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ニューヨークで学んだ最新のSEO動向

2015年09月30日
今日は、ニューヨークで開催されているSMX 2015(Search Marketing Expo)というSEOやWebマーケティングの専門家が結集するカンファレンスに参加しました。3日間の開催期間の初日で今日から精力的に米国の最新情報の収集を開始しました。認定SEOコンサルタントのミッシェル・グリーン代表の左迫間良介さんと参加しています。

2年前にもニューヨークのSMXに参加しましたが、今回のカンファレンスもプレゼンターの質が高く、TVに出てもおかしくないほどレベルの高いトップレベルの講義がたくさんあります。

1限目、2限目はともにローカルSEOの講義でこの世界で非常に長い経歴を持っている先生たちから重要なポイントを学びました。あまりに多くの情報量なのですが本質的なポイントはスパム的にレビューを増やしたり、架空の住所でGoogleマイビジネスを登録するような稚拙なスパムはGoogleのアルゴリズムが進歩するにつれて通用しなくなってきているとのことです。そして、その地域で実際に評判の良い地域のお店がGoogleマップ検索で上位表示するようになってきているそうです。

3限目の1人目は、Content, Your Brand, and the Battle for Customers by Wil Reynoldsというもので、この方の主張は、Googleのアルゴリズムが商品を買うのではなく、人間が商品を買うのでどんな人間が商品を買うのかを理解するのが今後のマーケティングがあるべき方向だということです。アマゾンを初め有名企業の成功事例を見せてくれました。

2人目のプレゼンは Dark Search, Dark Social & Everything In-Between by Marshall Simmonds というもので、Googleアナリティクスのデータの精度が低いことを実証するデータを見せてくれてGoogleアナリティクスを使うだけでは実際の流入元の多くがnot providedやdirectという項目に入れられてしまい結局は大雑把なアクセスの傾向しかわからないようになっているという衝撃的な事実を知りました。
その他のプレンターからも通常では知ることが出来ない衝撃的な事を学びかなりのショックを受けました。

4限目はさらに衝撃的な内容でiPhone6やiPhone6sの売上が1分間に数千台も売れるほどのが爆発的な伸びがあり、Webマーケティング、特にモバイルマーケティングでGoogleに迫る存在感を示しており今後のWebマーケティングではGoogleだけを見ることは徐々に古くなり、アップルや、コルタナという人工知能を導入したWindow10を擁するマイクロソフトも対象にせざるを得なくなるということです。

この数年間はGoogleのことばかり考える時ばかりが流れ、私達はともするとGoogleのことばかり考えるという状況が続きましたが、どうやらGoogle一極から昔のように多極化時代に入るようです。

ここに誰にとっても大きなチャンスが生じます。

最後にこれら4つの講義には1つの共通したトレンドがあることに気が付きました。
それはスマートフォンの普及です。スマートフォンの普及がこれまでGoogleやYahoo!が築き上げたPCのみのインターネットを壊して、モバイル+PC+TV+ウェアラブル+タブレットなどのマルチデバイスのインターネットになったというメガトレンドです。

今後私達はそうした複眼的な視点を持つことと、急速に普及するモバイル、つまりスマートフォンを集客に活用することに力点を置き、10年、あるいは数十年に1度のこのチャンスを掴むべきだと思いました。

明日からの残り2日間の様子もご報告させて下さい。





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