【速報】Googleが被リンクの計算方法を変更!リンク属性タグに新たに2つの種類が追加される影響を予測
2019年09月12日
GoogleがSEOの世界に大きな影響を与えるであろう重要な発表をしました。
それは検索順位を決める上で重要視されている被リンクのスコアを計算する際に使用しているリンク属性タグに新たに2つの種類を追加したというニュースです。
Googleの公式サイトには次のように書かれています:
『15年近く前に、コメントスパムに対応するためにnofollow属性が導入されました。
その属性タグはその後すぐに金銭を払うことによって得たリンクだということをGoogleに示すサインとして普及し、Webサイト管理者に当社が推奨する重要な施策の一つとなりました。
Webの世界はそれが導入された2005年から進化し、nofollow属性も進化をする時を迎えました。
本日、当社はサイト管理者がGoogleにリンクの性質を伝えるための2つの新しいリンク属性タグを導入開始しました。
それらはこれまでのnofollow属性とともに今後も使用される新属性となるもので次のものです:
(1)rel="sponsored": これは広告やスポンサーシップ、またはその他何らかの報酬を得ることによりリンクを外部サイトに張る際に使用する属性です。
(2)rel="ugc": これはユーザーが生成したコメント欄や掲示板等のコンテンツ内から外部サイトにリンクを張る際に使用する属性です。
(3)rel="nofollow": これはあなたがリンクを張るリンク先のサイトにそのサイトの品質や内容を保証または支持したく無い時に使用する属性です。』
《原文》
"Nearly 15 years ago, the nofollow attribute was introduced as a means to help fight comment spam.
It also quickly became one of Google’s recommended methods for flagging advertising-related or sponsored links.
The web has evolved since nofollow was introduced in 2005 and it’s time for nofollow to evolve as well.
Today, we’re announcing two new link attributes that provide webmasters with additional ways to identify to Google Search the nature of particular links.
These, along with nofollow, are summarized below:
rel="sponsored": Use the sponsored attribute to identify links on your site that were created as part of advertisements, sponsorships or other compensation agreements.
rel="ugc": UGC stands for User Generated Content, and the ugc attribute value is recommended for links within user generated content, such as comments and forum posts.
rel="nofollow": Use this attribute for cases where you want to link to a page but don’t want to imply any type of endorsement, including passing along ranking credit to another page."
これまでGoogleは15年以上にわたり、自サイトから外部サイトにリンクを張る時にお金をもらってリンクを張る際には必ずAタグの中にnofollow属性を記述し、リンク先のサイトにリンクパワーを与え上位表示に貢献することを避けることを推奨してきました。
【実際のnofollow属性の使用例】
しかし、今回の変更により、nofollow属性を記述を記述するのは「リンクを張るリンク先のサイトにそのサイトの品質や内容を保証または支持したく無い時に使用する」際にだけ使うように述べています。
そして外部サイトにお金をもらってリンクを張の場合は、sponsored属性を記述することを推奨し、ユーザーが生成したコメント欄や掲示板等のコンテンツ内から外部サイトにリンクを張る際にはugc属性を記述することを推奨するようになったということです。
これら2つの新属性はすでにGoogleに実装され使用開始をしたということです。
これにより今後Googleの検索順位が徐々に変化する可能性が生じました。
どのような変化が生じる可能性が高いかというと:
1、これまで外部サイトからお金をもらってリンクを張っていたのにnofollow属性を記述するというGoogleからの勧告を無視してリンクを張っていたサイト管理者が、今回の発表の影響で自分のサイトのGoogleからの評価を下がらないかと怖くなりsponsored属性を新たに使うようになる
→ それによりこれまでお金を払って被リンクを獲得していたサイトへの効果が消滅して検索順位が落ちる
2、これまでnofollow属性を含めないで外部リンクを張ることが可能だった掲示板サービスや、無料ブログサービスのプロバイダー企業が自社サイトの検索順位が下るのではないかと怖くなり、記事内から外部サイトにリンクを張る際には自動的にAタグの中にugcタグを表示するようになる
→ それによりこれまで記事を投稿して、その中に自サイトにリンクを張り検索順位アップを実現してきたサイトへのリンク効果が消滅して検索順位が落ちる
※UGC = User Generated Contentの略で、サイト運営者ではなく、そのサイトのユーザーが自由に投稿して作られるコンテンツ
3、これまで外部サイトにリンクを張る時は、全くnofollow属性をAタグの中に記述していなかったサイト運営者が急に神経質になり、自社サイトの評価を落とさないために外部サイトにリンクを張るときに頻繁に、あるいはいつもnofollow属性をAタグの中に記述するようになる
→ それにより、本来得られるはずのリンクパワーが得られなく検索順位が上がりにくくなるサイトが増加する
少なくともこれら3つの影響が今後生じることが考えられます。
すぐに影響が出ることは考えにくいですが、半年、1年後と今回の発表が周知されるにつれて影響は拡大すると思われます。
これまで金銭を払うことにより被リンクを獲得してきたサイト運営者はもちろん、記事を投稿することによりそこから自サイトにリンクを張って被リンク獲得対策をしてきた企業はリンク獲得方法の戦略を変更することを余儀なくされるはずです。
結局は、今回のGoogleの変更は無邪気にリンクパワーをサイト運営者同士がやり取りしてGoogleが目指す検索結果品質を乱さないための企業やアフィリエイターの被リンク獲得への引き締めでしょう。
今後は過去の安易な被リンク獲得対策戦略を一刻も早く改め、Googleが望む自然なリンクを集められるサイトの品質アップ、コンテンツの面白さと利便性向上にこれまで以上にフォーカスしなければなりません。
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