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Googleは私達のサイトに9段階評価の内申書をつけている!!
2016年01月28日
前回に引き続きGoogleが私達のサイトをどのように評価しているのか、その評価基準である英文のGoogle General Guidelines最新版を読み解いてみたいと思います。前回は『低品質なWebページとは何か?』についてでしたが今回は『高品質なWebページとは何か?』についてです。
GoogleはGoogle General Guidelinesを用いて以下のようなスケールでサイトの品質を評価しています:
ご覧のように9段階の評価であり、左から順番に・・・
Lowest(最低品質)
Lowest+
Low(低品質)
Low+
Medium(中品質)
Medium+
High(高品質)
High+
Highest(最高品質)
のスケールで評価をしています。
では何をもって高品質だと評価しているのでしょうか?
それは:
「
高品質な評価を与えるには少なくとも以下のうち1つの基準に該当しなくてはなりません:
・高品質なメインコンテンツが十分な量ある
・該当ページやそのページがあるサイト全体がそのトピックに関して専門的で、権威があり、信頼出来る水準にある
・そのトピックに関してそのサイトの評判が高い
加えてそのページがあるサイト全体が以下の基準のほとんどに該当する必要があります:
・サイトに関する情報が十分備わっていること(例:会社概要、連絡先、サポート情報等)
・サブコンテンツがそのページやサイト全体のユーザー体験を満足させる水準にある
・機能的なページデザインにより、ユーザーがメインコンテンツに集中出来て、サブコンテンツも利用できる水準にある
・サイト全体が十分に管理、維持されていること
」
これらを要約すると結局、高品質なコンテンツとは:
1、そのテーマについて書く資格を持つ人がコンテンツを書くこと
→ そのテーマにおける経験値が高いか、資格を保持しているか、その業界において権威を持っているかどうかが問われる。
特に、不正確な情報だと社会に害を与えることになる医療、法律、技術などの分野においては厳しくこの点が問われる
2、上位表示を目指すページだけではなく、そのページが存在するサイト全体も評価対象になる
3、メインコンテンツの品質が高くてもサイトにおけるユーザー体験を高めるためのユーザビリティーも高くなくてはならない
→ 見やすいメニューや、レイアウトも必要。文字だけではなく、画像や動画などのビジュアルエイド(理解を助けるための情報パーツ)などもあったほうが良い。現実的にはページ内に様々な情報をつめこむのではなく、すっきり見やすくする必要がある
4、サイト全体がきちんとメンテナンスされていて不具合が無いようにしなくてはならない
ということです。
次に最高品質のコンテンツはどのように判断されているかというと次のような基準になります。
「
最高品質のコンテンツと評価するためには次の基準のうち少なくとも1つに該当する必要があります:
・証明された専門知識、才能、または技能に基づいた非常に高い、あるいは最も高いメインコンテンツがある
・該当するトピックにおける非常に高いレベルの専門知識、権威性、信頼性がそのページとサイト全体に見られる
・そのトピックにおいて非常に良い評判がサイトに対して、あるいは著者に対してあることが見受けられる
」
最高品質コンテンツの重要ポイントは、コンテンツの内容だけではなく、その著者の社会的評価が非常に高かどうかという点です。
結局のところ、コンテンツは「何を書くか?」よりも、それを「誰が書くか?」、そしてそれがどの程度信用のあるサイトに掲載されているかという「どこに?」という点が高品質、最高品質になれるかどうかの基準だということです。
ということは自分の立場を理解してその立場において自分の専門性や経験が活きるコンテンツを書かなくてはならないということになります。
自分が知っていることを書く、あるいは書くために必至に勉強をしたり、経験を積むことが必要だということでもあります。
企業のサイト管理をする人はこの点に気をつけなくてはなりません。
そしてアフィリエイターの方は、実際に自分が利用して体験した商材についてのコンテンツを作る必要があります。
Googleが定義する高品質コンテンツ = 個人の経験、または専門知識に基づいて作ったコンテンツ
ということになります。
そしてそれはそのまま一般ユーザーが求めるコンテンツということにもなります。
Googleの仕事は一般ユーザーが求めるコンテンツを検索結果ページの上位に表示することだからです。
以上が、GoogleのGoogle General Guidelines最新版が定義する高品質コンテンツ、最高品質コンテンツの基準です。
これまでは曖昧だったが「質が高いコンテンツとは何か?」という疑問がこれで晴れるはずです。
今後は自社サイトのコンテンツの品質管理をする際にこうした基準を御社も採用して、Googeが評価する質が高いコンテンツ作りを目指して下さい。
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