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2016年06月09日
1つのキーワードに複数の書き方がある場合の対処法
2016年06月09日
今日は、セミナー等で良く頂くご質問の一つである「キーワードのバリエーション」について解説させて頂きます。同じ意味のキーワードでも異なる表現をすることがあります。異なるキーワードの表現方法はキーワードのバリエーション(変形、変種)と呼びます。
キーワードのバリエーションには次の4つがあります:
1、短縮型
2、打ち間違い
3、ひらがな、カタカナ、漢字
4、外国語
1つ1つ見てみましょう。
1、短縮型
キーワードのバリエーションの一つはキーワードを短縮した形で表現する短縮形です。
例としては:
【通常キーワード】 【短縮形】
スマートフォン → スマホ
ネットゲーム → ネトゲー
2ちゃんねる → 2ch
パソコン → PC
などがあります。
これらの中には通常キーワードと短縮形は同じものだとGoogleが認識しているものがあります。
短縮形をGoogleが理解しているかどうかを確かめて理解しているようなら通常キーワードをWebページ内に書けば同時に短縮形でも上位表示が可能になります。
しかし、短縮形をGoogleが理解していない場合は、通常キーワードと短縮キーワードの両方で上位表示を目指している場合は両方のキーワードをWebページ内に書かないと両方のキーワードで上位表示することは困難になります。
Googleが短縮形を理解しているかどうかを確認するには実際にGoogleで短縮形で検索してみて短縮形だけではなく、その通常キーワードも太字によるハイライト化がされているかを確認することです。
下の図は、Googleでパソコンの短縮形であるPCという短縮形のキーワードで検索した検索結果です。
よく見るとPCという短縮キーワードで検索したのにパソコンと書かれた部分も太字でハイライト化されていることがわかります。
Googleは検索キーワードが含まれた部分を太字でハイライト化しますので、PCで検索した時にPCだけではなく、パソコンも太字でハイライト化されているということはPC = パソコン だと認識していることを証明します。
このようにGoogleが通常キーワードの短縮形を理解しているかどうかは実際にGoogleに検索した時に太字でハイライトかれるかどうかで分かります。
2、打ち間違い
通常のキーワードの打ち間違いもキーワードのバリエーションの一つです。
【通常キーワード】 【打ち間違い】
フコイダン → フコダイン
ダイヤモンド → ダイアモンド
フコイダンというサプリメントを購入するユーザーの何人かはフコダインというように打ち間違えをします。
Googleでフコダインという打ち間違えのパターンで検索しても通常キーワードであるフコイダンと書かれた部分は太字でハイライト化はされません。
これはGoogleが未だ フコイダン=フコダイン という事を分かっていないことを意味します。
フコダインという打ち間違えのユーザーを集客するために多くのネットショップがわざと打ち間違えのパターンのキーワードのほうを書いたWebページを作ってSEOをしています。
3、ひらがな、カタカナ、漢字
3つ目のキーワードのバリエーションは、同じ発音のキーワードをひらがなで書くのか、カタカナ、あるいは漢字で書くかという表記方法の違いです。
【ひらがな】 【カタカナ】 【漢字】
かばん → カバン → 鞄
なんば → ナンバ → 難波
Googleは近年こうした表記方法の違いについてはかなり理解を深めてきています。
下の図はGoogleで鞄という表記のキーワードで検索した検索結果ですが、ひらがなやカタカナの部分もハイライト化されています。
さらに深く分析すると、1回も鞄という漢字の表記を書いていなくてバッグというカタカナ英語しか書いていないWebページが漢字表記である「鞄」で検索すると1位に表示されている例もあります。
このようにキーワードのバリエーションを確認するにはGoogleの検索結果ページだけを観察するのではなく、そこで上位表示されているWebページのソースも観察すればより確かな対策が分かるようになります。
4、外国語
バリエーションの最後は、外国語表記に関するものです。
【英語表記】 【カタカナ英語表記:ローマ字】
Michael Jackson → マイケルジャクソン
Nagoya → 名古屋
ほとんどの場合、固有名詞はGoogleにより翻訳されるのでカタカナ英語で書いても、英語で書いても同じ意味だとGoogleに解釈されることが分かっています。
人名や地名などの固有名詞の場合、Googleは英語表記で検索してもカタカナ英語表示(ローマ字)しか書かれていないWebページでも上位表示することが分かっています。
以上が様々な種類のキーワードのバリエーションについてですが、Googleがバリエーションを理解している場合はWebページ内に両方の表記を同じくらい書く必要がありません。どちらかの書き方だけをWebページ上に書いておけばどちらのパターンでも評価してくれます。
反対にGoogleがバリエーションを未だ理解していない時にはどうすればよいのでしょうか?
それはタイトルタグ、メタディスクリプション、H1などの重要エリアにはどちらか一方のキーワードだけを書き、本文には全体の8割位をそのキーワードを書き、残り2割くらいをもう一つの書き方で書くことが有効です。
キーワードのバリエーションの対処策がわからなかった方はぜひこの考え方で試して下さい。
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