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2015年05月
スタッフの想いを載せることにより検索順位が上がる?
2015年05月07日
サイト滞在時間を伸ばす5つめのテクニックは:【5】スタッフコメントを載せる
というものです。
ただ単に商品やサービスの説明、仕様、価格、お申し込み方法を載せる殺伐としたウェブページよりも商品・サービスを提供している企業のスタッフのコメントが載っているようがより魅入ってくれてサイト滞在時間が長くなることがあります。
スタッフコメントを載せる場所は商品・サービスの案内ページでも良いですし、別ページで新規作成してそこに商品・サービスの案内ページから目立つようにリンクを張っても良いです。
では一体どのようなコメントをどのような立場の人が提供出来るのでしょうか?
主に3つあります。
1、デザイン性が重要な商材の場合はデザイナーのデザイン意図や想いを書く
最近のIT業界の潮流の1つはデザインに重要性を置くスタンスをとる企業が増えてきている事です。
その代表的な企業がアップルです。
パソコンや音楽プレイヤーはデジタルデバイスというその特性のため誰でも部品を調達して作れます。
そうなると結局どこで差がつくかというとデザイン力です。
そのことに早くから着目したのがアップルのスティーブジョブズ氏とそのデザインリーダーであるジョナサン・アイブ氏です。
アップルのサイトの随所にはジョナサン・アイブ氏の新商品デザインに対する想いが文章、画像、動画などで散りばめられています。
デザインでしか差別化が出来ない、客単価アップが出来なくなってきているデジタルデバイス業界で勝ち抜くためにはデザイナーがもっともっと表に出てこなくてはならないということを教えてくれています。
デザイン力が重要なのはウェブデザインの世界です。
中々見ることはありませんが、たまに見かけるウェブ制作会社のサイトにはデザイナーがどのような想いでそのサイトをデザインしたのか、彼らの顔写真とコメントが載っていることがあります。
少しでもデザイン力が重要だと思われる業界の方は今後はこうしたことをウェブサイトにどんどん出していき、サイト訪問者、見込み客のこころと時間を掴むことを目指して下さい。
2、技術力が重要な商材の場合は、技術者の制作意図や想いを書く
技術力が重要な商材の場合にも同じことが言えます。
どのような試行錯誤を経てその製品を開発したのか、その開発物語を載せたり、開発者、技術者の想いを載せるようにしてください。
アップルが一時期見本にしたと言われるソニーやVAIOのサイトにも随所にそうした技術者の顔写真や開発の想い、エピソードが載っていることがあり、それにより高級感が出てきたり、「欲しい」と思わせる工夫が見られます。
3、サービス提供者の想いを書く
デザイナー、技術者以外にもサービス業の場合は、現場のスタッフ、店舗スタッフが日々どのようにお客様に接しているのかを恥ずかしがらずに言葉にして現場での笑顔の写真、懸命に働いている写真と一緒に添えれば見込み客が共感してくれてサイト滞在時間が増えるだけではなく、売上アップに貢献するはずです。
こうした商品・サービスに携わる人々の想いが文字、画像、動画などによってウェブサイトに加わることによって初めて「いのち」が吹き込まれ、それに触れる人々に行動を促すことが出来るようになります。
ウェブサイトに限界はありません。
もっともっと御社の気持ち、人々の心を吹き込んでください。
それが終わった時に世界で1つしかない素晴らしいウェブサイトが出来るはずです。
次回はサイト滞在時間を伸ばす6つ目の工夫
【6】ユーザーレビューを載せて共感してもらう
についてご提案させていただきます。
Googleの広告収入に陰りが出てきた!Googleへの一極依存で果たして良いのだろうか?!
