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2015年06月
Q: 検索結果から削除されていれば手動によるペナルティーを受けたということですか?
2015年06月11日
A: 検索結果ページの最後のページまで見ても御社のサイトが見つからない場合はGoogleからペナルティーを受けているはずです。ただし、御社が別のドメインのサイトを運営していてそれが検索結果にかかっていることもあるので確認してみてください。
良くあるのが、目標サイトのどのページも検索結果に出ていなくても、別ドメインで運営しているサイトの何らかのページが検索にかかっているということです。
その原因は似たテーマのコンテンツを複数のドメインのサイトに掲載している事にあります。
対応策は、どちらからのサイトからそのコンテンツを削除して1つのドメインのサイトだけでそのコンテンツを提供する事です。
他によくあるのが目標サイトのコンテンツをアメブロのようなブログや、Facebookのようなソーシャルメディアに掲載しているというミスです。そこも確認して、もしコンテンツの重複があったらブログやFacebookからそのコンテンツを削除して、目標サイトにのみそのコンテンツを載せるようにして下さい。
ここまで確認しても御社の目標サイトが検索結果ページに出てこなかったらそれはおっしゃるようにGoogleからペナルティーを受けているということになります。
ペナルティーは大きく分けて3種類あります。
1つはキーワードの詰め込み過ぎというペナルティーで、もう一つはリンク対策のやりすぎというペナルティーです。
これらのペナルティーに関しての詳細は:
https://www.web-planners.net/blog/archives/000011.html
https://www.web-planners.net/blog/archives/000007.html
にありますのでご覧下さい。
3つ目のペナルティーの原因はコンテンツの重複です。コンテンツの重複には厳密には2種類あり、1つは他のドメインのサイトのコンテンツとの重複と、もうひとつは目標サイト内のページ同士の重複です。
ドメイン内の重複コンテンツの詳細についての詳細は:
https://www.web-planners.net/blog/archives/000008.html
https://www.web-planners.net/blog/archives/000010.html
をご覧下さい。
これらのページに詳細と具体的な対策方法を提案していますのでご覧下さい。
上手くいくことを祈っています。
最後に、手動によるペナルティーか自動によるペナルティーかについてですが、ほとんどのペナルティーはGoogleのソフトウェアが自動的に与えるものです。
しかし、ソフトウェアでは見破れない高度なスパム(検索エンジンを騙す行為)はGoogleのスタッフが肉眼で確認して悪質だと判断した場合にのみ手動でペナルティーを与えることになります。
手動によるペナルティーには大きく分けて3種類あります。
1つは、キーワードやリンクを目標サイト内のページに隠すことに対するものです。ブラウザー上ではユーザーが見えない文字列やリンク情報をソース内のどこかに隠す行為はGoogleの検索エンジンロボットを欺く行為なので手動によりペナルティーを与えます。ただし、画像の表面に書かれている文字をALT属性内に書くことや、スタイルシートでその画像の裏に書くことは問題はありません。問題が生じるのは画像の表面に書かれている文字以上の余分な情報を詰め込むことです。
2つ目のものは目標サイト内のページからブラウザー上ではユーザーが見えづらい形で外部ドメインのサイトにリンクを張ることです。他のドメインのサイトの検索順位を上げるためにリンクを張らなくてはならないがユーザーにはそのリンクを見てほしくない時にやってしまうスパムです。これもGoogleの検索エンジンロボットを欺く行為なのでGoogleは違反したサイトに対して断固たる処置を手動ペナルティーという形で与えます。
3つ目の手動ペナルティーは他のドメインのサイトから不正なリンクを張ってもらった時に与えられます。
不正なリンクには様々なパターンがありますが、SEOのためだけのリンク対策をすることが不正なリンクの定義です。本来のリンクというのはユーザーにクリックしてもらいリンクを辿ってリンク先のページを見せるという目的があるものです。そうではないものは今日ではほとんどの場合不正リンクとなり手動ペナルティーの原因になります。
ということでこれら3つの種類に該当しない場合は殆どの場合、自動ペナルティーになります。
以上が手動ペナルティーか、自動ペナルティーかの見分け方の解説です。
結局は、ユーザーに見てもらうための文字やリンクではなく、Googleだけに見てもらうための文字やリンクを増やすと手動ペナルティーを受けることになりますのでそうしたことは絶対にしないようにしてください。
そして他人が現在そうしたことをしていてバレていないからといって、それを理由に自分がするということは避けて下さい。
何故なら今はGoogleにバレなくても必ずバレる時が来るからです。
これからはより慎重なSEO対策をする必要があります。
お気をつけ下さい。
外部リンクを減らすと検索順位は上がるのか?
