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【続報】8月1日のGoogleコアアルゴリズムアップデートはペンギンアップデート以来の順位変動を引き起こした!

2018年08月26日


2018年8月1日にGoogleが実施したコアアルゴリズムアップデートの続報です。

8月1日以来、非常に多くの会員さん、セミナー受講者の方から順位変動に関する情報が入ってきました。
過去25日間でいただいた相談数はGoogleが2012年から実施したペンギンアップデート以来の多さです。

ペンギンアップデートが実施された時はGoogleが過剰なSEOを実施したサイトの検索順位が著しく下げられました。

過剰なSEOというのは主に:

1、外部サイトからのリンクをむやみに増やすこと
2、上位表示を目指すキーワードをページ内に詰め込むこと


などでした。

今回のコアアルゴリズムアップデートの特徴はGoogleの発表によると検索キーワードとページの内容に関連性が高いかどうかを追求するものです。

検索ユーザーが検索した検索キーワードと関連性が高いページは順位が上がり、関連性が低いページの順位が下がるというものです。


そして私が過去25日間でいただいた相談内容から総合するとどのようなサイトの順位が下がったのかというと:

1、外部サイトからの被リンクの力によってだけ順位が高められていたサイト

2、検索ユーザーが探しているコンテンツではなく、サイト運営者が言いたいことばかりが書かかれているページ

の2つです。

1、外部サイトからの被リンクの力によってだけ順位が高められていたサイト
→ Googleは創業以来、外部ドメインサイトからリンクされているサイトを高く評価する傾向があります。
しかし、いくら外部ドメインのサイトからのリンクが多いからといって、ページに書かれている内容が検索ユーザーが検索したものズバリではなく、キーワードと関連性の低いコンテンツが多数含まれていたら検索ユーザーはがっかりするはずです。
ネットでショッピングをするときや、捜し物をする時に一人の検索ユーザーとして私が感じていたのは、最近のGoogleは検索したキーワードと関連性が低いページを上位に表示するというものでした。

2、検索ユーザーが探しているコンテンツではなく、サイト運営者が言いたいことばかりが書かかれているページ
→ これも今回順位が落とされたWebページの共通点なのですが、サイト運営者が言いたいことを言いたいように書いているページの順位が激しく落ちています。
例えば、検索ユーザーが「税理士事務所 新宿」という言葉で検索した時には、上位表示するべきページは新宿に所在する税理士事務所の案内ページです。

案内ページに含まれるべき情報は主に:

(1)事務所の所在地、営業時間、連絡先などの基礎情報
(2)事務所が提供しているサービス一覧とそれぞれの詳細ページへのリンク
(3)事務所について興味をいだいてもらうための写真などのビジュアル


です。

しかし、順位が落ちているサイトにはこれらのことがほとんど書かれていなかったり、書かれていたとしても・・・

A:そこで働いているサービス提供者の自己アピールコンテンツが非常に多い
B:事務所が提供しているサービスを説明するコンテンツが非常に多い


という両方、あるいはいずれかが見受けられます。

検索ユーザーがそもそも検索している理由、つまり検索意図は新宿にある税理士事務所の事が知りたいのですから(1)から(3)だけを素直に見せればよいのに何らかの理由で、AとBまたはいずれかをページにたくさん載せてしまうサイト運営者が多いのです。

何故そのようなミスを犯すのでしょうか?その一番の原因は、自分が、あるいは自分の会社として言いたいことを言おうとするからでしょう。

誰でも言いたいこと、伝えたいことがあるはずです。しかし、検索の世界では、検索ユーザーが知りたいこと「だけ」を素直にページ内に載せたものが勝つようになったのです。それが今回の2018年8月1日にGoogleが実施したコアアルゴリズムアップデートの本質なのです。

ただ、どうしても検索ユーザーがその時知りたいこと以外のコンテンツを少し載せたり、あるいは関連性の低いコンテンツのあるページへのリンクを張らなくてならないのが現実です。ではどうすればよいのかというとそうした関連性の低いコンテンツやページへのリンクは極力減らすことです。関係ない情報はとにかくゼロに出来なくても減らす必要があるのです。

Googleは外部サイトからのリンクやその他様々なデータを収集して検索順位を決めるシステムですが、それにしても検索したキーワードとは関連性があまり無いコンテンツがあるページを見ることは苦痛です。

Google検索は結局は何かというと世界中のWebページの情報を記録して検索可能にしたデータベースです。データベースならデータベースらしく検索ユーザーが求める情報を即時に、そして関連性が高い順番で表示すべきではないでしょうか?
にもかかわらず、ややこしい様々な要因を計算して複雑に計算をしすぎると検索順位が乱れるのではないでしょうか?

そうした意味で、今回のGoogleのコアアルゴリズムのアップデートというのはGoogleがその本業に徹するという原点への回帰であるように思えます。

今回のアップデートで順位が下がって困っている方はぜひこうした点を確認して改善してみて下さい。
それによりGoogleという巨大なWebページのデータベースの一部になり、溶け込むことが出来るはずです。
その結果、必ず検索順位が上がるようになるはずです。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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