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2015年07月20日

サイトの実力はトラフィック発生元を見ればひと目で分かる!?

2015年07月20日
前回に引き続き今回もシミラーウェブ無料版の活用方法について解説させていただきます。

今回は「Traffic Sources」についてです。

Traffic Sourcesの意味は「トラフィック発生元」、つまりそのサイトへどのようにしてユーザーが辿りつたのかのデータです。

下の図をご覧下さい。



Direct 25.38%

Links 14.61%

Search 56.22%

Social 0.36%

Mail 2.45%

Display 0.98%

とありますが、1つ1つ見て行きましょう。

(1)Direct 25.38%
ディレクト = これはブックマーク経由のトラフィック(アクセス)が全トラフィックのうち25.38%という意味で全トラフィックの4分の1がブックマーク経由だという意味です。4人に1人がすでにこのサイトを知っていて将来また見たいので見るときのためにブックマークを張っているということです。このサイトはかなり知名度が高く、多くのファンがいることを意味しています。
Directはどのサイトも10%以上を目指して下さい。そのためにはサイトのコンテンツの質はもとより、商品、サービスのレベルの高さや差別化が求められます。しかしそのことは言うのは簡単ですが実行するのは多くの時間と努力、才能が求められます。何故ならこの要素ことが企業力、サービス力の点数だからです。

(2)Links 14.61%
リンクからの流入 = これは被リンク元のことであり、このサイトへリンクを張っているサイトからの流入を意味します。
常日頃からリンク対策、掲載対策、広告対策、あるいはアフィリイト対策をしている努力の成果がこの要素に反映されます。
Linksの比率が低ければそうした努力が不足しているか、あるいはリンクを張ってくれてはいるもののユーザーが興味を持たずそのリンクをクリックしていないことを意味しますのでリンクがどのような形で張られているかにも注意を払う必要があります。

(3)Search 56.22%
検索エンジンからの流入 = これはGoogle、ヤフー、Bingなどの検索エンジンからの流入の比率です。
これにはSEO対策の対象である自然検索からの流入だけではなく、検索エンジンの検索結果ページに表示されるリスティング広告からの流入も含まれます。

(4)Social 0.36%
ソーシャルメディアからの流入 = これはFacebook、Twitter、Google+などのソーシャルメディアからの流入です。
ソーシャルメディアからの流入には大きく分けると2つあります。
1つはその企業が自分でソーシャルメディアに力を入れて自社が運営しているFacebook、Twitter、Google+などのソーシャルメディアに記事やリンク、広告を投稿してそれらを発見したネットユーザーが訪問するというものです。
2つめ目は他の達が勝手にそれらソーシャルメディアで記事とリンクを投稿してそれらからユーザーが自社サイトに来るというものです。
2つめ目の形でのトラフィックが多い企業は広報力が高い大手企業や、人気商品を販売している人気企業などです。
そうでは無い企業がこのやり方で成功をするためには話題になりやすい商品の発表と、イベント、社会的取り組みを仕掛けてプレスリリースをこまめにすることです。

(5)Mail 2.45%
メール = これは既存客やメルマガ読者にメールを頻繁に発してお役立ちの情報やセールス情報を電子メールという形で行うことが上手い企業ほど数値が高くなります。せっかく来てくれたサイト訪問者をその後失うのは大きな損害なので買ってもらいやすい商品を先ずは売ってメールアドレスを教えてもらうか、そうしたものが無い場合は無料のダウンロードコンテンツを提供する代わりにメールアドレスを入力してもらう活動が必要になります。この数値は企業のネット販売力、Webマーケティングの力を指し示すものです。

(6)Display 0.98%
ディスプレイ広告 = これはIT用語辞典によれば「ディスプレイ広告とは、Web広告の形式の一種で、Webページの一部として埋め込まれて表示される、画像やFlash、動画などによる広告。画面上部などに表示される横長の画像広告を特にバナー広告」というもので色々なサイトで見かける広告です。
資金力のある企業ほどこの数値が0ではなく、何らかの数値が表示されます。

以上が1つ1つの意味ですが、シミラーウェブのこのページにおいては6つの流入元の全ての数値が表示されることが理想です。

何故ならか自社サイトのアクセスを増やすためにネット上でできる事は通常この6つしかないので6つとも数値があるということは出来ることはやっているという意味だからです。

ただし、個々の流入元の理想的なバランスというものがあります。

私がこれまで見てきた自社クライアントサイトや有名企業のサイト、人気サイトをシミラーウェブ見るとWebの集客が上手なところほど、検索エンジンからの流入ばかりではなく、リンクからの流入が多く、かつソーシャルメディアからの流入もあり、メールのからの流入もあり、その結果リピーターが増えてブックマークからの流入もたくさんあるというものです。
そういう意味で今回の調査対象のアスクルのサイトはかなり理想的な流入元バランスを持っているものでは私達が学ぶべきところの多いサイトです。

次回はさらにシミラーウェブ無料版でわかる重要なデータについて解説させていただきます。
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