2015年06月12日
サイト滞在時間を伸ばす11個目のテクニックは:【11】外部リンクを削除する、またはページの一番下に移動する
というものです。
一昔前まではネットショップのトップページを見ると右サイドメニューや左サイドメニューから同じ会社が運営している他のドメインの専門サイトへのリンクが5個から10個くらいはざらに張っているのをよく見かけました。
しかし、そうした他のドメインのサイトへの外部リンクをたくさんしているネットショップはほとんど見かけなくなりました。
考えられる理由は2つです。
1つは他のドメインへのリンクをたくさんすると検索順位が落ちるということを多くの人達が実感するようになったからです。
Googleは他のドメインにリンクを過剰に張っているウェブページの評価を下げるようになってきています。
SEO対策のためにも他のドメインへ過剰にリンクを張ることは避けるべきです。
ただし、それはあくまでも上位表示を目指す目標ページに限ってのことです。
リンク集ページから他のドメインへたくさんリンクを張ることは問題はありません。
何故ならリンク集ページに行くユーザーはそのサイトから離脱して他の関連性のあるサイトへ行こうとしてリンク集ページヘのリンクをクリックするからです。去るものを追う必要はありません。
上位表示を目指す目標ページから外部ドメインのサイトにリンクを張らなくてはならない場合は何件までリンクを張って良いかというと5件までです。しかし、ページの上のほうの目立つ部分からではなく、なるべくページの一番下からリンクを張るようにしてください。
そのページからもう何も得るものがないと感じるのはマウスでページの一番下までスクーロールした時です。
そのためどうしても外部ドメインにリンクを張らなくてはならないときはページの一番下からリンクを張るようにしてください。
外部リンクを昔のようにたくさん張らなくなってきている2つ目の理由はサイト滞在時間を伸ばすためです。
外部リンクが少なくて、かつ目立たなければより高い確率でそのサイト内の他のページをユーザーが見てくれるようになるからです。
しかし、そのページと関連性の高いページへのリンクでないとリンクをクリックする意味が少なくなるので必ず関連性の高いページヘのリンクを張るようにしてください。
ということで結論としては、関連性の高いサイト内リンクを増やし、その反対に別ドメインのサイトへの外部リンクの数は減らすようにして下さい。
最後に、よく頂くもう一つの質問として関連性の高い別ドメインのサイトにリンクを張ると検索順位アップに貢献するのかという質問です。
海外のSEO研修で良く耳にする言葉が「良い隣人と付き合いなさい」というSEOの世界の格言です。
彼らのデータを見たことはありませんが、例えば、「弁護士 東京」というキーワードで順位を上げたければ同じ弁護士のサイトにリンクを張ったり、裁判所のサイトにリンクを張るとそのサイトをGoogleがある程度評価するようになるということです。
実際に私はこうしたことをやって順位アップをした例を見たことはありませんが、あり得ることだとは思います。
インターネットというのはサイト同士がお互いにリンクを張り合うことによって成り立っている蜘蛛の巣のようなネットワークです。ドメイン名の前に打ち込む www というのはWorld Wide Web(世界中に張り巡らせた蜘蛛の巣)の略だということを忘れてはなりません。
自分がリンクを張ってもらいたいと思ったら、先ず自分がリンク集から信頼出来るサイトにリンクを張ることです。
外部サイトへのリンクをケチケチするのはあくまでも上位表示を目指す目標ページからだけです。
World Wide Webの一員になり他のサイトからアクセスをもらうためには自分から信頼できるサイトにリンク集からリンクを張ることです。
次回はサイト滞在時間を伸ばす12個目の工夫
【12】サイト内検索窓を設置する
についてご提案させていただきます。
定額制の音楽配信サービスの登場が私達にとって何を意味するのか?
