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このままの状態が続くと日本のネットも外資系企業ばかりになる!?

2015年06月29日
今日は数年ぶりに京都を訪問して京都商工会議所でスマートフォンSEO対策セミナーの講師をさせていただきました。

京都に行くのは本当に久しぶりのことなのでいくつもの事が印象に残りました。

1つは会場に京都駅からタクシーで向かっている途中に目についたのがスターバックスとマクドナルド、セブンイレブンの多さです。

特にスターバックスは米国の大都市のダウンタウンと同じかそれ以上の数が一定間隔で出店されていて驚きました。

これら3つの企業は元々米国に来て日本に根づいた外資系企業です。普段東京や大阪でもたくさん見かけますが、日本の古い伝統文化の集積地である京都で見るととても目立って見えました。

そこで思ったのは現在の日本のネットの世界はどうなのかという事です。

連日報道されるネット関連のニュースの大半は日本企業のことではなく、海外の企業の話題が増えているのではないでしょうか?

一例を上げると・・・

タクシー配車サービスのUber
旅行口コミサイトのトリップアドバイザー
Kobo


などの比較的新しい企業と・・・

アップル
アマゾン
Google
Facebook
Twitter
Yahoo!JAPAN
Microsoft
NAVER


などのお馴染みの大手ネット企業などがあります。

そもそもインターネットというインフラを推進するためのデバイスを作っている企業がアップルやMicrosoftですし、魅力的なコンテンツを提供してインターネットをやりたいと思わせてきた企業がGoogle、Facebook、Yahoo!JAPANなどのコンテンツプロバイダーたちです。

そして近年では、スマートフォンを利用したいと思わせてきた企業がFacebook、Twitterなどのソーシャルメディア企業です。

考えてみればインターネットというビジネスプラットフォームを創造してきたのは日本企業ではなく、外資系企業たちです。

その先には何があるのでしょうか?

それは恐らく、これまで以上に海外勢が日本に進出して日本企業と競争をするという未来です。

そのような中で私達日本人や日本企業はどうすれば良いのでしょうか?

それは彼ら外資系企業がやりづらい分野を開拓して突き抜けることだと思います。

つまり日本人の方が有利な領域を見つけて深めるということです。

幸いにして今日のセミナーで名刺交換をしていただき声をかけてくださった方たちの中では印鑑ショップの方や、日本のお茶を売っている方がいらっしゃいました。

こうした方たちと接すると自分も欧米人のまね事だけをするのではなく、彼らが感動するような日本人にこそ出来る何をネットを通じて提供できたら素敵だと思いました。

今、そうした日本人ならではのものが世界の人たちに注目されて円安も手伝って外国人達が観光客として、ビジネスパーソンとして押し寄せて来ています。

毎日日本の風景を見ている私達日本人には見えないものが彼らには見えているのでしょう。

将来の外資系企業との差別化のため、あるいは新しい事業の種を考える時にこうした視点を持てれば思わぬ商材が見つかり御社の業績がさらに伸びる可能性があることを願います。

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