2015年05月08日
昨日5月7日(木)のTmedia ニュースにより重要な事が報道されました。『Google、モバイルでの検索が日本や米国でPC/タブレットを上回ったと発表』
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1505/07/news041.html
『Googleの主な収入源は検索広告だが、ユーザーへのモバイルへのシフトに伴い、クリック単価(CPC、クリックごとに広告主がGoogleに支払う単価)は数四半期連続で下がり続けている』
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/07/news039.html
という報道です。
これはこの日本においてもスマホ版Googleでの検索がPC版Googleでの検索数を上回った事であり、私達サイト運営者は今後益々スマホファーストでサイト運営、Webマーケティングをしなくてはならないことを意味します。
このところ2015年4月21日からGoogleがスマホ版Googleにおいてはスマホ対応をしていないサイトの検索順位を落とすと発表してから私達サイト運営者は無理やりGoogleによってスマホ対応を強いられているという被害者意識が芽生えてきています。
しかし、Googleが一方的に私達にスマホ対応を強制しているのではなく、ネットユーザーがGoogleにスマホ対応を強いているからこそGoogleも私達にスマホ対応を要求するようになったというのが事実のようです。
今回の報道で怖いと思ったのはこれまでずっと広告の売上利益を増やしてきたGoogleですら「ユーザーへのモバイルへのシフトに伴い、クリック単価(CPC、クリックごとに広告主がGoogleに支払う単価)は数四半期連続で下がり続けている」という点です。
私達一般のサイト運営者もスマホ対応しなければGoogleのように客単価が下がり、その結果ネット経由の売上が下がるという事態を招くことになるはずです。
日の出の勢いでこれまで成長してきたGoogleの広告事業に初めて陰りが出てきたというのは非常に大きな出来事です。
4月21日から、あるいはその直前からスマホ対応で追われていて不本意だと思っている方は、スマホ対応こそがこれからのインターネットマーケティングのイロハのイになったということを認識しなくてはなりません。
私もGoogleを逆恨みするのはやめて素直にスマホ対応を進める事と今後はスマホファーストで事業を考えて行きたいと思います。
そして今のGoogleというのは小売業で言えばイオンモールのようなものでモールが駄目になればそこに出店しているお店も連動して駄目になるという怖さを認識しました。
これからはどの企業もGoogleだけに依存するのではなく、インターネット全体を見渡して活用できるチャンネルを見つけていきそこにも販売拠点を設ける事と、自社サイトのアクセスの流入元を分散して開拓する必要があると思います。
Googleには感謝しなくてはなりません。しかし、Googleに甘えすぎるのも良くないと思いました。
同時にインターネット以外のリアル世界での販売網や、宣伝媒体も開拓しなくてはと思います。
最後に今回の2つのニュース記事には重大なメッセージがあります。
それはこれまでのPC版Googleの広告収入が減ってきており、Googleとしては何かもっと儲かる商材を作らねばならなくなってきているということです。
「Google、モバイル検索に新広告 車やホテル、住宅ローンの検索で」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/07/news039.html
このニュースの趣旨は粗利が高い派手な検索広告を打ち出したということです。それもヒルトンホテルや、大手自動車会社などが買える高級な広告をスマホ版Googleの検索結果の一番上に画像付き、複数リンク付きで表示するという発表です。
こうしたことがこの日本でも実施されれば悪影響を被るのは中小企業です。
Googleにはたくさんの優秀な社員がおり、様々なビジネスアイデアがあるはずです。
しかし、ヨーロッパなどでGoogleの独占的支配が問題になっておりGoogleの検索結果をGoogleの企業利益追求のためにあからさまにいじれないという事情があります。
以前から何度も言われていることですが、Googleは検索結果にGoogleが提供するショッピングカートや決済システムを利用している企業だけ目立つアイコンを表示させることなどを海外では何度か試されてきました。
しかし幸いなことに国内ではそうした事は未だ実現されていません。
しかし、PC版Googleの広告収入が減るなか、広告以外の収入の柱を追求してくるはずです。
Googleがライバル視するアップルはすでにアップルペイという決済サービスを始めておりその事業性はかなり明るいと報道されています。
近い将来インターネットの生態系を揺るがす何かとんでもないことをGoogleが実施する可能性は否定できません。
警戒しなくてはならないはずです。
先のことを考えればキリがありません。
やらなくてはならないことも年々増えて来ています。
しかし、取り急ぎ目の前に「インターネットユーザーによって突きつけられた」スマホ対応という課題を速やかに片付けて前に進まねばと思います。
ユーザーレビューを載せることは上位表示にプラスになるのか?