2015年06月13日
今週は音楽配信サービスに関するニュースが立て続けにありました。『スマートフォン(スマホ)向け無料対話アプリのLINE(東京・渋谷)が11日、定額制の音楽配信サービス「LINEミュージック」を始めた。楽曲を友人らと共有し、一緒に楽しめる。定額制音楽配信は米アップルも参入を表明しているが、対話アプリの「つながり」を前面に出して勝負する。料金は30日間聴き放題のプランで基本が1000円』(日本経済新聞2015/6/12)
『米アップルが現地時間8日にサンフランシスコで開催した開発者向け会議の基調講演で注目を集めたのは、事前に噂のあった定額制の音楽聞き放題配信サービス「アップルミュージック」を正式発表したことだ。これまでCDへの依存度が高く、海外で主流となりつつある定額配信サービスに乗り遅れていた日本市場にも、アップルミュージックの登場をきっかけに本格的な「定額制音楽聞き放題」時代が到来しそうだ。』(日本経済新聞2015/6/10)
『音楽放送大手のUSENはレコチョクと提携し、飲食店や美容室向けに定額制の音楽配信サービスを7月に始める。数百万曲から選んだ好きな楽曲をいつでもBGMとして再生できる。利用料は月3千円程度の見込みだ。CDやスマートフォン(スマホ)の音源を違法に利用するケースが多く、手軽に始められる仕組みで正規利用への切り替えを促す。』(日本経済新聞2015/6/11)
『音楽配信サービスの英Spotifyは現地時間2015年6月10日、有料サービス会員が2000万人を突破したと発表した。無料サービスを含めたアクティブユーザーは7500万人以上にのぼる。有料会員が1000万人に達したのは、サービス立ち上げから5年半後の2014年5月末だった。「さらに1000万人増えるのにわずか1年しかかからなかった」と、同社は急成長を強調した。』(ITpro 2015年6月11日)
これらのニュースは私達サイト運営者にどのような意味があるのでしょうか?
(1)スマートフォンのホーム画面の場所取り競争が激化する
アップル、LINEなどが提供する定額制の音楽配信サービスをするためにはスマートフォンにアプリをダウンロードして利用することになります。
すでにスマートフォンユーザーのホーム画面にはFacebookやTwitterなどたくさんのアプリがインストールされていますがホーム画面の第一画面に残されるアプリはユーザーが最も頻繁に使うアプリです。使われなくなるアプリはスワイプしないと表示されない第二画面、第三画面に移動することになります。
これはあたかもGoogleの検索結果ページの1ページ目に表示されるための競争を思い起こされます。
ホーム画面争奪戦はすでに始まっています。すでにインストールされているアプリを利用して集客するか、独自アプリを自ら開発して他のアプリに競争を挑まない限りスマートフォンユーザーを新規客にすることは困難になります。
Googleが2013年に発表したユーザー調査によるとスマートフォンユーザーに最も人気があるコンテンツの1つがエンターテイメント系のコンテンツだそうです。
そうした系統のコンテンツを提供していない企業はそのセグメントから集客するためにはアプリ広告を買う羽目になるか、高額な掲載料金を払わざるを得なくなるはずです。
(2)スマートフォンなどで音楽販売をしている企業の業績に悪影響を与える
もう一つの影響は、これまでオンラインで楽曲を1曲、1曲売ってきたiTunes Store等の楽曲販売サービスの売上は減少するか、将来的にはほとんどなくなってしまう可能性があります。
しかし、これはそうしたサービスがかつて街のCDショップから売上を奪い閉店に追い込んだ報いが来るとも言えるはずです。ビジネスの世界でも「自分がしたことはいつか自分に帰ってくる」という因果律があります。
しかし、その因果律に立ち向かう方法もあります。それは自分が作ったビジネスのエコシステムを自分で破壊して新しいものを自らが創造するというものです。
街のCDショップから売上を奪い、iTunes Storeを創造したアップルが自らの手でせっかく今繁盛しているiTunes Storeを破壊して、さらにその進化形であるアップルミュージックを始めるという姿勢には脱帽します。こうした勢いがある限りアップルの栄華は未だ続くはずです。
(3)他の業界にもビジネスモデルの破壊がもたらされる
すでに音楽業界以外でもこうした取り放題のビジネスは活況を呈しています。
