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サイト制作、サイト運営は外注が良いのか、内製が良いのか?

2015年09月26日
今週一週間、クライアント企業のウェブ担当者さんや、経営者の皆さんとお会いして1つの一貫した話題は何かを考えてみました。

それはウェブページを誰が、どうやって作るかという問題です。

考えてみればほとんどのミーティングでこのことが話題になります。

現代のSEO対策はリンク対策も重要ですが、それ以上に重要なのはウェブページを自社サイトに新しく追加するという作業を実施することです。

そうすることにより新しい検索キーワードで見込み客が自社サイトを訪問するきっかけを作る事ができるからです。

そしてそれを繰り返すことによりどんどん自社サイトのアクセスが増え、それをクッキーという技術により間接的に観察しているGoogleが認識して「このサイトはアクセスが増えているので検索順位を上げてさらに多くのGoogleユーザーに見せてあげよう」という意志がプログラムを通じて発動するのです。

しかし、だからといって何でも良いのでアクセスが増えれば良いというものではありません。

問題はどのようなキーワードで検索したユーザーがそのサイトを見ているか、つまり流入キーワードに共通点があるかです。

例えば、御社のサイトのトップページを「結婚相談」というキーワードで順位アップしたければ、そのキーワードの核となるプライマリーキーワードである「結婚」という言葉が含まれた複合キーワードで検索したユーザーが御社のサイトにGoogleから来るようになればトップページが「結婚相談」で順位アップしやすくなります。

つまり:

「結婚 メリット」
「結婚 相性」
「シニアの結婚」
「結婚式場 選び方」
「見合い結婚」


などのキーワードで御社のサイトのどこかのページがGoogleの検索結果で上位表示されれば、それら「結婚」というプライマリーキーワードを含む複合キーワードでの流入が発生し、そのサイトのトップページが「結婚相談」で順位アップしやすくなるのです。

この事を実現するためには注意深く「結婚」をテーマにしたページをサイト内に増やしていくことが必要になります。

さらに言えば「結婚」だけではなく、「結婚相談」をテーマにしたページもサイト内に増やす必要があります。

例えば:
「結婚相談 比較」
「結婚相談 無料」
「結婚相談 求人」
「結婚相談所 新宿」


など「結婚」だけではなくセカンダリーキーワードである「相談」も含まれたテーマのページを増やさなくてはなりません。

そうしないとサイト全体のテーマが「結婚相談」ではなく、「結婚」になってしまうからです。

こうしたことを例え理解したとしてもそれだけでは意味がありません。

行動をしなくてはならないのです。

そこで問題になるのが誰が作るかという問題です。

企業にとってのサイト運営にはいくつかの段階があります。

第一の段階はウェブ制作会社に発注する

という段階です。

このメリットは専門家に何もかも任せて自分は本業に専念出来るという点です。

しかし、何もかも任せるというのはお金が無尽蔵にあれば簡単でしょうが、サイトというのは作ることも大変ですが、それ以上に大変なのはそれを発展させることのほうが大変なものです。

恐らく全コストの比率は長い目で見れば作るための費用が1%で、運営費のほうが99%と言っても過言ではありません。

検索順位アップを実現するためだけでなく、変化の激しい世の中に追いつくためには絶えず自社サイトの情報を編集、そして新規ウェブページを追加していかなければなりません。

1つのページを作るのに何万円もかかっていたらSEO対策も、ウェブ集客も成功は出来ないと断言しても良いのです。

だからといって全てを自社で行おうことも容易ではありません。

何故ならウェブ制作の知識、ウェブ集客の知識を学ぶのには多くの時間と一定のコストがかかるからです。

では結局、どうすればよいのでしょうか?

それは難しいものは外注して、内製化出来ることは社内でそれを実施する人材を育てるか、新たに求人することが必要になります。

外注だけをするだとか、内製だけをするだとか両極端なことではなく、両方のいいとこどりをするハイブリッド方式が現実的な選択なのです。

自動車に例えれば坂道はパワーを出すことが出来るガソリン(外注)で走り、平易な道、つまりシンプルな作業は電気(内製)で走るというような感じです。

私はコンサルティングをする場合これを無意識的にクライアントさんにアドバイスをしてきました。
恐らくそうしたないと前に車が進まないからだと思います。

次回は、どうすれば良い外注先の見つけ方と付き合い方、そして内製化をするにはどのような点に注意すべきなのか具体的なお話をさせていただきたいと思います。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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