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2015年04月18日

連続性が無いページは直帰されてしまう

2015年04月18日
ユーザーに検索結果ページに直帰されてしまう2つ目の原因は

【2】連続性の欠如

です。

これはどういうことかと言うと・・・

(1)ユーザーが次に見るべきページへの動線が見当たらない
ユーザーがそのページを見た時にそこで満足したら検索結果ページに直帰してしまうでしょう。また、検索エンジンで見つけたページから何ページか読み進んだ後にそれ以上何も得るものが無いと判断するとそこで離脱してしまうはずです。
こうしたことを防ぐためにはそのページの次にユーザーが何を見ると得をするのか、メリットを表現した目立つリンクを張るべきです。

それが無理でも関連性が高いと思うページに目立つようにリンクを張るべきです。


そして出来れば1つのページヘのリンクだけではなく、ユーザーが自分で選べるように複数の関連性が高いページヘのリンクを張るようにしたほうがよいです。

1つしかリンクが無ければ、そのリンク先に興味を抱かない時に離脱してしまうからです。2つ以上あれば離脱するのか次のページに進むのかというゼロか1かではなく、どのページを見ようかという選択の自由が生じます。

(2)リンクが見当たらない
関連ページへのリンクを張る場所ですが、やってはいけないのは本文の文中からのリンクです。
何故かというと本文の文章をユーザーは高速で読もうとしているのでその中に色が多少変わったリンクが含まれていても見過ごしてしまうことがあるからです。これは昔ながらのテキストリンク部分を下線にして色を少し変える方法にも同じことが言えます。

ではどうすればリンクを目立たせることが出来るのでしょうか?

それは・・・

@ 一番効果が高いのがランディングページ(検索結果ページからユーザーが訪問した最初のページ)の本文が終わった所に段落改行してテキストリンクを設置する

A さらにPCサイトの場合は右向きの矢印をつけて、ここをクリックすると他のページに進めるのだというイメージを与える

B スマホサイトの場合は右向き矢印か、+記号をテキストリンクの右横に載せて他のページに進めるのだというイメージを与える

などの工夫です。

サイドメニューはそのページに関連するページへのリンクにして、かつユーザーが読み進みたい順番に変更する

本文が終わった所以外で関連ページにリンクを張るべきところは本文の左側、または右側のサイドメニュー欄です。

ただ、そこも無造作に複数の関連ページにリンクを張るのではなくユーザーが読みたいと思う順番にしてください。
よくあるミスがサイト管理者の視点に立ち見せたい順番にしてしまうことです。

ユーザー視点に立って丁度本の目次のように読み進みたくなるような順番にするようにしてください。

(3)リンクをクリックする気が起きない
直帰率を下げるためのもう一つの工夫は関連ページにリンクを張るときにクリックしたくなるようなリンクを張ることです。
機械的に何も考えずにリンクを張るのではなく、ユーザーが気になる書き方をすることです。

具体的には「?」をリンクテキストの一番後ろにつけてみたり、「秘密を教えます」だとか「暴露します」、「探ります」、「調べる」、「比較する」などとなぞめいた書き方やそれをクリックするととっておきの情報が入手できるのではと予感させるような書き方です。

リンクをクリックしてもらうためのもう一つの工夫は画像リンクではなく、テキストリンクにすることです。
何故画像リンクではなく、テキストリンクにするのかというと画像リンクは凝った画像にすればするほどバナー広告のように見えてしまうからです。

今知りたい情報を探している検索ユーザーは主観的な情報が多い企業の広告を見たいのではなく、客観的でわかりやすい情報を探しています。そのような時は広告に見えるものはクリックされずに無視されることが起きます。
こうしたことを避けるためにバナー広告のような画像によるリンクは避けてシンプルなテキストリンクに変更してみましょう。

(4)サイト内検索が出来ない
直帰率を下げる4つ目の工夫は、サイト内検索の検索窓を全ページに設置することです。
ランディングページ内やそこからリンクが張られているページに興味のあるものが見つからない場合、ユーザーはサイト内検索をするということがあります。


大手企業のサイトや有名なサイトには必ずといって良いほどサイト内検索が出来るようになっています。
米国で有名なサイト設計理論を研究しているShari Thurowさんはサイト内検索窓を設置すると直帰率が下がり、サイト滞在時間が長くなるというを報告しています。

サイト内検索の検索窓があれば、満足のゆく検索結果さえ表示されればそこから次のページに読み進んでくれる確率が高まります。

可能な限り設置を検討してください。

次回の記事では

【3】違和感がある

という問題と対策について提案させていただきます。
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