その一つは国内ではHulu等の映画・ドラマ見放題サービス、米国では圧倒的No1のシェアをとっているネットフリックスの映画・ドラマ見放題サービスです。
これらのサービスにより破壊されつつあるのが何十年もの間栄華を誇ってきたTV業界です。何年も前に米国のケーブルTV業界のCEOが「TVは死んだ」と言っていました。
しかし、そのケーブルTV業界ですらこうした映画・ドラマ見放題サービスにより破壊されつつあります。
そして今どの業界がこうした取り放題サービスの脅威にさらされているかというと、それは出版業界です。
すでに雑誌業界はインターネットによりその地位を奪われていますが、本の世界はこの日本では未だ健在です。
しかし、すでにアマゾンが米国でこうした方向性を打ち出しています。
「米アマゾン・ドット・コムが近く自社の書籍端末「キンドル」向けに、書籍の定額読み放題サービスを始める準備をしていることが分かった。月額9.99ドル(約1千円)とし、60万冊をそろえる方向で調整しているもよう。音楽や動画で一般的になりつつある定額配信モデルが、最大手アマゾンの参入で書籍分野にも広がりそうだ。」(日本経済新聞2014/7/17 )
このように音楽業界、映像業界、出版業界などがデジタル化の波により現在破壊と創造のプロセスの中にあります。
そのスピードはあまりにも早く目まぐるしい激流です。
こうした激流はこれらの業界と全く関係の無い業界にも波及します。
コンピューターを使った事業を始めると最初は儲かる事がありますが、それは他人もコンピューターを使って同じような事をし始めるのでその競争優位性は失われます。
失われる前に次の新しい事業の種を自分の手で蒔いて、育まなくてはなりません。
これはサイト運営にもあてはまる事です。
そして最も苦痛なことは新しい事業の種をまくためには、時にこれまで育ててきた畑を自分の手で焼き払わなくてはならない事もあるという点です。
それを躊躇してはいけません。
何故なら他人にそれをされるよりは自分でする方が遥かにマシだからです。
過去の資産を守ることだけを考えていたらその資産はよそからやってきた企業に奪われてしまいます。
今の事業がうまく言っている時ほどこの事を忘れてはなりません。
遅かれ早かれ誰もが大人のSEO対策をしなくてはならない・・・
2015年06月15日
本日、おかげさまで認定SEOコンサルタント養成スクールhttps://www.zennihon-seo.org/associate/
の大阪校の授業が終わりました。
過去3ヶ月間のハードな授業を修了して大阪校の受講者の皆さん(男性2名、女性2名)は1時間近くの模擬コンサルティングとコンサルタント視点のクライアントを動かすためのSEOコンサルティング技術を学んで頂きました。
そこでつくづく感じたことがあります。
それは現在効果のあるSEO対策は大人のやり方になってきているということです。
今日の授業のテーマは主に2つあり、1つはリンク対策、もうひとつはコンサルタント自身の集客技術です。
何故これら2つはそれほど重要なのかというと、いくらコンテンツSEO、つまり、内部対策が重要だといっても検索順位は内部対策だけで決まるものではないからです。
内部対策を活かすためには必ず他人のサイトからリンクを張ってもらって自社サイトへの最低限のアクセスを増やさなくてはならないのです。
いくら内部が立派なサイトを持っていてもそれだけではいわゆる「畑の中の一軒家のお店」になってしまいます。
道路もほとんどなく、宣伝もしていない「畑の中の一軒家のお店」はそれがどれほど素晴らしいお店であっても人が訪れることはありません。
そしてそうしたサイトをGoogleとしても上位表示させてGoogleの検索ユーザーに紹介することは出来ないのです。
お客様に来てもらうためには最低限の道路が必要です。
SEO対策におけるその道路づくりがリンク対策です。
しかし、単に機械的に別のドメインからリンクを張るだけでは駄目です。
実際にそのリンクを辿って訪問者が来なくてはなりません。
こうした見せかけだけの機械的なリンクは「子供のSEO対策」の部類に入ります。
「大人のSEO対策」をするためにはクリックされるリンクを1本でも、2本でも集めなくてはなりません。
しかし、ここで大きな苦しみが待ち構えます。
何故ならそうしたクリックされるリンクを少しだけ集めたとしても累計の訪問者数が増えないとGoogleは決して評価をしてくれないからです。Googleも完璧なシステムではないので全てのサイトのアクセスやユーザーのクリックストリームをクッキーによって把握は出来ません。
