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2017年05月06日

地域キーワードで上位表示するための内部対策は?

2017年05月06日

今回はローカルSEOの2つ目の検索順位決定要因の

【2】ページ内要因:24%

について解説させていただきます。

ページ内要因というのはサイト内のコンテンツの工夫や、ソース内のタグの使い方などのことです。

MOZ社の今回の発表によるとページ内要因の最適化では次の:

(1)企業名、住所、電話番号の3つがWebページ内に掲載されているか?
(2)タイトルタグ内にキーワードが書かれているか?
(3)Webサイトのドメインの権威性等


という3つの点が重要だということです。

(1)企業名、住所、電話番号の3つがWebページ内に掲載されているか?
これは、上位表示を目指すWebページ内に会社やお店の名前、住所、電話番号が記載されていることがローカルSEO成功の重要な条件になるということです。

企業名に地域名が含まれている「新橋歯科医院」だとか、「梅田整体院」というのはそれぞれ「新橋 歯科」や、「梅田 整体」などで上位表示しやすい傾向があります。もし新たに会社名や店名を命名する時があったら最初から地域名をそれらに含めるのが最も効果のあるローカルSEO対策です。

または、現在の会社名や店名の知名度が特に高くない場合や、特に気に入っておらず以前から別のものに変更したいと思っている場合はこの際、名前に地域名が含まれたものに変更するもの良いでしょう。

しかし、私の以前の整体院のクライアントさんで突然院の名前を変更したために売上が7割以上減ったという事例がありました。原因は、全売上の7割以上がリピーターさんによるものだったのに、院名の変更をハガキやメールなどで過去の患者さんに連絡をすることを怠ったためでした。変更を知らされていなかった患者さんたちが院のサイトをヤフーやGoogleで見つけることができなかったのです。変更をする際には必ず変更を周知するための連絡を怠らないようにして下さい。

次に住所ですが、Webページ内に自社が所在する地域名を記載しないと、その地域名を含めた「整体院 横浜」や「美容院 渋谷」などでのローカルキーワードで検索した時に上位表示しにくくなります。必ず全てのWebページのどこかに所在地の住所と電話番号を記載するようにして下さい。

そして電話番号を記載する時はフリーダイヤルだけだと地域をGoogleが特定するのが困難になるので03や06などという市外局番の含まれた番号もページのどこかに記載すると良いでしょう。

そしてその電話番号は必ずGoogleマイビジネスというお店や企業の情報を登録するGoogleが提供しているサービスにも全く同じように記述するようにして下さい。GoogleマイビジネスはGoogleが非常に力を入れているローカルディレクトリサービスです。未だ登録していない方は無料で登録が出来ますので:
https://www.google.co.jp/business/
から登録するようにして下さい。



(2)タイトルタグ内にキーワードが書かれているか?
Webページのタイトルタグには必ず上位表示を目指すキーワードを含めるようにして下さい。
ローカルSEOの場合は「整体院 横浜」や「美容院 渋谷」などのメインキーワード + 地域名 の2つの組み合わせの時が多いのでタイトルタグには:

【トップページを整体院 横浜で上位表示したい場合】

横浜で整体院をお探しなら【スマイルカイロプラクティック】関内駅下車徒歩2分

【料金表のページを整体 料金 横浜で上位表示したい場合】

整体の料金について│横浜の整体院【スマイルカイロプラクティック】

などと記述するのが良いでしょう。

(3)Webサイトのドメインの権威性等
ページ内要因の3つ目は、ドメイン名に権威性があるかです。

ドメイン名の権威性とは:
●そのドメイン名がどれくらいの期間使われているか?
→ 例えば yahoo.co.jpというドメインはインターネットアーカイブというサイトの過去の姿を見せてくれるサイトで調べると1996年から使われていることがわかります。
https://web-beta.archive.org/web/*/yahoo.co.jp



●そのドメイン名にどのくらい頻繁にWebページが追加されたか?
→ 単にドメインが古いと言うのではなく、そのドメインにどれくらい頻繁にWebページが追加されたのかというサイトの更新頻度も重要です。
よくある誤解としては単に昔誰かが購入したドメインを買い取ってそのドメインで新しいサイトを開くというのは古いドメインだからSEO的に効果があるというものです。
2012年んくらい前にはそうした傾向が確かにありましたがGoogleがペンギンアップデートというアルゴリズム更新を導入した頃からそうした単に購入年月日が古いだけのオールドメインでサイトを開いても上位表示が出来るということはなくなりました。
Googleが現在重要視しているのは、サイトそのものの古さです。決してサイトと紐付けているドメイン名の古さではありませんので気をつけて下さい。

●そのドメイン名のサイトにあるページがどれくらい見られているか?
→ Googleは検索結果ページ上に表示されているWebページが過去にどれくらいクリックされたか、クリック率はどのくらいかというようにWebページの人気度を調査しています。自社サイトにある様々なWebページがGoogleの検索結果ページに表示された時にどれだけ検索ユーザーにクリックされているかは誤魔化しようのないデータです。このことに対する対策は、検索ユーザーが知りたそうなことを予想して、それら1つ1つのページを丁寧に分かりやすく作ることです。コンテンツ作成力が問われます。

●そのドメイン名への被リンク元の増減数と質
→ これは自社サイトがどれだけ他人のサイトから紹介のためのリンクを張ってもらっているかです。信用されているサイトであればあるほどいくつものサイトからリンクを張ってもらっているはずです。
そして数だけではなく、業界団体のサイトや、ニュースメディアのサイト、ポータルサイトなどからもリンクを張ってもらっているはずです。

以上が、MOZ社が発表したローカルSEOの検索順位決定要因の

【2】ページ内要因:24%

についてです。

可能な限り改善できるところは早めに改善するようにして下さい。

次回はローカルSEOの3目と4つ目:

【3】ユーザー行動:11%
【4】パーソナライゼーション: 9%


の検索順位決定要因について解説させていただきます。


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