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2015年06月15日

遅かれ早かれ誰もが大人のSEO対策をしなくてはならない・・・

2015年06月15日
本日、おかげさまで認定SEOコンサルタント養成スクール
https://www.zennihon-seo.org/associate/
の大阪校の授業が終わりました。

過去3ヶ月間のハードな授業を修了して大阪校の受講者の皆さん(男性2名、女性2名)は1時間近くの模擬コンサルティングとコンサルタント視点のクライアントを動かすためのSEOコンサルティング技術を学んで頂きました。

そこでつくづく感じたことがあります。

それは現在効果のあるSEO対策は大人のやり方になってきているということです。

今日の授業のテーマは主に2つあり、1つはリンク対策、もうひとつはコンサルタント自身の集客技術です。

何故これら2つはそれほど重要なのかというと、いくらコンテンツSEO、つまり、内部対策が重要だといっても検索順位は内部対策だけで決まるものではないからです。

内部対策を活かすためには必ず他人のサイトからリンクを張ってもらって自社サイトへの最低限のアクセスを増やさなくてはならないのです。

いくら内部が立派なサイトを持っていてもそれだけではいわゆる「畑の中の一軒家のお店」になってしまいます。

道路もほとんどなく、宣伝もしていない「畑の中の一軒家のお店」はそれがどれほど素晴らしいお店であっても人が訪れることはありません。

そしてそうしたサイトをGoogleとしても上位表示させてGoogleの検索ユーザーに紹介することは出来ないのです。

お客様に来てもらうためには最低限の道路が必要です。

SEO対策におけるその道路づくりがリンク対策です。

しかし、単に機械的に別のドメインからリンクを張るだけでは駄目です。

実際にそのリンクを辿って訪問者が来なくてはなりません。

こうした見せかけだけの機械的なリンクは「子供のSEO対策」の部類に入ります。

「大人のSEO対策」をするためにはクリックされるリンクを1本でも、2本でも集めなくてはなりません。

しかし、ここで大きな苦しみが待ち構えます。

何故ならそうしたクリックされるリンクを少しだけ集めたとしても累計の訪問者数が増えないとGoogleは決して評価をしてくれないからです。Googleも完璧なシステムではないので全てのサイトのアクセスやユーザーのクリックストリームをクッキーによって把握は出来ません。

リンクという道路が敷かれた後そのリンクを辿って畑の中の一軒家のお店に訪問者が増えていることをGoogleが認識するのには数ヶ月以上の時間がかります。だからこのやり方は苦しさを伴うのです。

特に競合他社が今のGoogleを欺けるようなSEO目的のリンク広告を利用している場合は彼らの順位は自社サイトよりも高いので自分だけ真面目で損をしている気持ちになってしまうものです。

そうした悔しい時期に何をすれば良いのでしょうか?それはその目標キーワードでの順位アップをただ順位測定ソフトを眺めてぼうっと待っているのではなく、他の上位表示可能だと思うキーワードをたくさん見つけてそれらのSEO対策をして時が来るのを待つのです。

ただぼっと待っていると人間ろくなことを考えなくなります。SEO目的のリンク広告を安く売るというキャンペーンや営業が来たら思わず手を出したくなるものです。

しかし、ご自分が他のキーワード、特に順位アップしやすそうなものや、見込み客がもしかして検索するかもしれないキーワードでのSEO対策に没頭していればそうした悪い誘惑は目にも耳にも入ってこなくなるはずです。

子供は自分が欲しい物を何が何でも欲しがることがありますが、大人はそうあってはなりません。欲しいものがその時すぐに手に入らなくてもそれが手に入るまで賢い時間の過ごし方を知っているはずです。

で、結局のところ今のリンク対策において必要な基準は何かというとそれは:

(1)相手を紹介したいという願いが込められた「紹介をするためのリンク」

(2)情報の根拠を証明するための「参照元リンク」

の2つです。

これらはユーザーによってクリックされるために張られたリンクであることがほとんどなので高確率でクリックしてもらえる優良リンクであることがほとんどだからです。

ただし、こうしたリンクは口で言うのは簡単ですが、実際に獲得をしようとしてもすぐに獲得出来るものではありません。

リンクを張る側の立場にたてば、私達のサイトのコンテンツの中身の質や、ユーザビリティー(ウェブデザイン等)が重要な要素になります。

ということは良質なリンクを張ってもらうための条件は意外なことにサイトの中身を良くすることになります。

逆説的にリンク対策という外部対策を成功させるためには最初に内部対策を成功させる必要があるのです。

次に何故コンサルタント自身の集客技術を修得することがそれほど重要なのかというと人に集客技術であるSEO対策を教えるためには自らがそれを経験してある程度上手くなくてはならないからです。

自分が不得意なことを人に教えることは出来ません。教えたとしてもそれは空理空論を口で言うだけの虚しいレクチャーになってしまいます。

コンサルタント自身の集客技術を鍛錬するべきもう一つの理由は、集客を成功させるためには見込み客に最初にメリットを与えて、その結果自分にもメリットが与えられる事を待つという態度が必要となるからです。

この態度はSEO対策成功に必要な態度そのものです。

検索をする見込み客に最初にメリットを与えることにより自社サイトに訪問してもらい、さらにコンテンツを提供してリピーターになってもらうことがSEO対策の成功にはどうしても必要です。

Google自体もそれを実践しています。

最初に自然検索で上位表示をさせてあげて検索が集客出来るという体験を与えてもっと集客したい時は広告を購入するとさらにうまくいくというサービスモデルでGoogleは成功しました。

その他ほとんどのネットで成功した企業はほとんど例外なくそれを実践しています。

だからこそ、一流のSEOコンサルタントになるためには集客技術が必要になるのです。

すべてのことは別々の点のように見えても結局は線によって繋がっています。

2つの点を繋げることにより次のつがながる点が見つかり、それをつなげるとさらに新しい点が見えてきます。

遠い未来のことは正直わかりません。

しかし、未来を知るためには今目前にある点と点を認識してそれらを繋げる事にフォーカスして下さい。

それによりその先にある御社の将来が見えてくるはずです。

ぜひ、周りの雑音や誘惑に影響されること無く、ご自分が信じることに集中して下さい。

御社独自のWeb集客の成功法則が確立されて御社の業績は良くなるはずです。

その日が必ず来ることを祈っています。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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