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2015年05月

専門サイトよりもメインサイトの方が上位表示しやすくなっている

2015年05月30日
Q: 今メインサイト以外の2つ専門サイトがあります。2年3年前に作成し、どちらも7ページしかなく、しかも全く放ったらかしです。

アクセス数も全くありません。ほぼゼロに近い状態です。たいした事も書いていない内容のかなり薄いページです。この7ページ中、2ページ程がメインサイトと完全に同じではないですが、よく似た内容です。自己紹介ページなどです。この2サイト、削除したいと思うのですが、削除した方がよいでしょうか?

何となく個人的にはメインサイトの順位が伸びきらない1つの要因かな?と思っている状況です。

A: それらの専門サイトはアクセスがほとんど無いならばおっしゃるように閉鎖した方がよいです。

そしてメインサイトの更新に集中した方が良いです。

現在のGoogleはメインサイト(公式サイト)を優遇するようになっています。

ということは中途半端な専門サイトは持っていても戦力になるどころか、コンテンツがメインサイトと類似していることがリスクになる時代になりました。

メインサイト(公式サイト)が優遇されるという事例がよく見受けられるのが弁護士業界です。

ある程度競争のある地域キーワードで上位表示している弁護士事務所のサイトは以前は専門サイトばかりでした。

例えば「相続 弁護士 (地域名)」で検索すると2012年ころまではTOP5くらいに上位表示しているページのほとんどが相続に特化した専門サイトのトップページばかりでした。

しかし最近ではTOP3くらいがその地域の地味な弁護士事務所の公式サイトのトップページで、その下に以前は上位表示していた専門サイトのトップページが表示されることが増えてきています。

外的な要素を分析した結果、そうした地域の地味な弁護士事務所の公式サイトはその地域の弁護士会のサイトからリンクを張られていることが多く、法律問題のポータルサイトからもリンクを張ってもらっています。

一方専門サイトのほうはリンク元のほとんどがその専門サイトを運営している事務所の公式サイトやその他専門サイトからの身内のサイトからリンクばかりです。

現在のSEO対策においては、業界組合や業種別ポータルサイトのようなしっかりとアクセスのある信頼できるサイトからリンクを張ってもらっている公式サイトのほうが良いリンクがあり、かつ一定のアクセスがリンク元からもたらされているので別ドメインで作った専門サイトよりも有利なことがあります。

公式サイトが上位表示するようになったもう一つの考えられる要因は、公式サイトのほうが多種多様な情報があるので更新されやすく、更新を評価するGoogleに高く評価されてるからだと思われます。

一方専門サイトというのは一度でも上位表示すると更新を怠ってほとんどほったらかしにすることがあります。

ただし、専門サイトの更新をしっかりやり、かつ信頼できる他人のサイトからもリンクを張ってもらえるなら専門サイトでも上位表示が出来ます。

以上ですが結局は今のGoogleのアルゴリズムでは、信頼できるサイトからほんの僅かでもリンクされることと、上位表示を目指すサイトを更新することが重要になってきています。

ぜひ今後はこうした点を注意してSEO対策を実践するようにしてください。

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