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カルーセルによりスマホ版GoogleがさらにPC版Googleと異なるようになった!

2015年08月26日
カルーセルという表示がスマホ版Googleの検索結果に導入されて以来、スマホ版GoogleがさらにPC版Googleと異なるようになってきています。

カルーセルというのは直訳すると回転木馬、回転棚のことで、スマホ版Googleの検索結果に挿入されるようになった回転棚のようなブロックのことです。

下の図はスマホ版Googleで「AKB48」というキーワードで検索した時の検索結果です。



ご覧のように赤枠で囲った部分がカルーセルですが、いくつも表示されるようになっています。
その部分を左に向かってスワイプすると次々のそのジャンルの情報が表示されるようになっています。

下の図は同じキーワードでPC版Googleで検索した検索結果ですが、カルーセルは表示されていません。



明らかにGoogleはスマホ版Googleの検索結果表示をPC版とは変えていく方針だということがわかります。
その理由は、スマホユーザーは、PCユーザーとは違った環境にいて画面が狭く小さなデバイスでしか検索出来ないのでその状況にあった最適な検索体験を提供するためだと思われます。

どのような情報アイテムがカルーセル形式で表示されるのでしょうか?

特徴としてはソーシャルメディアの情報アイテムで情報の鮮度が求められるキーワードにカルーセルが表示される傾向があります。

英語圏のGoogleでは情報の鮮度が求められるキーワード、例えば芸能人の名前で検索すると下の図のようにTwitterの情報アイテムが複数カルーセル形式で表示されるようになりました。



カルーセルが増えてゆくことによりどのような変化が生じるのでしょうか?

1、ソーシャルメディア、YouTubeのアクセスがこれまで以上に増える

2、ユーザーが求めている情報が検索結果1ページ目で見つかるので2ページ目以降が見られなくなる

という変化です。

この変化に対する対策は:

1、ソーシャルメディア、YouTubeを活用していない企業は今からでも遅くないのでスタートする

2、ソーシャルメディア、YouTubeを活用しているが、更新を活発にしていない企業は更新を再開する
(ただし、やり方を変えないとまた効果が感じられないのでやめることになる)


3、カルーセルばかりが表示されるキーワードでの上位表示を目指すのではなく、カルーセルが表示されないキーワードを見つけてそれらでの上位表示を目指す

4、今のところGoogleは競合しているFacebookはカルーセルには表示していないので、Facebookばかりで情報発信をするのではなく、すでにカルーセルに表示されているTwitter活用に力を入れる

という4つです。

この中でも特に4のTwitter活用に力をいれるというのは忘れてはなりません。

Twitterは売上を投資家たちの期待通りには増やすことが出来ず経済ニュースなどでは頭打ちなのではないかと報道されています。

『ツイッター、売上高61%増 4〜6月 利用者の伸びは鈍化
米ツイッターが28日発表した4〜6月期決算は、売上高が前年同期比61%増の5億238万ドル(約620億円)だった。研究開発費などがかさみ最終損益は1億3666万ドルの赤字(前年同期は1億4464万ドルの赤字)だった。売上高は予想を上回ったものの、利用者の伸びが鈍化しており、成長持続への懸念を払拭できていない。』
(日本経済新聞 2015/7/29)

これは推測ですが弱っているTwitterをGoogleが飲み込もうと虎視眈々とTwitterを買収するチャンスを伺っている可能性があります。

先日GoogleがYouTubeとGoogle社がこれまで力を入れてきたソーシャルメディアであるGoogle+の連携を解消するという発表がありました。

"Google+ profile no longer needed for YouTube, other Google platforms"
『Google+のプロフィール情報は今後YouTubeやその他のGoogleサービスの利用には必要無くなる』
(USA TODAY 2015年7月28日)

もしかしたらTwitterというソーシャルメディア2位の存在感のあるTwitterの買収を狙っていることとリンクしている可能性もあります。

ただで使える集客メディアは使える時に使うという姿勢が必要です。

Twitter活用をこれまでしてこなかった方は一度見なおして見て下さい。

Googleという会社はどのサイトにどのくらいのアクセスを流し込むかを決めることが出来る強大な権力を握っています。

集客手段をGoogleだけに依存するのはなく、私達も様々なソーシャルメディア等に分散していかなくてはなりません。

それが私達のネット集客の安全保障につながるのです。
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