2015年05月09日
サイト滞在時間を伸ばす6つめのテクニックは:【6】ユーザーレビューを載せて共感してもらう
というものです。
ユーザーレビューというのは通常お客様の声です。
今の時代、ほとんどの企業がサイト内にお客様の声のページを持っていますが、良くあるミスがお客様の声のページヘのリンクがサイト内の目立たない場所にしかないという点です。
最も目立つ部分は商品ページです。
商品ページの真ん中辺りか、その下辺りにその商品を購入したお客様の声を3件以上入れると読んでくれやすくなります。
何故3件以上かというと1件や2件では少ない印象あるいは、声の内容が偏った印象を与えるからです。
ただし、SEO対策上気をつけなくてはならない点としては商品ページに載っている3件のお客様の声と同じものが別のページに作ったお客様の声のページにも重複して載っていることです。
重複コンテンツはGoogleのパンダアップデートのペナルティー対象になり検索順位ダウンの原因になりますので2つかそれ以上のページに同じお客様の声を載せることは避けて下さい。
レビューに関してですが最近の気の利いたECサイトには自動的にリアルタイムにお客様の声がページ内フレームの中に表示されるものもあるのでそうしたプログラムが導入可能な場合は導入するようにして下さい。
レビューを表示するときに重要な点は本物のレビューだということを証明するために年月日を表示出来る場合は表示するようにしてください。
匿名のレビューの場合は、都道府県名と職業、性別などが表示出来る場合は表示してディテールを出すようにしてください。
起業したばかり、サイトを開いたばかりの方は中々お客様の声は集まらないので集めるためのコツとしては無料または、モニター割引によるモニター募集をして参加条件としてレビューを書くようにお願いすることが一般的です。
また、かなりの労力がかかりそうな場合は頼みづらい場合はQUOカードやカタログギフトの引換券などの謝礼を、高額な商品、サービスの場合は数パーセント割引のオファーなどによりレビューを集めて下さい。
世界最大手のECサイトを運営するアマゾン社が創業依頼かなりの力を入れているのが「Amazon Vine 先取りプログラム」というモニター制度です。
アマゾンのサイトの不思議なところはあれだけ膨大な数の商品を売っているのに多くの商品に何件ものレビューがあるところです。
創業時は当然レビューはほとんどありませんでしたが、このモニター制度によってかなりのレビューを集めているそうです。
この制度に参加するとアマゾンから知らない商品が突然送られてきてただでもらえる代わりにレビューを書くという仕組みだそうです。
そう言えばレビューのところをよく見ると vineメンバー という言葉が表示されており不思議に思っていた記憶があります。
しかし、こうしたやり方はともすればステルスマーケティングとなり企業の顔に泥を塗ることにもなりますのでくれぐれも好意的なレビューを書くように指示したり、暗示するようなことは避けるべきです。
こうして集めたレビューは質も重要ですが、一定の数が増えればサイト訪問者が読みいってくれてサイト滞在時間が長くなるだけでなく、成約率アップにも貢献します。
次回はサイト滞在時間を伸ばす7つ目の工夫
【7】その商品のQ&Aページにわかりやすくリンクを張る
についてご提案させていただきます。
Q&Aページヘのリンクは置き場所を間違えるとユーザーが離脱する?
2015年05月11日
サイト滞在時間を伸ばす7つめのテクニックは:【7】その商品のQ&Aページにわかりやすくリンクを張る
というものです。
ほとんどのサイトにQ&AやFAQがありますが、そうしたページ以外にも、商品詳細ページの下にはその商品に関するQ&Aページヘのリンクを複数載せるとその商品に関心のある見込み客がクリックしくれやすくなりサイト滞在時間を伸ばすことが出来ます。
下のキャプチャは耐震リフォームに関する案内ページのフッター部分に掲載した耐震リフォームに関する複数のQ&Aページへのテキストリンクをしている様子です。
このような形でQ&Aページにリンクを張らないで、全ページの左サイドメニューの下の方に小さなフォントや画像で「Q&A」だとか「よく頂くご質問」というリンク項目を設置したところで、わざわざ「Q&Aはどこだろう?」だとか「よく頂くご質問はどこかなあ?」などと努力して探そうとする人はいることはいますが耐震リフォームについて興味をいだいた人達が100人いたとして一体何人がわざわざ探してくれるのでしょうか?
しかも、やっとQ&Aページに辿り着いたらそこには様々な種類のQ&Aがあり、自分が探している質問文を探すのに時間がかかってしまったら本末転倒です。
見つかれば未だ良いものの、万一見つからなかったらがっかりさせてしまうことになり、離脱の原因にすらなるはずです。
サイト滞在時間を伸ばすコツの1つは「ユーザーにほとんど努力をさせずに無意識的に次のリンク、次のリンクとクリックしてもらうこと」です。
ユーザーには少しでも努力をさせてはいけないのです。
よく中国のサイトを見るとQ&Aページどころかチャットボックスが画面の横に浮いて出てくるものがあります。
日本でも一部のネットショップなどが導入しているところがあります。
このチャットボックスの意図はユーザーが疑問に思ったことをリアルタイムで生身の人間が対応して購入に導こうというものです。
非常に積極的で驚きます。
ある意味自社サイトにチャットボックスをこのように表示することもサイト滞在時間を伸ばすことになるでしょうが、怪しいことはしないように注意して下さい。
次回はサイト滞在時間を伸ばす8つ目の工夫
【8】その商品の仕様ページを作って目立つようにリンクを張る
についてご提案させていただきます。
Googleが要求するウェブ制作会社の条件とは?!