リンクという道路が敷かれた後そのリンクを辿って畑の中の一軒家のお店に訪問者が増えていることをGoogleが認識するのには数ヶ月以上の時間がかります。だからこのやり方は苦しさを伴うのです。
特に競合他社が今のGoogleを欺けるようなSEO目的のリンク広告を利用している場合は彼らの順位は自社サイトよりも高いので自分だけ真面目で損をしている気持ちになってしまうものです。
そうした悔しい時期に何をすれば良いのでしょうか?それはその目標キーワードでの順位アップをただ順位測定ソフトを眺めてぼうっと待っているのではなく、他の上位表示可能だと思うキーワードをたくさん見つけてそれらのSEO対策をして時が来るのを待つのです。
ただぼっと待っていると人間ろくなことを考えなくなります。SEO目的のリンク広告を安く売るというキャンペーンや営業が来たら思わず手を出したくなるものです。
しかし、ご自分が他のキーワード、特に順位アップしやすそうなものや、見込み客がもしかして検索するかもしれないキーワードでのSEO対策に没頭していればそうした悪い誘惑は目にも耳にも入ってこなくなるはずです。
子供は自分が欲しい物を何が何でも欲しがることがありますが、大人はそうあってはなりません。欲しいものがその時すぐに手に入らなくてもそれが手に入るまで賢い時間の過ごし方を知っているはずです。
で、結局のところ今のリンク対策において必要な基準は何かというとそれは:
(1)相手を紹介したいという願いが込められた「紹介をするためのリンク」
(2)情報の根拠を証明するための「参照元リンク」
の2つです。
これらはユーザーによってクリックされるために張られたリンクであることがほとんどなので高確率でクリックしてもらえる優良リンクであることがほとんどだからです。
ただし、こうしたリンクは口で言うのは簡単ですが、実際に獲得をしようとしてもすぐに獲得出来るものではありません。
リンクを張る側の立場にたてば、私達のサイトのコンテンツの中身の質や、ユーザビリティー(ウェブデザイン等)が重要な要素になります。
ということは良質なリンクを張ってもらうための条件は意外なことにサイトの中身を良くすることになります。
逆説的にリンク対策という外部対策を成功させるためには最初に内部対策を成功させる必要があるのです。
次に何故コンサルタント自身の集客技術を修得することがそれほど重要なのかというと人に集客技術であるSEO対策を教えるためには自らがそれを経験してある程度上手くなくてはならないからです。
自分が不得意なことを人に教えることは出来ません。教えたとしてもそれは空理空論を口で言うだけの虚しいレクチャーになってしまいます。
コンサルタント自身の集客技術を鍛錬するべきもう一つの理由は、集客を成功させるためには見込み客に最初にメリットを与えて、その結果自分にもメリットが与えられる事を待つという態度が必要となるからです。
この態度はSEO対策成功に必要な態度そのものです。
検索をする見込み客に最初にメリットを与えることにより自社サイトに訪問してもらい、さらにコンテンツを提供してリピーターになってもらうことがSEO対策の成功にはどうしても必要です。
Google自体もそれを実践しています。
最初に自然検索で上位表示をさせてあげて検索が集客出来るという体験を与えてもっと集客したい時は広告を購入するとさらにうまくいくというサービスモデルでGoogleは成功しました。
その他ほとんどのネットで成功した企業はほとんど例外なくそれを実践しています。
だからこそ、一流のSEOコンサルタントになるためには集客技術が必要になるのです。
すべてのことは別々の点のように見えても結局は線によって繋がっています。
2つの点を繋げることにより次のつがながる点が見つかり、それをつなげるとさらに新しい点が見えてきます。
遠い未来のことは正直わかりません。
しかし、未来を知るためには今目前にある点と点を認識してそれらを繋げる事にフォーカスして下さい。
それによりその先にある御社の将来が見えてくるはずです。
ぜひ、周りの雑音や誘惑に影響されること無く、ご自分が信じることに集中して下さい。
御社独自のWeb集客の成功法則が確立されて御社の業績は良くなるはずです。
その日が必ず来ることを祈っています。
Googleの一部になってしまって良いのだろうか?
