かれていたらその記事は「医療広告ガイドライン」というクエリとの関連性が低い記事だということになります。
この記事の順位を上げるためには医療広告ガイドラインの説明部分だけ残して関連性の低いコンテンツであるその他の法律の説明や、医療業界の一般論を記事から削除するのです。そうするとこの記事は純粋に医療広告ガイドラインの説明ページになりクエリとの関連性が増して上位表示しやすくなります。ただし、それだけだと文章量が極端に少なるなってしまいようならば100文字でも、200文字でも医療広告ガイドラインの説明文を新規で追加すべきです。
これができないほど医療広告ガイドラインの説明以外の文章が多い場合は、そのページはそのままにしておいて、新規で医療広告ガイドラインの説明をするだけの記事ページを新規作成するのです。そして古いページと新規作成したページ同士をお互いにリンクを張りGoogleやユーザーがそれらのページを行き来して情報を取得できるようにするのです。
そうすれば、そのページは最初からそのクエリと100%近く関連性のあるページになり、Googleからクエリと関連性が高いページだと認識してもらい評価を高めてくれます。その結果、そのページは順位が上がりやすくなります。
このように今後のSEOでは、クエリと関連性の高いページを作ることが成功の鍵になります。
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