2015年05月12日
Googleが2015年4月21日に実施したスマホ版Googleにおけるスマホ対応サイトの検索順位アップはさらに進行して以下の表のようにスマホ対応しているサイトの検索順位は明らかに上昇して、反対にスマホ対応してないサイトの検索順位は予想よりも下げられていることがわかりました。 ※2015年4月25日の前回測定結果はこちらです >>>
この表は「医療用ウィッグ」という比較的競争率が激しい検索キーワードですが他のキーワードでもこうした変化が次々に起こるようになりました。
ここでご紹介したい情報があります。
それはGoogleの公式サイトにおいて私達がウェブ制作会社と付き合う上でどのような点に気をつければ良いのかという事を発表しているということです。
これはある意味Googleという強大な力を持つ企業が日本のウェブ制作業界に突きつけている生存の条件でもあります。
ここにはどのような事が書かれているのかというと・・・・
「1. デベロッパーの照会先やモバイルサイトのポートフォリオを確認する
デベロッパーに、レスポンシブ ウェブ デザイン(RWD)の経験があるかどうかを尋ねましょう。 」
ということで明らかにGoogleが最も推奨しているレスポンシブWebデザインをウェブ制作会社に発注するよう推奨しています。
しかも、ポートフォリオ、つまり発注しようとしてるウェブ制作会社にレスポンシブWebデザインの制作実績があるかどうかを確認するように指示ています。驚きです。
さらに驚くのは単にレスポンシブWebデザインの制作実績が豊富かを確認するのではなく、それらの実物のサイトにアクセスしてそのダウンロード速度が早いかどうかをGoogleが提供しているユーザビリティーテストサイト
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
確認せよと言っています。この事はGoogleが単に私達にレスポンシブWebデザインのサイトを持つ事を指示しているだけではなく、スマートフォンという劣悪なネット接続環境でユーザーが見るスマホサイトはダウンロードが早い軽量化されたサイトでなくてはならないと言っている事を意味します。
これはつまり何を意味するかというと技量のあるウェブ制作会社に発注せよという意味でもあるのです。
単にレスポンシブWebデザインが出来るだというだけでウェブ制作会社の方は安心は出来ません。
熟練した技術力によりダウンロード速度の早いレスポンシブWebデザインというサービスを提供出来なくてはならなくなってきたのです。
この事に関しては今朝シンクロするかのような出来事がありました。
今日大阪のコンサルティング会場でお会いした私のクライアントさんが「レスポンシブWebデザインで自社のサイトをスマホ対応したいのだけどこれまで長年付き合ってきたが、そのサービスを提供していないんです・・・」と残念な表情でおっしゃっていたことです。
このままだと新しいウェブ制作会社をネットで探してそこに依頼するのではないかと思いました。
どんなに長年の付き合いがあったとしてもこうしたことが縁の切れ目になってはなりません。
以上が今回のご報告ですが、スマホ対応という条件を私達に突きつけているのは別の記事でも申し上げましたが、実際にはGoogleでは無いのです。移ろいやすいネットユーザーがスマートフォンでGoogleを使うようになったのでGoogleもある意味仕方なく対応しようとしているのです。しかし私達から見るとGoogleが突然無茶な事を言い始めたように感じしてしまうのは仕方の無いことです。
Googleだけを見ていたら駄目です。
Googleの先にいるインターネットユーザーをいつも見なくてはなりません。
Googleではなく、その先にいるインターネットユーザーこそが私達の競争相手なのです。
そして今、彼らによってB2Cサイトも、B2Bサイトも、そしてそれらのサイトを作るウェブ制作会社もふるいにかけられようとしているです。
自分は正直一事業主としては、消費税の増税よりも今回のスマホ対応のほうがキツイです。
しかし、変化を厭うのではなくそれをポジティブに受け止めたいです。
このピンチを切り抜けてチャンスに変えてリベンジをして業績アップを目指しましょう!
次回は・・・
『Googleが日本のウェブ制作会社に要求する2つ目の条件』
について報告させていただきます。
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