2015年06月16日
必読の週刊誌があります。2015年6月13日号の「週刊東洋経済」の特集「Google 創造者か、破壊者か」はウェブで集客をすることを仕事にしている人にはお勧めです。未だ購入していない方はアマゾンKindleストアhttps://www.amazon.co.jp/2015-6-13-ebook/dp/B00YX6R72G/
ですぐにダウンロードしてお読み頂けます。
いくつかの発見、あるいは知識の再確認が出来る一冊です。
今回はその特集の中の「渦巻く欧州の不満:強まる巨人包囲網」についての感想をお伝えしたいです。
その記事によると英国の価格比較サイトが突然Googleのアルゴリズム変更により「価格比較」と英語で検索しても出てこなくなり死活問題になり、他の同じような目にあった企業一緒にGoogleを欧州委員会に告発したそうです。
かつてのマイクロソフト社のブラウザ抱き合わせ販売をきっかけにした独占禁止法訴訟を思い起こすデジャブーです。
これは人ごとではありません。
先月5月初旬にGoogleがクオリティーアップデートを実施して日本のGoogleの検索結果もがらっと変わりました。
順位が落ちたサイトと上がったサイトを比較分析したところ、順位が落ちたサイトタイプの1つに比較サイトがありました。
比較サイトは本質的に他社のサイトに書かれている文字コンテンツの多くをコピーしているものがたくさんあります。
そうしたところの順位がクオリティーアップデート実施以降に落ちてきています。
しかし、価格コムのような業界トップのサイトは健在です。
順位が大幅に落ちたのは知名度があまり高くないサイトです。
価格コムにはたくさんのトラフィックがありますし、口コミという形で膨大な数の書き込みがあります。
トラフィックもあり、オリジナルコンテンツもたくさんある場合は、いくらGoogleでもユーザーが見たがるサイトを消すわけにはいきません。
逆に言えば、自社のサイトを消されないようにするための方法は、トラフィックを増やし、オリジナルコンテンツを増やすことになります。
話を元に戻します。
ヨーロッパではたくさんの企業がGoogleを告発しています。
政府もそうした動きを見せるようになっており課税も強化することを検討しています。
しかし、それは根本的な問題の解決にはなりません。
何故ならその記事によると「グーグルが欧州における検索ビジネス市場に実に9割を握っている」というようにヨーロッパの消費者はGoogleばかりを使っているからです。
この告発をした企業の人達はどこの検索エンジンを使っているのでしょうか?Googleを使っていなかったらどの検索エンジンを使っているのでしょうか?Gmailは使っていないのでしょうか?
このGoogleの独占に抵抗するための本質的解決策はGoogleを使わない事です。
スマートフォンはアップルかマイクロソフトのOSの物を使い、地図はGoogleマップ以外を使う。動画もYouTubeではなく、フランスのDailymotionを使う・・・
不可能ではありませんが、最初は苦痛を伴うでしょう。
しかし、私達日本人も考えなくてはなりません。Googleの製品ばかりを使っていて良いのかということを。
幸いにして日本にはヤフージャパンがあります。
しかし非常に残念なことに2010年にGoogleの検索エンジンを使う契約をGoogleとしてしまいました。
その時から、今のヤフージャパンで検索してもGoogleの検索結果に単にヤフージャパンが追加したい情報を少し追加しただけですので実質Googleと同じ検索結果しか見ることが出来ません。ヤフージャパンは、ヤフーグルジャパンになってしまいましたのです。
こうした理由から今のところヤフージャパンには検索エンジンとしては期待が出来ません。
残るはマイクロソフトのBingですがシェアが伸びているという話は一向に聞くことが出来ず、最近は名前を思い出すのに数秒かかることもあるくらいです。かすかな希望は今度無料ダウンロードができるようになると発表されたWindows10ですが、Bingを目立たせるとまた周囲から叩かれるはずです。
このような状況ではGoogleに挑戦できるサービスを期待できる企業はほとんど見つかりません。
で、結局どうすれば良いのでしょうか?
現実的に今のところ私達に出来ることは一ユーザーとして、何かGoogleのサービスを使う時は「本当にGoogleのサービスを使って良いのだろうか?」と一瞬でも自分に疑問を投げかける事くらいでしょう。
しかし、このささやかな抵抗こそがGoogle以外の企業が成功するチャンスを与えることになり、かつGoogle一極支配をより強めないための対策なのではないでしょうか?
いつもいつも疑問を持って下さい。本当にGoogleのサービスばかりを使って良いのかということを。
この事をやめた時こそ私達のサイトはもとより私達の個人情報も何もかもデジタル化が可能なものはGoogleという巨体の一部になってしまうはずです。
今はせめて、たまにはBingを使いましょう。URLはこちらです。
https://www.bing.com
追伸:
ただ、Bingばかりを使ってしまいBingが人気が出てしまうとBingを運営するマイクロソフトもきっと今のGoogleのように振る舞う恐れがあります。いつもいつもネットユーザーとしてリスク分散のためにもサービスの提供元は分散しましょう。
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